教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

今年最後の教室日

2013年12月21日 | 教室風景

12月五回目の教室日はめまぐるしくお天気の変わった一日と
なりました。



午前中、Iさんが日本画作品を完成させました。
ところが私が作品撮影をうっかり忘れてしまったため
ご紹介は年明け・・申し訳ありません!



今年の最後の日だったので皆さんと年末のご挨拶♪
おかげさまで2013年も無事笑顔で終えることができました。
今年もお世話になりましてありがとうございました!

早朝の森は前日の雨でしっとりとし、それほど寒くもないので
気持ちよく歩くことができました。



長いこと涸れていた小さな池が復活していて
冬空を映していました。
来年もヤマアカガエルの産卵が見られるかな♪



お昼には素敵な青空!
日差しは強いし、何か虫がいるかもしれません♪

ハンノキでしょうか。臙脂色のひも状のものが
たくさんぶら下がっているのを眺めていたら



一個だけイラガの繭がありました。
来年6月ごろ、先端がぱかっとひらいて成虫が出てくるのでしょうか。



12時半ころ東の空を見ると白い雲がもくもくと
立ち上ってきているところでした。
その2時間後、にわかに冷たい突風が吹き、空が暗くなった
と思ったら霙が降り出しました。寒~い!
教室の中で午後クラスにいらした皆さんとあったかいお茶で
温まりながら激しい降りを眺めました。

次の教室は来年1月10日。3週間のやや長い冬休みとなります。




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

どろどろの足あと

2013年12月20日 | 生き物

最近の野良猫にゃんきち(女子)の様子はどうかな?
姉のリコーCX-6の撮影画像を見せてもらうと・・

あらまっ!
お尻がはみ出るほどの小さなプランターにのっています。
目つき悪し・・。

いくら植物が枯れているとはいえ、痛くないのでしょうか。
このところはここがお気に入りなのだそうです。



こちらは散歩コースの田んぼにて。
よそさまの畑に侵入してもぞもぞしていたというにゃんきちに



「にゃんきちーっ!」
よせばいいのに母が大声で呼びかけたそうで
振り向いた瞬間の顔がこちら。鼠でもいたのでしょうか、
目がいきいきとしています。

そんなどろどろの足で縁側に上がって



母のエプロンもどろどろ。
呼ぶと来るのもこんな風に抱きかかえられるのも母だけで
どれだけ汚れていたって気にならないようです。

先日秘かに廃棄するはずのボロボロボアシーツを縁側に置いてみた
のですが、姉の目撃情報によればにゃんきちはそれをまたいで
歩いているそう。私の怪しげな匂いが漂っているのかもしれません。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サルトリイバラでリース作り

2013年12月19日 | その他

Hさんがクリスマスリースを作るために購入された
サルトリイバラを一枝分けてくださいました。

昨年は玄関用に大ぶりなクリスマスリースを製作しましたが
今年は少し小ぶりなものを作るべく、いただいた枝をぐるっと丸めて
ワイヤーで止めて・・さてどうしようかな?
その段階で作業が停止していたのですが、姉が持っていた
素材を加えかなり協力してもらい先日完成したのが下のもの。



松ぼっくりもスプレーして明るくし、色数をしぼって
全体を金色でまとめたのでサルトリイバラの赤が映えました♪



モミジバフウの実も。



大粒で真っ赤な実が綺麗です。Hさん、ありがとうございました。

サルトリイバラといえば、森の中で見つけるとワクワクする植物。
どの季節も美しい表情をもっていて、しかも大好きなルリタテハの
幼虫の食草!あの迫力ある幼虫の成長を見守る楽しみもあります。



10月頃の実。すこし赤味がかっています。
真っ赤になるのはもっと寒くなってからですが、いただいたような
鮮やかな実にはめったに会えません。



この青い実は7月、梅雨の頃に撮影しました。



4月初旬に見かけた雌花。
サルトリイバラは雌雄異株なので、受粉して実がなるのは
こちらの花です。



百合の花のような形をしたこちらが雄花。

現在森で見かけるサルトリイバラは葉も残った実も褐色。これから
厳冬期は眠りについて、瑞々しい新芽が出てくるのは来年3月。
冬は始まったばかりなのに今からその日が待ち遠しいです。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Aさんの日本画完成

