ナチュラルな暮らし

穏やかな日常の一コマ

街中のアート~トビチ美術館~

2023-11-19 | ミュージアム

辰野町の商店街は「トビチ商店街」と銘打っています。空き店舗があって、開いているお店がトビトビになっているからです。その商店街の空き店舗を使ってアート制作と展覧会が実施されていました。「信州アーツカウンシル」の運営で、この団体は地域の文化芸術活動の担い手を支援しています。

     

  

 

空き店舗の様子とそこに展示されていた作品たちです。この建物は元は洋装店だったようです。

  

     

  

 

飯田線の踏切の近くにあった空き店舗(元は文房具屋さん)にはタイルのオブジェがありました。

  

  

  

 

こちらのお店にはショーウインドーの中に何やら怪しい骸骨がいました。

     

  

 

こちらは古い住宅のようでした。畳敷きのお部屋に古道具を使った作品が展示されていました。

     

  

  

 

こちらは古い倉庫…中には古布などを題材にした作品が展示されていました。

  

     

  

 

こちらは懐かしい風情の建物…中ではミニチュアの部屋などが展示されていました。

  

  

  

 

こんな倉庫や辰野町のマンホールの蓋(蛍と福寿草)を見ながら歩きました。

  

 

こちらは元ミシン屋さんだったようです。デッサンや写真の作品の展示がありました。

  

     

  

 

古い商店街の建物とアートに触れたひと時でした。この日は実家で柿もぎをし、辰野美術館とクラフト市を訪れ、その後で街中の「トビチ美術館」を歩きました。歩数は5238歩でした。そして夕食後の夜なべ仕事に130個の柿の皮むきをしました…   

 

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辰野美術館と手仕事産直市

2023-11-18 | ミュージアム

実家に干し柿用の渋柿を採りに行ったので、町内の「辰野美術館」に立ち寄りました。ここでは今「日本の真ん中で美がひらく」と題する企画展をしています。辰野町はちょうど日本の真ん中に当たる場所だとうたっていて、この土地ゆかりの作品が「長野県立美術館」から出張して来ていました。

     

     

 

辰野町出身の「中川紀元」「中村不折」「瀬戸團治」やこの町にゆかりのある「菱田春草」「荻原碌山」「山下清」等々、たくさんの作品が県立美術館からやって来ていて注目でした。1階と2階のかなりの部分を占めての企画展でしたが、どれも写真撮影は禁止でしたので写真がありません。パンフレットからです…

     

 

この美術館の3階は「歴史の部屋」となっていて、町内の遺跡からの出土品などが展示されています。ここは撮影可でしたので縄文土器などを撮ってきました。ここで注目の「仮面土偶」は「十日町市博物館」(国宝「火焔型土器」のある博物館です)へ出張中でこれはレプリカでした。「尖石縄文考古館」にある国宝の「仮面の女神」に似ています。

     

 

小さな土偶の顔やたくさんの縄文土器、それに石器などにも注目して見てきました。

  

  

     

 

この美術館に来ると必ず立ち寄るのが3階の展望回廊です。ちょうど紅葉がきれいに見えました。

     

 

こちらは辰野町のシンボル「大城山」…ここに「日本のど真ん中」の標識があります。

     

 

こちらは中央アルプスと南アルプスに囲まれた伊那谷の風景…天竜川が蛇行して流れています。車の走っているのが中央道です。

     

     

 

ここから見下ろした一角には色とりどりのテントが張られ、ちょうどこの日はクラフト市が開かれていました。美術館の後でテント内を巡り作家さんたちの作品を見せていただきました。

  

  

     

 

久しぶりのクラフト市で、各地のクラフト市巡りをしていた頃が懐かしかったです。この後、街中で開かれている「トビチ美術館」を巡りました。続きます…

 

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出早神社で紅葉狩り

2023-11-16 | 自然観察

今年の紅葉は遅いと聞いていたのですが、地元紙に「出早神社(出早雄小萩神社)」のもみじ祭りの話題が載っていて見頃との情報も…でも出かけたのは何日も後のことで少し紅葉も終盤でした。途中の道沿いの木々の紅葉です。

