4日後に始まる「第15回グループ彩雲作品展」のお知らせです。
グループ彩雲は上郷森の家(横浜市栄区)の絵画教室(月・金曜日)で
創作活動をしているグループです。
第15回目となる今展にはメンバー22名の日本画・水彩画・パステル画
約60点を展示いたします。この一年の集大成です!
何卒ご高覧賜りますようお願い申し上げます。
「第15回 グループ彩雲作品展」
2015年9月29日(火)~10月4日(日)
10時~17時
(29日は13時~、最終日は16時まで)
会場:横浜市栄区民文化センターリリス
ギャラリーB
横浜市栄区小菅ヶ谷1-2-1
JR根岸線「本郷台」駅より徒歩2分
(地下に駐車場もございます)
雨が降るというので、駅前での用事を早めにすませようと
午前中に家を出ました。
ちょっと公園に立ち寄ってから・・・と遠回りしたらついつい
小さなハーブ園の前で小さな虫を長いこと観察してしまい
30分以内で帰るはずが2時間オーバー。この連休中に
ずっと家にこもっていたストレスが爆発!したのかもしれません。
まだ暑かった頃、ボリュームがあったブロンズフェンネルの花壇
以前ここの植物をディルかフェンネルかで悩んだことがありましたが
いつの頃からか「ブロンズフェンネル」の名札をつけてくれていたので
本当にすっきりしました。
何度も何度も帰ってきたツマグロヒョウモンのオス
フェンネルの蜜はよっぽど美味しいのでしょう。
極小のアブ
翅が玉虫色に輝いていて驚きました。
小さなドロバチの仲間
イモムシ類を探しているのかと見ていたけれど違うよう。
花粉で栄養補給をしているのかな?
舞い降りてくる昆虫を狙っているコハナグモ
ナガメもいました。
ここのフェンネルはカメムシたちに大人気。これは以前の画像ですが
アカスジカメムシにブチヒゲカメムシ、ほかにもツヤアオカメムシ
などもいました。
一番多いのはテントウムシたち
フェンネルはセリ科ウイキョウ属。日本名はウイキョウで
実は太田胃酸や仁丹にもつかわれているのだとか。
セリ科植物を食べるキアゲハの幼虫が見られるのもうなずけます。
白っぽいものはカメムシの卵かな?
ここはよく手入れされている公園なので、幼虫がたくさんいる♪と
喜んでも後日見に行ったときは一匹も見あたらないということの
繰り返しです。
それにしてもああ~気持ちよかった!のんびり観察できて
心晴れ晴れ、エネルギー補給ができました。
Hさんは福井の旅で取材されました。
「お水送り」 日本画 F6
石段の向こうに見えるのは伝統的神事「お水送り」で知られる若狭
神宮寺の本堂です。朝もやのなか周囲の森は輝いて見え、降り注ぐ
光は優しく訪れた者の心の中まで温めてくれるようです。薄絹を重ねる
ような精細な進め方で名刹の風雅な佇まいを見事に表現されました。
近づいてみました。
制作のどの過程においても光と空気の流れを意識されているHさん。
作品と向き合う時間を多くとり、絵の具選びや筆選びも慎重です。
納得のいく雰囲気が出るまで時間をかけた完成作は静けさの中に
生気がみなぎり、やわらかくも迫力があって見入ってしまうのです。
風景画が多かったHさんは次に小鳥を描く予定。楽しみです☆
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Hさんのページに制作順に掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。
とうとう連休中は出かけられず仕事ばかりしていました。
ずっと晴れていたというのに!
