ナチュラルな暮らし

穏やかな日常の一コマ

初冬の諏訪湖と野鳥たち

2024-12-11 | 自然観察

すっかり寒くなって八ヶ岳も白くなりました。そんな初冬の諏訪湖の様子です。

     

     

 

湖面に霧の立つ日もあります。ただ私が出かけるのが遅いので、すでに霧は晴れて向こうの山裾に漂っている状態です。

     

     

 

寒くなって渡りの鳥たちがやって来て湖も賑やかになって来ました。これは横河川河口付近です。

     

     

 

この日はここから釜口水門方面へ行ってみました。諏訪湖へ流れ込む川はたくさんありますが、流れ出す川は天竜川の一つだけです。その始まりが釜口水門です。

     

          

 

岡谷市では土用の丑の日だけでなく寒の土用丑の日もアピールしています。

     

     

 

ここから眺める諏訪湖です。

     

     

 

天竜川の方から見た水門です。ここにはこんな案内板もありました。サイレンは聞いたこととがありませんが…

     

     

 

水門近くの湖ににいたのは「カンムリカイツブリ」でした。潜水が得意な水鳥です。

     

     

 

水門の直下にいつも「ミコアイサ」がいたのですが、そこには「ダイサギ」が集団でいて、「ミコアイサ」は少し下流にいました。

     

 

「ミコアイサ(巫女秋沙)」の♂はその白い姿が美しいです。それを巫女に見立てて名前がついたようです。眼の周囲に黒い斑紋があることから「パンダガモ」とも言われます。♀は茶色の頭で地味な色合いです。

     

 

     

     

 

「オオバン」と「ミコアイサ」です。

     

 

まだ渡ってくる数が少ないようですが、それでも今年も「ミコアイサ」に出会えて嬉しかったです。

     

          

     

 

最後に釜口水門付近で「ワカサギ」釣りをする方々の姿です。この辺りは「ワカサギ」が良く釣れる場所なのか、いつもたくさんの釣り人がいます。釣り糸はいくつも釣り針がついていて、投げ込むとすぐに釣れているようでした。

     

     

     

 

寒い日でしたが、良い天気で、湖の水鳥たちにも出会えていい時間が過ごせました…

         

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諏訪市美術館の学校連携展

2024-12-08 | ミュージアム

美術館巡りが続きます。「諏訪市美術館」では毎年「学校連携展」を実施していて、今年度の企画は「豊田小学校+矢島与萌(やじまともえ) 路傍のかゃみぎゃみ~今わたしのそばに~」のテーマでした。この日、「矢島与萌」さんのギャラリートークがあるというので出かけました。「矢島与萌」さんは岡谷市出身の陶芸作家さんです。今は岐阜県多治見市で教鞭をとりながら作陶をされておられます。この日は小学生と共に取り組んだ作品作りについてお話しいただきました。

          

          

          

 

矢島さんは諏訪地方では身近な存在としてある「道祖神」を取り上げて、子どもたちのよりどころとなる道祖神づくりをサポートされました。「神々」と言うほど仰々しくなく「かゃみぎゃみ」という言い方でも許してくれそうな、自分ならではの道祖神を子どもたちは作り上げていました。子どもたちの作品はたくさんあったのですが、写真はこれだけ…中心にあるのは矢島さんの作品です。

     

 

矢島さんは、絵を描くような感覚で陶芸に取り組んでおられるそうです。様々な道祖神の作品が展示されていました。

     

     

     

 

「諏訪市美術館」は昭和3年に建てられた「片倉館」の付属施設を使っています。昭和31年に片倉組より建物が寄贈され、美術館として開館しました。県内初の公立美術館、国内でも5番目にできた公立美術館だそうです。古い建物が生かされた雰囲気ある美術館です。

     

     

     

     

 

こちらは階段と1階の展示室…柱や天井は「片倉館」と同じような作りになっています。レトロな雰囲気の中での作品鑑賞も良いものです。

     

     

 

こちらがその外観です。「片倉館(国の重要文化財)」と相まってこの建物は国の登録有形文化財になっています。

     

 

この日、「片倉館」周辺はマルシェが開かれていて賑わっていました。良い天気で名残の紅葉もきれいでした。

     

     

 

子どもたちの思いのこもった陶器の道祖神たちにも感動でしたし、矢島さんの作陶への思いもお聞きしたうえで作品を鑑賞でき、胸打たれるものがありました。お父様と仕事繋がりがあったのと、ご両親の今やっておられる古民家カフェ「指北庵」(「ふるカフェ系 ハルさんの休日」でも取り上げられました)にも何度も行ったので、ご縁があったことのお話も出来、とって良い美術館での一時でした…

    

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金工作家「香取秀真」の作品に会う~松本市美術館~

2024-12-05 | ミュージアム

今まで「香取秀真(かとりほつま)」という金工作家さんの名前は聞いたことがあっても、じっくり作品を見たことがありませんでした。今回、松本にもゆかりがあって生誕150年、没後70年とのことで「松本市美術館」で企画展がありました。終了まじかの展覧会に駆け込みました。「松本市美術館」は「草間彌生」色が強いですが(外観はまさにそのもの)さまざまな企画展を開催していて楽しめます。

     

     

 

11月末でしたが、紅葉がきれいでした。

     

     

 

「香取秀真」は金工(金属工芸)の巨匠と呼ばれていて、たくさんの作品を残しています。東京芸大出身で後に東京芸大の教授も務めました。妻が塩尻市出身ということもあって松本は訪れることも多く、戦時中の3年間は松本市に疎開していました。正岡子規門下の歌人としても知られ、松本の文人たちとの交流もたくさんあったようです。松本市内3か所のお寺の梵鐘も制作しています。

     

     

 

展示室内は一切撮影禁止となっていて写真はありません。パンフレットからです。金属工芸では銅や鉄、真鍮などをとかして型に流し込み、冷やして取り出し、磨いて仕上げます。香炉などの小さなものから花瓶や置物、それに梵鐘などの大きなものまでさまざまな作品を生み出し、工芸家としては初めて文化勲章も受けています。

  

          

 

鑑賞用だけでなく実用も兼ねた作品は用と美を備えて格調高く、一つでも家にあったら生活も変わりそう…そんな雰囲気で見ごたえありました。また歌人としても作品も展示されていて、その書画にも注目して見てきました。

近くのイオンモールにも立ち寄りました。空き地にあった懐かしい手押しポンプの井戸です。ここの生け垣にも「アベリア」があってまだ花が咲いていました。

      

       

 

イオンモールのクリスマスツリーは前回載せたので省略して、ラウンジに貼ってあったこのポスターに注目でした。「三ガク都 松本」…岳都(北アルプスへの玄関口)、学都(古くからの学校が多く日本一古い小学校の開智学校もある)、楽都(スズキメソードやセイジ・オザワ松本フェスティバル等)の三拍子そろった良い街だと私も感じます。

     

 

こちらは「東山山麓線」の風景です。里山はもう晩秋の色合いで、里の柿の木の赤い実が目立っていました。ドーム菊が並んで咲いている風景も山里ならではでしょうか…北アルプスは雲の中でした。

     

     

     

     

 

こうした工芸作品を見るのは昨年の超絶技巧の企画展(2度目の「超絶技巧、未来へ!展」~長野へ~ - ナチュラルな暮らし)以来…久しぶりの金工作品に注目でした。

 

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晩秋のウォーキング

2024-12-03 | ドライブと散策

11月末のウォーキングの記録です。この日は市内の「柴宮(東堀正八幡宮)」を出発点に北東部の高台を歩きました。正八幡大神を祀っている神社です。諏訪の神社らしい御柱がそれぞれに立てられている風景にも出会いました。

     

     

     

 

近くの「平福寺」の境内を通り抜けて山裾の「鎮神社」に向かいました。なごりの「ドウダンツツジ」の紅葉がきれいでした。

     

     

 

「鎮神社」はそのお社の前にある2本の「サワラ(椹)」の大木が見事でした。

     

 

山に向かって歩くと西に中央アルプス「木曽駒ケ岳(西駒)」、南に南アルプス「甲斐駒ヶ岳(東駒)」が見えました。

     

     

 

眼下には「諏訪湖」も見えました。この山の下を今トンネルが堀進められています。国道20号線のバイパス工事(岡谷インターから諏訪市方面へ)です。岡谷市側はすでにできていますが、その先がなかなか進んでいません…

     

     

 

山沿いの墓地の近くにはお地蔵さんが並んでいて、手編みの帽子がかぶせられていました。古い石塔(江戸時代の年号が読み取れるものもありました)がたくさん並んでいる場所もありました。

     

     

 

歩いた場所にはもう花はほとんだなくて名残の「アザミ(薊)」と「セイタカアワダチソウ(背高泡立草)」だけでした。「センダングサ(栴檀草)」はすっかり種(ひっつき虫)になっていました。

     

     

     

 

ここの場所から「富士山」が見えるはずですが、この日は雲に隠れてしまっていました。次の写真は中央道の岡谷ジャンクション方面と中央アルプスです。

     

     

 

モミジの紅葉が散って敷き詰められた場所があってきれいでした。影は写真を撮っている私です…

     

     

     

 

風に揺れる「ススキ(芒)」と名残の見事な色の紅葉と、たわわに実がついた柿の木の様子…どれも晩秋の風景でした。

     

     

     

 

晩秋の山の辺の道のウォーキングでした。この日の歩数は9652歩でした…

 

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