教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

冬支度の森で

2013年12月11日 | 生き物

晴れた休日。
秋の初めにさんざん蚊に刺された森へ、ふたたび出かけてみました。



あたり一面落葉のじゅうたんが広がっていて
蚊はもちろんおらず、良い香りのなかのんびり散策できました。

一歩踏み出すごとにふわふわ飛び立つものが。

ようやくとまってくれたので見てみると、フユシャクの仲間でした。
冬期に成虫が発生するという変わった蛾。
ちょうどピークにあたったかと思うほどたくさん舞い踊っていました。



枯葉の中にはふらふらしたナナフシに



何度飛んでも同じ場所に戻ってくる、元気なアカタテハがいました。



コムラサキシキブよりも粒の大きいヤブムラサキ



ノササゲの紫色も素敵でした~♪

なんといっても嬉しかったのは



カラスザンショウの幼木にアゲハの幼虫を見たこと!
帰宅してから調べたら、この幼虫はモンキアゲハのようです。
初めての出会い♪こんな目立つ場所にいて鳥に狙われないか、
真冬になる前に蛹になれるか心配なところです。

豊かな森はいつ歩いても何かしら出会いがあって楽しい♪
年内にもう一回ぐらい来れるといいけれど、ちょっと無理かな~?


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12月二回目の教室

2013年12月10日 | 教室風景

12月二回目の教室日は朝からお日様が出たり隠れたり。
空気もひんやりして初冬らしいお天気でした。



アトリエは皆さんの熱気であたたかいのに
皿の上の膠はすぐ固まるので電熱器が大活躍です。



午後にMさんが水彩画を一点完成させました。
後ほどご紹介いたしますのでお楽しみに☆

この冬初めてのマフラーを首に巻き、朝の森を歩きました。



今年は生り年のコバノカモメヅル。
11月初旬からサヤがひらいていたのでもう種は残っていないだろう
と思っていたけれど、まだありました。先月は風が弱かったのかな?



紅葉は進んでいました。



横浜自然観察の森の中で紅葉が見られるところといえば
ミズキの谷。お昼に行ったら木漏れ日がきらきら・・☆



朝8時頃は影が多く、この朝などは特に日差しが弱くて
色が出ませんでした。なのでこの画像と下の画像は
6日金曜日の朝の様子。

 3日後の今日の方が赤が鮮やかに見えました。
この場所の紅葉は今週中が最盛期かもしれませんね。


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元気なムラサキツバメに会う♪

2013年12月09日 | 生き物

先日から急に冷え込んできましたね。
4日前はとても暖かかったのに・・。日差しも眩しいほどだった
その日、近所の公園の紅葉の進み具合を見に行きました。



クヌギの葉はだいぶ落ちたけれどもみじの赤は鮮やか♪



コナラは赤銅色♪



まだ見頃の小菊に



狂い咲きのクレマチスが。
こんなポカポカ陽気では花も調子が狂ってしまうかも。

あっ、何か飛んだ!



尻尾のような突起があります。ムラサキツバメです~♪



翅をひらいたらこの美しさ!ピカピカのメスでした♪



ルミックスGF-1で撮ってみたら可愛い眼もよく写りました♪
やっぱり上のペンタックスK-rくんの表情とは違います。
どちらにしてもうっとりするような色です。

この公園にも集団越冬している場所があるのでしょうか?
房総半島では見れなかったけれどこんな近所で会えた♪
とても嬉しくて帰り道スキップしそうになりました。


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Nさんの日本画完成

2013年12月08日 | 教室風景

Nさんはなつかしい光景を描かれました。 



『面 影』  日本画  F6

セピア調の画面の中に歯がはえ始めたばかりの赤ちゃん。モデルは
30数年前の息子さんです。ご機嫌な赤ちゃんの前には牛乳瓶や 
パンがおぼろげに見え、赤ちゃんの笑顔からは愛情たっぷりに
見守るあたたかい家族の情景が鮮やかに浮かび上がってきます。

