ナチュラルな暮らし

穏やかな日常の一コマ

夏の山の家の庭

2024-08-20 | 自然観察

今年は暑い夏…原村でもわが家があるのは標高1100m位の所ですので、7月に訪れた時は30℃近くまで気温が上昇していました。今更ですが、その時に咲いていた花たちです。「ホタルブクロ(蛍袋)」は近所の土手にたくさん咲くので毎年楽しみに見ています。色の濃い花もありました。

     

     

     

 

「ユキノシタ(雪の下)」は我が家に咲いたもの…よく見ると複雑な作りの美しい花です。

     

     

 

夏は白い花が目立ちます。遅れて咲いた「バイカウツギ(梅花空木)」とたくさん咲いた「オカトラノウ(丘虎の尾)」と「ホスタ(ギボウシ)」の花です。

     

     

     

     

 

中には色鮮やかな花もあります。「マツモトセンノウ(松本仙翁)」と「フシグロセンノウ(節黒仙翁)」それに「セキチク(石竹)」です。

     

     

     

 

ブルー系の花では「ハタザオキキョウ(旗竿桔梗)」と「ムラサキツユクサ(紫露草)」です。

     

     

 

今年は「ウバユリ(姥百合)」がたくさん咲きました。咲いた後、たくさんの種をつけます。

     

 

夏の庭は草も木も鬱蒼と茂って(なかなか草刈りや手入れが追い付きません…)こんな感じになっています。

     

 

その中で元気に咲いたのは「ヤマアジサイ(山紫陽花)」です。大きな株が3つあって、どれもたくさんの花を付けました。

     

     

 

こちらは原村へ行く途中で高いのり面から垂れ下がって咲いていた「ノイバラ(野茨)」…真っ白な花がたくさん咲いて見事でした。

     

     

 

やはり原村へ行く途中で見かけた八ヶ岳連峰の阿弥陀岳です。青い空と入道雲と青い峰々…これぞ夏という八ヶ岳が見えました。

     

 

おまけは庭の木の伐採の様子です。枯れてしまった木ですが、蔓が絡みついていたので倒すのが困難で、娘婿さんの手助けを借りて伐採しました。蔓は他の木にも絡みついていたので、まずはその蔓を取り払うところから始めました。

     

     

     

 

高い所まで登って蔓を切ってくれたのは娘婿さん、木の根元の所を切ったのは夫です。

     

     

 

良い方向に木を倒すことが出来ました!庭の手入れもいつまで自分でできるのか、業者さんにお願いしなければならない時期にもなってきています。

     

 

8月になってからは何かと忙しくて、まだ一度も原村へ行けていません。今回載せたのは7月に写した庭の様子でした…

 

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夏の牛伏川自然観察会

2024-07-13 | 自然観察

牛伏川流域の自然観察会…一年に4回実施されていますが、今回は夏のものです。夏は花が少ないのですが、それでも興味深い観察ができました。注目の花はこの「クモキリソウ(蜘蛛切草)」…花の形がクモに似ているから付けられた名前のようです。エビネなどの仲間でラン科です。

     

 

もう一つ注目は「ウメガサソウ(梅笠草)」…このような丸みを帯びた花弁を梅弁というのだそうです。そして花が下向きに咲くので笠のように見えるところから付いた名前だそうです。とても小さな花です。

     

     

 

ちょうど咲いていたのは「オカトラノウ(丘虎の尾)」…虎の尾に似ていると言われるこの花は、群生して見事に咲いていました。

  

 

「キリンソウ(黄輪草)」がちょうど満開でした。

  

 

「イタチササゲ(鼬ささげ)」はその花色が鼬の毛色に似ている所から名前がついたようです。

  

 

今年新たに植えたのは「オオルリシジミ」の幼虫の食草である「クララ」です。しっかり根付いて花が咲いていました。「オオルリシジミ」が舞うのを楽しみにしています。

  

 

地味な植物で「コウヤワラビ(高野蕨)」と「ナガホノナツノハナワラビ(長穂の夏の花蕨)」です。

  

 

こちらも地味です…「ウバユリ」の蕾と「エンレイソウ」の種です。

  