なので最近上郷森の家まわりで撮影した植物たちをご紹介します。
ノシランの蕾です。
ノシランの花開いた姿がこちら
よく見ると極小の毛虫があちこちの花についていました。
何だろう?蛾の幼虫かな。
花姿は地味ですが
1月になれば実が青緑~青紫まで、美しく色づきます。
彩りの少ない厳冬期にこの艶やかな色を目にすると嬉しくなります。
ガマズミの実は朱赤、のはずなのに毛羽立った緑色の玉が
見られるときがあります。これはタマバエの仲間による虫こぶなのだとか。
今年も豊作♪のスズメウリ
実が真っ白になるのも楽しみですがその頃には寒くなっているでしょう・・。
このヒヨドリバナの花にはハナムグリやらハナバチがやってくるはず
なのですが、今年はいくら待っても何も来ない。
今年の虫の少なさに何か空中散布でもしたのかと疑いたくなります。
いろいろ薬効があるというゲンノショウコ。干して煎じたものは
健胃整腸剤として昔から利用されてきたそうです。
華やかな赤花もいいですが控えめな白が見ていて落ち着きます。
今年は見かけることが多いようなキンミズヒキ
秋も深まった頃この実がよく服にくっつきます。
秋の植物を見ていたら今の時期にしか会えない生き物にも
会いたくなって、今すぐ森へ出かけたくなってしまいました。
Kさんの新作日本画を2点続けてご紹介いたします。
「感謝」 日本画 F6
福福しい頬につぶらな瞳。何と愛くるしいお顔なのでしょう。幼少期の
お嬢さんに贈ったというこのお人形は、Kさんと共にお嬢さんの成長を
静かに見守ってきました。優しく華やかな色の紅葉で彩られた時の川
は今あることへの感謝と幸あれかしと願う心が込められています。
近づいてみました。
じっくりと岩絵の具を重ねてつくった堅牢な地が細やかな描き込みを
自在にしました。純真な瞳に晴れ晴れとした表情のお人形は質感も
よく表されその存在は強い輝きを放っています。描き込んだ後あえて
淡くぼかした背景は幻想的で、物語のなかに吸い込まれそうです。
2作目です。
「富士と芝桜」 日本画 F8
どこまでも晴れ渡る空に残雪の白も鮮やかな富士。瑞々しい芽吹きの
森とそれを映す水と花の絨毯が織りなす夢のような光景です。力強く
描かれた裾野の木々が味わい深く自然で、簡略化し装飾的に表現
された芝桜との対比も鮮明です。清清しさに心が洗われるようです。
近づいてみました。
青空は何層にも岩絵の具を重ねて晩春の柔らかさと湿り気を出し
水面は筆をかすれさせながら表情豊かに描かれました。対して
芝桜は塗りムラをつくり木々は筆を立ててと幅の広い表現を用い
雄大な光景を描ききりました。生命感にあふれた爽快な作品です。
どの作品もまっすぐ明るいKさん。力強さ発色のよさも増してきました。
Kさんの過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“
作品集”の中のKさんのページに制作順に掲載されています。
ぜひこちらもご覧下さい。
庭をすこし見ない間にコムラサキシキブの実が見頃となっていました。
小さな苗を購入したのはもう5年以上前。すっかり大きな株となり
実を食べた鳥の落としものが芽吹いたものなのか、植えた覚えのない
場所にも茂みができました。
なんとか冬まで実が残ってくれれば小鳥たちのよい食事場となります。
庭の一番気持ちの良い場所には今日もにゃんきちが寝ています。
「ああ、お母さん来ないかな~・・」
毎朝母がこのほうきを持つ瞬間を待っているのです。
「まったく、使おうとするチリトリやゴミ袋にわざわざのってくるのよ」
といいつつ母はあまり困っていない様子。
草むしりがはかどっているかどうかは別として、けっこう楽しそうです♪
もう母がだ~い好き!のにゃんきちは
私がカメラをむけるとやっぱりこのカオ。
軽くですがはたかれることもあります。私の、母に対する態度が悪いとか
何か不満があるのでしょうか?
そうそう、8月のお盆の頃、ネコノミ駆除剤を肩甲骨のところにたらした後
だるそうで何より毛並みがぼっそぼそになってしまい気がかりでした。
ところがここのところツルふわ毛並みが復活!