  

 

ここの駐車場にある「10月桜」…いつも紅葉の時期に咲きます。今年の花はちょっと少なめですが、ちょうど咲いていました。

     

  

     

 

ここから見える「富士山」です。とっても良い天気でしたが少し雲が出てきて「富士山」は霞んでいました。

     

 

「出早神社」の鳥居と参道、そして本殿と舞台です。ここは諏訪大社下社の系列で神紋は根が5つある梶の葉です。

  

     

  

  

 

今年のモミジの種類が一覧になっていました。実物の葉と名前が載ったこの一覧はとっても参考になりました。

     

     

 

それではこの境内の紅葉を見て下さい。色とりどりの紅葉と散り敷くモミジ葉が見事でした。脇を流れる横河川とモミジも良い風景でした。

     

  

     

  

     

 

この神社の続きに出早公園があって、そこは散り敷くモミジ葉がきれいでした。

     

  

     

     

公園には池があって、池に浮かぶモミジ葉…そして紅葉の木々と秋空を映す水鏡も美しかったです。

     

     

 

少し盛りを過ぎていましたが、今年も出早神社の美しい紅葉を見ることが出来ました。11/7のことです。この日の歩数は2967歩でした…

 

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黒曜石原産地を探して~星ヶ塔ミュージアム~

2023-11-14 | ミュージアム

「星降る中部高地の縄文世界 」~数千年を遡る黒曜石鉱山と縄文人に出会う旅~として諏訪郡の各市町村や長和町、そして山梨県の北杜市や韮崎市、南アルプス市、甲州市、笛吹市などが連携してキャンペーンをしていて、各ミュージアムにその黒曜石原産地までの歩数と距離、方向が表示されています。その表示を見て以来、その原産地へ行ってみたいと思ってきました。昨年その0地点かと思って行った長和町の「星くそ峠」と「黒曜石体験ミュージアム」は0地点ではなく、今年は教えていただいた「和田峠」に行ってみたものの0地点の表示はなく、「星ヶ塔」との情報もいただいたのですが、再度確認して(電話で中心となる学芸員さんと話をしました)やはり「和田峠」だと分かりました。ほぼすべてを巡ったので最後になるだろう「星ヶ塔」について知ろうと「星ヶ塔ミュージアム 矢の根や」を訪れました。(「星ヶ塔」の採掘現場は山の中にあって通常は入ることが出来ません)

     

 

この施設は下諏訪町にあって国史跡「星ヶ塔黒曜石原産地遺跡」などの埋蔵文化財を展示しています。

      

     

      

     

     

     

 

ここでやっと「和田峠」の「黒曜石」に出会いました!私の行ったのは和田峠の古峠でした…原産地の地図もあって良く分かりました。向かって右端に「星くそ峠」の表示があります。

     

     

     

 

ここには黒曜石採掘抗の原寸大ジオラマがあってその様子が再現されていました。

  

     

 

採掘については縄文前期と晩期では少し様子が違っていたようです。

     

     

 

たくさんの黒曜石や採掘に使った石器や動物の角などやその加工品も展示されていました。

  

  

  

      

 

ここには下諏訪町内で発掘された縄文土器も展示されていました。

  

  

 

このミュージアムは諏訪郡で唯一の前方後円墳「青塚古墳」の隣にあって施設からその古墳の石室の入り口が見えました。

  

  

 

黒曜石についての解説…ここに記録しておきます。

     

     

     

     

     

 

黒曜石の採掘現場について理解を深めることが出来たミュージアムでした。でもここには黒曜石原産地への歩数や距離を表示したシートが無くて、それがちょっと残念でした。この帰りに諏訪大社下社秋宮に詣でてきました。ちょうどたくさんの菊が奉納されていて見事でした。

  

   

 

ここのおみくじにはこんな可愛らしいものもありました。信州ならではのりんごのおみくじでした。

      

 