 

黄色の花で「キバナノヤマオダマキ(黄花山苧環)」と「キツリフネ(黄釣舟)」です。「キバナノヤマオダマキ」はオダマキの花の最後に咲く感じで、「キツリフネ」はツリフネソウの最初に咲き出す感じです。

     

     

 

「ノハラムラサキ」か「キュウリグサ」か?ですが、とっても小さな美しい花に出会いました。

     

 

木苺の季節でたくさんの赤い実があちこちで見られました。「クマイチゴ」と「バライチゴ」の実です、「バライチゴ」の花は大きくてとてもきれいです。

  

     

 

木の花では同じように白い花で「マタタビ」の花が咲いていました。虫を呼んで受粉してもらう為に葉が白くなってきていました。

  

     

 

「ヤマアジサイ」が咲いていました。色は白やピンクでした。「タマアジサイ」はまだしっかり蕾でした。

  

     

 

色の少ない夏のこの時期、「シモツケ」のピンクが目立っていました。

     

 

木々の様子では「ブナ」の実を見つけました。「ツリバナ」も実を付けていました。

  

  

 

最後に「牛伏川」の様子です。「蓮岳橋」からと「フランス式階段工」からとその少し上流まで行ったのでその様子です。夏らしい緑あふれる流域の涼しげな水の流れをご覧ください。

     

  

     

 

おまけは「ソバ」の畑です。東山山麓線を走るとソバ畑を目にします。ちょうど「ソバ」の花盛りで一面真っ白…とても美しい光景でした。車を停めて、しばしその美しい景色を眺めました。

     

  

  

     

 

四季折々楽しめる牛伏川流域ですが、今年も夏の花に出会うことが出来た観察会でした。山麓線のソバ畑風景も印象的でした。この日の歩数は5831歩でした…歩数は少なめでしたが、坂道の上り下りと暑さで体力を使いました。この後役員の方は作業もされて、本当にご苦労様でした。

     

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浜離宮恩賜庭園のガイドツアー

2024-07-01 | 自然観察

高輪のホテルを出て送迎バスで品川駅へ、そこから浜松町まで行って下車、「浜離宮恩賜庭園」がこの日の目的地でした。私は何度も訪れているのですが、夫は初めて…昨年の隅田川クルーズでここにちょっと立ち寄った時から、じっくり訪れて見たかったとのことでした。庭園に向かう道すがら…汐留川と向かいは東京湾方面、左が庭園です。次の写真は「中の御門」です。

      

     

 

「浜離宮恩賜庭園」は将軍家の浜御殿があった場所で、江戸時代の大名庭園の代表的なものだそうです。

      

        

 

「中の御門」から入って「大手門」方面へ行ったら、ちょうどガイドツアーの集合時間でした。大手門の石垣は立派です。

     

 

ガイド歴10数年というベテランガイドさんの案内で庭園内を巡りました。まずは「三百年の松」です。江戸時代からの立派な黒松です。

     

     

     

 

この松を囲った竹垣にも注目でした。「金閣寺垣」と言われる作り方の竹垣で、名前の通り「金閣寺」で使われているのだそうです。金閣寺には行きましたが、この竹垣の記憶はありません…隣には立派な赤松もありました。

     

     

 

青空が広がって日差しは強かったですが、浜風が渡る気持ちの良い空間でした。たくさんの木々の木陰も気持ち良かったです。2枚目の写真…この赤松が剪定された後はもっと素敵なレース模様の木陰が見られたそうです。

     

     

 

左に内堀、右に延遼館(明治2年に日本初の石造り洋風建築として建てられた迎賓館)があったそうです。今は⇧のように芝生と木々の空間です。内堀は海からの水が入って来て満ち干があるそうです。杭や石垣には貝がたくさん付いていました。ここでヘビに出会いました!お堀や芝生にいたのはムクドリです。

     

     

     

  

     

 

咲いていた花たち…アジサイの大きな株があちこちにあって花盛りでした。カシワバアジサイやザクロの花とアメリカデイゴの花もありました。

     

  

  

 

アジサイの花手水がさりげなく置かれ、庭園では花婿花嫁さんの写真撮影が行われていました。

     

     

 

ハナショウブもあれこれ咲いていました。この時期ならではの花を見ながら歩きました。

  

     

 

ガイドさんお勧めのこの時期の花は「ヤブミョウガ」の花だそうです。一時期少なくなって心配したのだそうですが今年はたくさん咲いて嬉しいとのことでした。カタバミの花もあちこちに咲いていました。

     

     

 

クマザサも生い茂っていて、ガイドさんからクイズが…「クマザサから連想する歌舞伎用語とは?」でした。クマザサは隈笹と書いて歌舞伎の隈取が関連しているそうです。冬になると葉の縁が白くなるところから命名されたようです。

     

 

ここには江戸時代からの木も残っていて、大木が何本もありました。キハダの木や吉宗ゆかりのトウカエデの大木が何本もありました。

   

     

 

こちらはガイドさんお勧めのスポット…潮入の池が見渡せる八景山からの眺めです。日本庭園に近代的なビルが見える風景…これは好みが分かれるところのようですが…

     

     

 

この潮入の池の周囲には4つの御茶屋があってそれぞれ復元されています。茅葺屋根の「鷹の御茶屋」とこけら葺きの「燕の御茶屋」です。

     

  

     

     

 

ここには「鴨場」があってその築造が残されています。小覗から鴨の様子をうかがって猟をしたようです。実際に小覗にある板を打ち鳴らしたりのぞき窓から見る体験もさせていただきました。

     

     

     

 

潮入りの池の横堀まで来ると海はすぐ近くです。潮入りの池は海水を引き込んでいるので海の魚がいるそうです

     

     

 

「横堀水門」近くのちょっと小高い「新樋の口山」に登ってみました。「レインボーブリッジ」がすぐそこに見えました。この手前の水路は隅田川クルーズで通った場所でした。ここからは反対側に「東京タワー」も見えました。

     

     

 

こちらは「将軍お上がり場」です。ここは将軍が使用した場所ですが、将軍以外に使用した方が居たそうで、それは誰かというクイズ…答えは「タモリ」さんでした。「ブラタモリ」の撮影時に許可を得てここを使ったそうです…

     

     

 

この庭園内にあったマンホールの蓋(?)には松と御茶屋があしらわれていました。

     

 

ガイドツアー終了後、大手門から出て汐留JCの所の大きな交差点を渡って新橋駅に向かいました。

     

 

ベテランガイドさんの案内で広い庭園の注目箇所を巡ることが出来、良い時間が過ごせました。予定時間を30分もオーバーする丁寧な案内をしていただけて、改めて浜離宮庭園をしっかり知ることが出来たいいツアーでした…

 

 

 

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春の牛伏川自然観察会

2024-05-12 | 自然観察

5月の連休明けに「牛伏川自然観察会」があって参加しました。ここでは年に4回観察会があります。雨が上がって曇り空でしたが、たくさんの春の花に出会えました。植物ばかり羅列してありますが備忘録でもありますので、牛伏川の今の時期はこんな花が咲いているのだと見ていただければありがたいです。この日注目は「ニリンソウ」の群生でした!

     

     

 

花びらの裏側がピンクがかっているので可愛らしいです。

     

     

     

     

 

上流の湿地帯にもたくさん咲いていました。

     

     

 

上流から流れついた種から成長したのか「サクラソウ」が一株ここに居ついて大きな株になってきています。「カキドウシ」がたくさんあって、サクラソウとニリンソウとカキドウシの風景です。

     

     

     

     

 

「フデリンドウ」が増えてたくさん咲いていたのが嬉しかったです。なんと道のアスフェルトと側溝の間の隙間に一列に並んで生えている「ド根性フデリンドウ」たちを見つけました!