2013年12月18日 | 教室風景

Aさんは水辺にひろがる光景を描かれました。



「 菱 」       日本画   F10

いったい何枚あるのでしょう。艶やかなヒシの葉が画面いっぱいに
広がっています。晴れた空を映した水面は深く澄んだ色をたたえて
変化に富み、葉をくっきりと鮮やかに浮かびあがらせています。
手前から奥まで一枚も同じ葉はなく、自然と見入ってしまいます。

近づいてみました。



厚く塗り重ねられた岩絵の具は美しく発色して堅牢な絵肌をつくって
います。隅々まで配慮された線の強弱、岩絵の具の粒子の粗さ、色の
変化は画面に心地よい大きな流れをもたらしています。おかげで
見る者は飽きることなく作品との幸せな対話が続けられるのです。

Aさんの驚くべき根気強さと細やかさは作品を輝かせています。
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Aさんのページに制作順に掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

12月四回目の教室

2013年12月17日 | 教室風景

12月四回目の教室日は爽やかな晴天♪
よい光線のもとで制作できました。



湿度が低いので乾くのが速いのはよいけれど
お皿の上のニカワがすぐ固まるのは厄介です。
膠加減に細心の注意をはらいながら描いてゆきます。

リュックを前にも後にも背負った小学生たちが本館のほうへ
去ってしまうとあたりは静か。小鳥たちのさえずりとエアコンの
不思議な音だけがアトリエに響いていました。

この日も道路が混んでいて森に到着するのが遅れてしまい
朝の散策は少しだけとなりました。



森に残る華やかな彩りを探してみるとまだまだありました。



興味津々にこちらを観察するヤマガラちゃん。
ふっくり可愛いお尻がみえています♪

クスノキの大木になにか猛禽がとまっているな・・・
遠くから細長いフクロウのように見えたこの鳥。
一枚撮ったところで飛び去ってしまいました。
羽の内側が白く見えたけれどノスリかな?

モミジがうっとりするような輝きをはなっていました。



次の金曜日がいよいよ今年最後の教室日。
4日後のその日まで紅葉は残っているでしょうか。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初冬の彩り

2013年12月16日 | 散歩

12月はあと2週間!どのお教室も年末の分は前倒しとなって
お休みがなく、いつにもましてバタバタする毎日です。
でも朝早い時間はあいている♪と思いなおして近所の公園へ。

もみじは真紅となっていました。



まだ青いもみじもあって



クヌギの黄金色が冬空に映えていました。



残った葉は鮮やかな黄色のイイギリも



順調に冬支度を進めていました。



落葉のなかにきれいな黄緑色が見えました。
ウスタビガの繭です~♪まだ中にいるようだけれど
無事に羽化できるのでしょうか。成虫も美しいのですが
そういえば今年は会えなかったな・・。



梅の木の根元に、お腹の大きなハラビロカマキリがいました。
次の世代を残す余力が残っているのか、近づいたらサッサと
移動し始めました。

私もサッサと帰ろ・・。早歩きのおかげで暖かくなった朝でした。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Sさんの新作水彩画2点

2013年12月15日 | 教室風景

Sさんが水彩で描かれた風景画2点をご紹介いたします。



「葛飾柴又」   水彩画   F6

下町情緒あふれる帝釈天参道。江戸時代から続く店もあるという
その街並みはどこか懐かしい風情です。柔らかいタッチで細やかに
描かれたそれぞれの店は見るほどに味わい深く、実に自然で
人々や道におちる影までもがのんびりと平和に見えます。

近づいてみました。



人物を良く見れば、映画「男はつらいよ」の寅さんではないですか!
奥の茶の間から里帰りした寅さんに気付かず噂話する皆の笑い声が
聞こえてきそうです。画面を大きく占める陰色は何とも美しく穏やか。
昭和のよき頃を思い出させる楽しい作品です。

次の作品です。

「三 門」   水彩画   F8

山門に見える濃い影と白い屋根に夏の強い日差しを感じます。
階段の両側にはさまざまな種類の植物が入り混じり、複雑で
面白い表情を見せています。木漏れ日によってつくられた階段の
模様もドラマチックに、見るものを奥へ奥へといざないます。