「星ヶ塔」の黒曜石原産地遺跡について知ることが出来、これで私の黒曜石原産地を訪ねる旅は終了としたいと思います…「星降る中部高地の縄文世界」の説明書きにはこう書かれていました。「日本の真ん中、八ヶ岳を中心とした中部高地には、ほかでは見られない縄文時代の黒曜石鉱山がある。鉱山の森に足を踏み入れると、そこには縄文人が掘り出したキラキラ 耀かがやく黒曜石のカケラが一面に散らばり、星降る里として言い伝えられてきた。日本最古のブランド「黒曜石」は、最高級の矢じりの材料として日本の各地にもたらされた。麓のムラで作られたヒトや森に生きる動物を描いた土器や土偶を見ると、縄文人の高い芸術性に驚かされ、黒曜石や山の幸に恵まれて繁栄した縄文人を身近に感じることができる」まさにそのように感じる旅でした…

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阿久遺跡見学会

2023-11-12 | ミュージアム

原村には「八ヶ岳美術」があってそこは「原村歴史民俗資料館」も兼ねています。その美術館主催で「収蔵庫・阿久遺跡 見学ツアー」があって参加しました。まずはこの日の諏訪湖…ワカサギ釣りの季節になって舟がたくさん出ていました。田んぼの稲わらもなくなって冬支度が進んでいるようでした。

  

 

中央道脇の紅葉が進んでいてきれいでした。

  

 

原村にはいくつもの縄文遺跡があるのですが、この「阿久遺跡」は中央自動車道の建設に伴って発掘された遺跡で、縄文前期の最大級の大集落と判明されて注目されました。そこで発掘されたものは収蔵庫に保管され、遺跡は埋め戻されてその上に中央道が建設されました。

     

  

 

この「阿久遺跡」は八ヶ岳の裾野にあって、東に八ヶ岳をきれいに望むことが出来ます。北東には蓼科山も見えます。

     

  

 

この遺跡は埋め戻されて林になっていますが、その脇に出土品の収蔵庫が建っています。普段は閉まっていますが、この日は見学ツアーの為に開けられました。内部を原村文化財係の学芸員さんが解説してくださいました。内部の棚には所狭しと出土品が並んでいました。

  

  

 

ここで学芸員さんが選んで見せて下さった縄文土器たち…中々趣ある土器たちがたくさんあって興味津々に見せていただきました。

    

  

   

     

 

黒曜石も原石から矢じりなどの加工品迄たくさん収蔵されていました。

  

     

 

たくさんの収蔵品があって、この地でいかに多くの縄文人が暮らしていたのか納得できました。予定を越える2時間以上の時間をかけてお話を聞き、収蔵庫の内部を見せていただきました。外に出て、こちらから縄文人も同じ光景を見ていたとお聞きした八ヶ岳や蓼科山そして甲斐駒ヶ岳を改めて感慨深く眺めました。

  

     

 

「阿久遺跡」のあった場所は埋め戻され、途中に中央道が通っていますが、縄文人が食料としていたであろうドングリやクリの実る木々が植えられた林になっています。この林も秋の紅葉で美しかったです。

   

     

 

縄文人が食べていたとお聞きした「ドングリ」がたくさん落ちていました。モミジも何本かあって紅葉がきれいでした。

     

  

  

 

中央道の西側にも行ってみました。こちらもドングリやクリの実る木々とモミジの林でした。

  

  

  

     

 

最後にこの見学会に関連したパンフレットと資料です。パンフレットは「八ヶ岳美術館」のものと「北杜市考古資料館」、「井戸尻考古館」、「八ヶ岳美術館」での3館共同企画展の案内です。資料は「阿久遺跡」の冊子と諏訪地域の縄文遺跡のガイドブック…どれもとってもいい内容の資料で手に入って嬉しかったです。

  

  

     

     

 

いつも気にして横目で見ながら通り過ぎていた「阿久遺跡」の埋蔵文化財収蔵庫…丁寧な案内と共に見学できて良かったです。良い天気のこの日、縄文人に思いを馳せたひと時でした…

 

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