9月に入って2回、牛伏川に行く機会がありました。1回目は今年100周年を迎える階段工の記念行事の為の環境整備と見学会です。雨上がりの霧の立ち込める日でしたが、階段工いつものような穏やかな流れでした。
石積み技術の説明を受けました。ここは主に「空石積み」です。
それに対してコンクリートを使っているのは「練り石積み」で、新しいものだそうです。
中心の水路に向かって「張石水路」が巡らせてあります。
この日は多くの方の参加がありました。鎌を持参して、説明を聞いて見学しながら来月の記念事業に向けて周囲の環境整備(草刈り)を行いました。ゴミ拾いも…
おかげで随分きれいになりました。記念事業には県外からも見学の方が見えるとのこと…見学しやすい環境が整ったと思います。参加記念に缶バッジをいただきました。
別の日、秋の自然観察会があって参加しました。夏から秋へと花も移り変わってきていて、この日の注目は「アケボノソウ」でした!ちょうど見ごろのアケボノソウに出会えて感激でした。花びらの先の黒紫の点々を夜明けの星に見立てて「曙草」だそうです。
「ナンバンハコベ」は可愛らしい花です。良く見るとナデシコの花のようです。
フシグロセンノウもまだたくさん咲いていました。
「シラネセンキュウ」は中国の薬草、センキュウ(川芎)に似ているそうです。蕾にも注目でした!
なごりの「タマアジサイ」…雨模様の中、その色合いが素敵でした。
「ツルニンジン」はその釣鐘状の花に注目です。根は名前のとおり高麗人参に似ているそうです。
「ゲンノショウコ」もたくさん咲いていました。整腸剤としてよく効くので「現の証拠」だそうです。「たちまち草」の別名もあるそうで、よほど効果があるのでしょう!花はとっても可愛いです。
「オトコエシ」(男郎花)が花盛りでした。ここには「オミナエシ」(女郎花)はほとんど見られませんが…
「ユウガギク」(柚香菊)はその名の通り、手折ってみると微かに柚子(柑橘系)の香りがします。
たくさん咲いていたのは「アカソ」(赤麻)…その昔、これから繊維を取って布を織ったとか…
「エノコログサ」…花穂が長く曲がるのは「アキノエノコログサ」だそうです。犬の子の尻尾と書いて「狗尾草」なのに「猫じゃらし」と言う別名も!
「ママコノシリヌグイ」…すごい名前を付けたものです! 花は可愛らしいのですが茎や葉にとげが…
今月も「ツリフネソウ」がたくさん咲いていました。特に水辺など湿気の多い所に…これは指を差し込んで「魔女の爪」と言って遊んだそうです。
最後に出会ったには「サラシナショウマ」とそこに群がる「ミドリヒョウモン」です。はっきり撮れていませんが沢山吸蜜していました。「シラネセンキュウ」にも…