近づいてみました。 

しっかりした鉛筆デッサンをもとに、的確な筆致を用いて
愛らしい赤ちゃんの自然な表情を力強く描き出されています。
伸びやかなタッチはこめられた思いや動き続ける時を巧みに
表して、笑い声や見えない色までも感じさせるのです。

枚数を重ねてなお新たな表現に挑戦されるNさん。次の作品も
楽しみですね。過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の
作品集”の中のNさんのページに掲載されています。
ぜひこちらもご覧下さい。


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12月一回目の教室

2013年12月07日 | 教室風景

12月一回目の教室はカラッと晴れた暖かい日でした。
一週間続いた「第13回グループ彩雲作品展」から10日、
気持ちも新たに来年の作品展に向けて始動です!



新学期といってもいつもと変わらず。進行中の課題に向かいあい
こつこつとマイペースで描いてゆきます。

午前中にNさんが日本画作品を完成させました。
のちほどご紹介いたしますのでお楽しみに☆

朝10分遅く家を出たらいつもより20分遅く森の家に
着いてしまいました。年の瀬ということもあるのでしょうか、
道路がとても混んでいるような気がします。

朝散歩はちょっとだけとなりましたが



葉裏にじっとしているウラギンシジミに会えました。

キンカンの実の横にころりと丸いクモ♪
コゲチャオニグモでしょうか。

朝のうちに会えた虫はこの2種で、もう皆眠りについてしまった
のかな~と残念に思っていたら

気温の上がったお昼にはたくさんの生き物が活動していました♪



赤とんぼ!
側面がよく見えませんがアキアカネかな。



テングチョウも♪
今年は当たり年。早春から今までほんとうによく会えました。

オオカマキリもいました。
不自然な格好だったので近づくと、ゆっくり顔を持ち上げましたが
すぐ眠りに落ちるように下を向いて動かなくなりました。

本格的な冬を前に、太陽の光を求め全力で活動する生き物たちを
見ていたら気持ちが引き締まりました。


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夕暮れの海を渡る

2013年12月06日 | その他

南房総の海辺をめぐるのも今日が最後。
日差しが弱いものの暖かく、波は穏やかです。



気配にふと顔をあげると猫がいました。
さっき砂浜を見渡したときは何も見えなかったのに。



まぁ~毛艶のよいこと。この海岸は釣り人が多いようなので
小魚をもらえるのかな?



山の上に素敵なお顔の観音さまが見えました。
南房総国定公園に建つ東京湾観音という救世観音だそうです。
皆健康でまたここに来れますように・・・そのほかいろいろ
心に思いながら観音様を見上げていたら

あれっ、もう帰る時間!
次回は東京湾観音より北へ行きたいねと話しながら
金谷港へ向かいました。



16時20分発のフェリーに乗船すると、素敵な夕日が♪
船内はなかなか混みあっていてあまり移動できなかったので
ちょっと港の電線が入ってしまいました。



途中、久里浜から金谷へ向かうフェリーとすれ違いました。
次はいつ来れるかな~?

久里浜に定刻どおり着いて、早めの夕食はまわるお寿司♪

「この旅は食べ過ぎたね~」と言いながらお寿司もそこそこに甘いもの。

石が多い浜、海水がとっても綺麗な浜、漂着物が多い浜に
釣り人が多い浜。いろんな浜を味わったなかで、今回印象に
残った(私だけ)のはある漁港海岸の液状化した浜。
砂浜は踏みしめられるものだと思い込んでいたため仰天しました。
おかげで初めての浜の危なそうな場所には無造作に踏み込まず
爪先で確かめてから!と学びました。
何はともあれ今回の小旅行はお天気に恵まれ、寒い思いをすることなく
快適に砂浜歩きができました。

やっぱり千葉は近くて暖かかった!
帰宅時の部屋の寒さで現実にもどり、早くも次の千葉行きを妄想した
最終日でした。




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夕日が沈むまで

2013年12月05日 | 自然

ひたすら海辺をゆく南房総の旅。
風があまりなく暖かかったので3日目ものんびりできました。



きれいな貝をひろったり、磯の生き物をさがしたり。



何の足あとかな?



前方に目をこらすと



チドリです♪つぶらな瞳に長い脚。
波打ち際をいったりきたりしている可愛い仕草を見ていたら
時を忘れました。



そのうちにまた日暮れの時間。



こんな夕日を見たのは何年ぶりでしょう。
太陽が水平線の向こうに消えていくのを眺めているだけで
贅沢な気分になりました。



宵の金星がキラリ♪
空気が澄んでいれば富士山が望めるそうなのですが
この日は見えませんでした。

旅は明日まで。もう少し海辺を歩きます。


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海辺のいきもの

2013年12月04日 | 自然

3年前の同じ時期に南房総を訪れた時は
ムラサキツバメの集団越冬に出会えて大喜びした記憶が
あるので、今回もひそかに狙っていました。

2日目も快晴♪アオサギが凛々しい。



遠くから見たら海藻かと思ったのですが、よくよく見れば
風にはためいていたのはなんとウツボ!



浜好きの母にあわせ、2日目もひたすら海岸を歩きました。



岩の割れ目にいた大きなカニ

陸側を見れば



イソギクのまわりにウラナミシジミ



砂の色に似たバッタの類

そしてなんとなんと



オオキンカメムシがいました!

磯場にいるとは思わなかったので目を疑いました。
いちど実物を見てみたかったのです。
おなか側の金属光沢がちらりと見えましたが、数枚撮影した
ところで飛んでいってしまいました。

森に行かないので虫は期待できないかな・・と思っていたけれど
さすが温暖な南房総♪
思わぬ出会いに嬉しくなった日でした。


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南房総の砂浜に沈み込んだ日

2013年12月03日 | 散歩

12月始めから母姉とともに小旅行へ出かけました。



東京湾フェリーで久里浜港から金谷港へ。
船の中で朝食をとっていたらあっという間に千葉県へ
着いてしまいました。



金谷港から南下すること小1時間。きれいな海です!



奇岩の立ち並ぶ浜をぐるぐる歩くと



面白いものがありました!
赤くて丸い、つるっとした青梅の実ぐらいの大きさ。

あとで調べると、ウメボシイソギンチャクという名前の
イソギンチャクでした♪海水につかると花のように触手を
広げるのだそうです。



前回の旅では行かなかった千倉のほうまで行こうと車を走らせ
途中名倉らへんで砂浜が見えたので降りてみました。

長靴を履き、軽い気持ちで波打ち際へ行こうとして
上の写真の手前、幅20cmくらいの水がたまったところを
またいだら・・・



いっぺんにひざ上まで沈んだのですっ!
一歩で長靴の中に細かい砂と水がどっと流入したので
あわててもう片足出したら同じように沈みました。

「ちょっとカメラもって・・・手を引いて~」
ひと足違いで難を逃れた家族に助けてもらいました。

砂浜のある部分がゼリーのよう。これって液状化?
普通の砂浜に見えたのに・・・海辺でこんな目にあったのは
初めてで本当に驚きました。



散々な一日目でしたが、久しぶりに素敵な夕日をみることが
できました。

懲りずに明日も車で海辺をまわる予定です。


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水辺の彩り

2013年12月02日 | 散歩

風が吹くたびに葉がぱらぱら落ちてきます。



だ~れもいない小さな公園は彩り豊か!

銀杏の木は眩しいほどの黄金色で



幹に絡んだツタもうっとりするような美しさ



中央には小さな池があり、すぐそばに深紅に染まった木がありました。
実がぶら下がっていますが・・・ハゼノキなのかな?
近づけないような場所に生えていました。



ハゼノキの対岸に黄色~朱赤まで錦に色づいた木が。

よく見ると白い実がたくさん♪



調べたらナンキンハゼという名前でした。

普段行かないこの公園に立ち寄ったのは、運転中にちらっと
華やかな色が目に入ったから。
ムラサキシジミがいたしジョウビタキの声も聞こえたし
実のなる木が多くて、小さいながら広葉樹、針葉樹、照葉樹と
バラエティに富んだ植生♪夏場はトンボもいるかもしれません。
楽しみな観察場所がまたひとつ増えました。


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