中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

化粧

2006-09-22 00:08:22 | 身辺雑記
 私の家の山手に公立高校がある。夕方街から帰る時よく下校して来る生徒達に出会う。皆制服を着ているが、きちんと着ている子もあり、だらしなく着崩している子もありで、その生徒の性格や家庭のあり様も想像される。

 その中で最近目に付いたのは、2年生くらいに見える1人の女子生徒だ。付け睫毛、アイシャドウ、口紅など濃くて目立つ化粧顔で、制服の着方もだらしがない。男の子と何やら大声で話しながら歩いてくるその姿には、その年頃の女子生徒から感じられるような清潔さや清々しさなどは微塵もなく、最近の女子高校生の化粧顔にはそれほど驚かなくなっている私も、この生徒にだけは辟易する思いだった。いったいこの生徒は、このままの顔で授業を受けているのだろうか、教師は注意もしないのかなどと考えていると、この学校が創立された20年も前の頃の生徒達の姿を思い出し、何か溜息が出る思いだった。

 頑固なようだが、やはり私は10代の娘達はその年頃にしかない自然の肌の美しさを大切にしてほしい。化粧など肌が衰え始めたなと思った時にすればいい・・・と言えば、それでは遅いんです、若いうちからお肌の手入れをしなければいけないんですと「専門家」から言われるかも知れない。でも、肌の手入れイコール化粧ではないと思うのだがどうだろうか・・・などと書いているうちに空しくなってきた。

 私の中国の友人の女性達は20代半ばを過ぎているが、皆肌が滑らかで艶がある感じだ。化粧してないのだろうと聞くと、してますよと言う。化粧水やクリームくらいは使うようだ。こんな程度でいいのではないかと思う。西安の邵利明が大阪に来た時に、化粧品を買いたいというので1軒の店に案内したら、店員に基礎が何やらかんやらと、いろいろなものを並べて説明されたので彼女は面食らったように退散し、別の所でクリームを一つ買った。西安の李真は肌が滑らかできれいだが、「日本の若い人は化粧が上手で、きれいですよ」と言う。やはり若いから興味はあるのだろうが、彼女達に日本の若い女性によく見られるような派手で濃い化粧はしてほしくないと思っている。