近づいてみました。



Sさんは鉛筆による下書きの段階においても極細線で葉一枚
手を抜くことなく描かれ、着色に入ってからも慎重に進められるため
完成までに長い時間を要します。だからこそ静かで優しい風が
画面全体に流れ、どこを見ても心地よく清々しいのです。

枚数を重ねるごとに色の階調の幅も増え、作品の味わい深さも
増してきたSさん。次の作品も楽しみですね。
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Sさんのページに制作順に掲載されています。ぜひこちらも
ご覧下さい。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

12月三回目の教室

2013年12月14日 | 教室風景

12月三回目の教室日は朝から快晴♪
けれど寒風の吹きすさぶ少し寒い一日でした。



大きさも内容もそれぞれの課題に向き合う皆さん。
お互いのデッサン、水彩、日本画の骨描きから仕上げまで
さまざまな段階の作品を見ることも非常に勉強になります。
お仲間がいると楽しいですね☆



午後にAさんが日本画作品を1点完成させ、
Sさんの水彩画作品2点を撮影できました。
順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆

この日も強風のなか森を散策しました。

木の葉が風に舞い上げられるなか、時折白っぽいものが
風にさからっていたので近づくと、フユシャクの仲間でした。



遠くまで種を飛ばしたいコバノカモメヅルにとっては恵みの風。
種入りサヤは残り少なくなっていました。

日陰は寒い!



日向では色も綺麗です。コナラの若木もしっかり冬支度。

今の紅葉はどうかな?とミズキの谷のほうへ行き
普段前を通り過ぎるだけの池をのぞくと・・・



目の前の止まり木にカワセミがいました♪
この森で会うのは数年ぶりです~!

ときどきこの池に立ち寄ろうと思いながら
モミジの木の集まるところに行けば



まだまだ紅葉は見頃でした♪
日に透けた葉にうっとり・・。久しぶりにたくさん写真を撮りました。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

晩秋の庭

2013年12月13日 | その他

よそさまの綺麗なお庭を見るにつけ
我が家のジャングルのような庭を振り返りため息・・。
今年もあまり世話ができませんでした。

それでもいくつか咲いてくれた小菊たち。
以下はリコーCX-6で撮影した接写の鬼(姉)の画像です。



記事を振り返ってみると病床の父の指導を受けながら
菊作りを姉とはじめた2008年と、その菊を差し芽で増やし
さらに苗を多種類購入した2009年、頑張っていたな・・。

これらの菊はその頃からのもので、ずっと父が更新し続けていた
大菊の厚物、管物はなくなってしまいました。



小菊は過酷な状況にも耐えています。



この小菊だけはかなり昔からあるもの。
一生懸命世話していた頃は薬の種類を変えながら
何回も撒いて、それでも虫はついていたのに
何もしなかった今年の菊の方が虫も病気も少ないような。
土壌が健康になったのかもしれません。



盆栽用の小菊も元気!
上の菊と似ているけれどこちらのほうがとっても小さい。

白かった花びらが最盛期を過ぎると少しずつ
赤っぽくなっていくのも綺麗です。

姉のカメラにはこんな画像も。



母のひざの上にのって一心に顔を見つめる野良猫にゃんきち(女子)。



はっ見られた!?

父が元気な頃は朝早くから暗くなるまで庭にいました。
いれかわるようににゃんきちが現れ、日々縁側に佇む様を見るにつけ
まるで母が寂しくないように天からつかわされたみたい。
などと時々思うのですが、やはり偶然かな~?





  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Mさんの新作水彩画

2013年12月12日 | 教室風景

Mさんは可愛らしい春の花を描かれました。



「こでまり」   水彩画   F4

五弁の小さな花が集まって手毬のように見えるこでまりの花を
実物よりもかなり大きく描かれました。小さな花はひとつとして
同じ表情はなく、花びらの重なりを繊細に表した淡い影色と
動きのある柔らかな空間の表現が白い花をより輝かせています。

近づいてみました。



淡く濃く表情豊かに入れられたさまざまな緑色は奥行きと
広がりを感じさせます。めしべおしべまで細やかに観察された
ことでこの花の愛らしさ美しさを再発見され、その感動が
画面全体に伝わって空間をふるわせているようです。

枚数を重ねるごと、筆遣いに変化が見られるMさん。次作の
風景画も楽しみですね☆
過去の作品は
HP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の
中の
Mさんのページに掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする