教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

今年お初のジョウビタキ♪

2015年10月29日 | 生き物

爽やかで美しかった10月もあとわずかとなりました。

振り返れば作品展が2つあって今月は書類をつくって
印刷、印刷、インクと用紙を買いに行ってまた印刷・・
パソコンとプリンター前にいつも張り付いていた印象で
なかなかのんびりできる時間がありませんでした。

今になってようやく小休止。久しぶりに近所の川沿いを歩きました♪

すると、嬉しい出会い!

大好きなジョウビタキです~♪
この場所では冬の時期、よくモズが見られるのですが
蜜柑色も鮮やかなジョウビタキのオスが陣取っていました。

お天気がいいなぁ~と青空を見上げると

カラスと猛禽が追ったり追われたりを繰り返していました。
猛禽のほうがカラスよりすこし小さいのかな?


目の下に特徴ある線!なんとチョウゲンボウのようです。

こんな近所で・・・驚きです。川沿いのまわりは住宅や工場があり
緑が深いというわけではないのです。


小さな公園のハーブ畑にいくとまだボリジの花が咲いていました。
ずっとpoリジだと持っていたのですがboリジの呼び名が正しいのですね。
眼鏡を買わなきゃダメかな?


ブロンズフェンネルにキアゲハの幼虫が♪
無事蛹になって冬を越せますように!


秋らしいシジミチョウ代表!のウラナミシジミ
もうだいぶ翅がいたんでいました。


柿の木にエナガちゃんたち。なんて可愛いんでしょう!

撮った画像を見ると虫より鳥が多い。日が暮れるのも早い・・。
秋の深まりを実感する近所散歩となりました。


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Aさんの新作日本画3点

2015年10月29日 | 教室風景

Aさんの日本画の新作を3点ご紹介いたします。


「ネコジャラシ」  日本画  F6

初夏に繁茂したエノコログサが実りの時をむかえています。
木々の間から射し込む光が穂を照らしその愛らしいシルエットを
浮かび上がらせています。暗くなるまで遊んだのどかな頃が思い
出されるような、親しみと郷愁が感じられる作品です。


極細の線で描かれた穂の表情の素晴らしさ、華麗さに目を
奪われます。強弱をつけて描き込まれた葉や煌く絵の具で
表現された光の帯も変化に富んで美しく、見応えがあります。
よく見れば小さな生き物がいたりして見る者を楽しませてくれます。

2作目です。


「路の花」  日本画  F4

ぽとりと落ちた真紅の椿。まわりに桜の花びらがあるところを見ると
三月下旬、新しい始まりを予感させる頃です。花についたアスファルト
の破片が、形あるものはいつか塵にかえることを思わせ、その
人工的な風合いも散る花とともにあると趣深く感じられます。


暗色の背景に赤と白が映えています。粒子の粗い岩絵の具と
強い線を駆使して描かれた風化し始めのアスファルトの表情は
実にいきいきとしてどこを見ても面白く、なめらかで張りのある
花びらと好対照です。艶やかで深い味わい作品です。

3点目です。


「春嵐」  日本画  P10

北海道の大地から厳しい冬が去りふたたび嬉しい春がめぐって
きました。 春の突風が吹き広大な畑の土の粒子をまきあげます。
何代にもわたる営みによって形作られた土地とともに今を生きる
人の力強さと凄みが大きな刷毛さばきで見事に表現されています。


立つ人は地に深く根を張る大木のように存在感があります。人物は
もちろん、畑もすみずみまでしっかり描き込んだあと、すべてを
物語る土煙を表しました。岩絵の具の粒子の粗さを使い分け
土地の広大さや乾燥した土、風の流れを丁寧に表現されました。

表現したいテーマが明確で、それに適した表現方法は何かを
いつも研究されているAさん。次の作品も楽しみです。
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Aさんのページに制作順に掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。


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