     

     

     

 

その他にもたくさんの花が咲いていました。白い花たちです。「クリンユキフデ」「ホソバノアマナ」「マルバコンロンソウ」です。どれも地味な花ですが可愛らしいです。

     

     

     

 

沢の所には「ヤマワサビ」が生え、林床には「ヒトリシズカ」が群生していました。

     

     

     

 

「ミヤマエンレイソウ(深山延齢草)」は主に白ですが(「シロバナエンレイソウ」とも言います)、少し色のついたものもありました。たくさん増えている場所もあって群生していました。

     

     

     

 

木々の白い花も目立ちました。木が真っ白になるほど咲いていたのは「ズミ(コナシ)」の花です。この花の蕾はピンクで可愛らしいです。

     

     

     

 

この時期の桜は白い「ウワミズザクラ(上溝桜)」と「ミヤマザクラ(深山桜)」です。

     

     

     

     

 

他の木々では「ブナ」と「ツリバナ」の実に出会いました。

     

     

 

その他に出会った花たちです。黄色で目立っていたのは「ヤマブキ」です。「ウマノアシガタ」もきれいな黄色の花です。地味な黄色の「ネコノメソウ」もありました。「ミツバツチグリ」も黄色の花です。「アケビ」の花も咲いていました。

     

     

     

     

     

     

 

薄紫色の「ムラサキケマン(紫華鬘)」と「タチツボスミレ(立坪菫)」です。青紫色の「ラショウモンカズラ(羅生門葛)」も咲いていました。これは羅生門で切り落とされた鬼女の腕に花の形が似ているところから付いた名前のようです。恐ろしい名前の由来ですが花は美しいです。

     

     

     

 

地味な植物ですが「マムシグサ」、「ハナワラビ」、「アマドコロ」、「ウメガサソウ」です。「ウメガサソウ」はまだ蕾でした。

     

     

     

     

 

広場には「カヤ(?)」の芽吹きの姿…枯草の中から新芽が出てきていました。ここには「カラハナソウ(唐花草)」も若葉が出ていました。これは秋になるとホップのような実を付けます。

     

     

 

地味な花では「ウスバサイシン(薄葉細辛)」が咲いていました。「ヒメギフチョウ」の食草になりますが、今回は葉の裏に卵は見つけられませんでした。

     

     

     

 

さて最後にこの「牛伏川」の様子です。流域の様子と4月に「信濃川」河口の見学に行った機会となった「フランス式階段工」の芽吹きの頃の様子を見て下さい。

     

     

     

 

たくさんの花に出会い、新緑の木々に出会った気持ちの良い一日でした…4時間ほどもじっくり観察しながら歩きましたが、歩数は意外と少なく4282歩でした…留まって花を見ている時間が多かったのかと思います。

   

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春の気配の山の家

2024-04-02 | 自然観察

山の家にもようやく春の訪れです。3/28に行った時はまだ雪が残っている庭でした。

     

 

「スノードロップ」が枯葉を押しのけて咲き出していました。

     

     

 

ところがその2日後、庭の雪がきれいになくなって、「スノードロップ」も気持ちよさそうにのびのびと咲いていました。

     

     

 

3/28の「雪割草(ミスミソウ)」の様子と2日後の花開いた様子です。

     

     

     

 

「スイセン」などの芽吹きも見られました。いずれも枯葉を突き抜けて元気に芽を出していました。

     

          

 

「ダンコウバイ」が咲き出し、「アズマイチゲ」も花開き、「フクジュソウ」もようやく咲きました。3/28には地面近くで咲いていたのに2日後にはだいぶ茎が伸びていました。

     

     

     

     

        

 

「クリスマスローズ」も花芽を出してきましたが、一足早くいくつもの花を開いたのはこのブラックです。なかなかシックな良い色合いの花です。

     

     

     

 

雪が消えた3月末には「クロッカス」が一斉に花開き、「チオノドクサ」も蕾をもたげ、「フキノトウ」と「シイタケ」の収穫もありました。

     

     

     

     

 

最後に野鳥たちです。野山で餌を見つけやすくなったからでしょうか、餌台に来る野鳥たちが減ってきていて、それも春の気配かもしれません。この時見かけたのはこのところ中々お目にかからなかった「エナガ」と「コゲラ」です。

     

     

 

いつもの「シジュウカラ」(後ろ姿も)と「ヤマガラ」(表情の違いも)も賑やかに来てくれました。

     

     

     

     

 

春の息吹を感じられた3月末の庭の姿でした…

   

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