一ヶ月間だという薬剤の効目が切れたためなのか、冬毛の生える
時期なのか。このタイミングは気になります。
家から田んぼは遠いのに、幼いアマガエルがちらほら♪
焦茶色のペンキが塗ってあるところにいたアマガエルはこんな色♪
猫がカエルを食べると寄生虫も一緒にもらうことがあるのだとか。
可愛いアマガエルたちがにゃんきちに食べられませんように・・。
今のところアマガエルに興味を示したのを見たことがありませんが
どちらも心配になります。
Hさんは秋の光景を描かれました。
「静寂」 日本画 F8
清らかに設えられた日本庭園は彩りの季節を迎え華やいでいます。
整然と並んだ木々にぴりりと入れられた線は降り注ぐ秋の澄んだ光
を表し凛とした雰囲気をかもしだしています。やわらかく伸びやかな
筆致と鋭い線描の響きあいが爽快で園内を気持ちよく散策できます。
近づいてみました。
重なりが多い風景のため手前と奥で表現の差をつけました。手前の
木は粗い粒子の岩絵の具をかさねて厚みと質感を出し、奥の木々
は細かい粒子で描きこんだあとに数色かけて彩度を落としました。
Hさんの持ち味が発揮され明るく清涼感がある作品に仕上がりました。
どの作品も光に満ち溢れているHさん。次の作品も楽しみです。
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Hさんのページに制作順に掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。
プリンターめ・・・。上トレイの紙送りは光沢ハガキだと使い物にならず
購入してきっかり一年でまた調子が悪くなってしまいました。
何と言ってもインクがあっという間になくなる!
などと考えながらそう近くもない電器店へインクを買いに出かけたら
交差点で公園のバラがちらりと見えました。
ちょっとだけ・・・
青空だ~♪やっぱり外はいい!
日差しが痛いくらいです。
おお、来てよかった♪
名札を見たら「デザートピース」とありました。
全体を見ればほとんど見頃を過ぎていて、散っているものや
実が膨らんでいるものも。
なるほど、連休中なのに貸切状態なのも納得。来るのが遅すぎたようです。
咲きはじめから散るまで色が変わっていくのも素敵です。
ブ~ンと何かが飛んできて、すぐ花弁の奥に潜っていきました。
この甲虫は
コアオハナムグリでした。
アオドウガネもいましたが特に白い花に多く見られました。
半分以上のバラの花弁がボロボロ・・・。コガネムシの仲間が
たくさんいるなんて、管理されている方々の苦労がしのばれます。
今年のバラは花弁が縮れているものが多いようにも思いました。
イチモンジセセリも白バラの蜜が好きなようです。
バラの上をウスバキトンボが飛び交って
うろこ雲が広がって・・・秋を感じた午後でした。
Hさんは尾瀬ヶ原に取材されました。
「往く秋 草紅葉」 パステル画 P20
大地が朝もやに包まれています。湿原は黄金の海原のようにざわめき
朝日に輝く木道は奥へ奥へと吸い込まれ太陽まで続いているように
感じられ、孤独に道をゆく人はまるで希望に向かって歩んでいるかの
ようです。果てのない道行きに人の生を重ねた物語が心に浮かびます。
近づいてみました。
神秘的なもやは淡く微妙な色を何層にも重ね擦りこんで表され
輝く太陽を優しく美しく際立たせています。やわらかく丁寧につくられた
空のグラデーションに対し、道や手前の湿原は強い筆圧で細やかに
描きおこされ幅の広い表現となっています。見応えのある作品です。
さまざまなテーマに取り組むHさん。次の作品も楽しみです。
Hさんの作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の"作品集"のなかの
Hさんのページに掲載しています。ぜひこちらもご覧下さい。
ずいぶん日が短くなりましたね!
一歩も家から出ないのはくやしくて4時頃小走りで出かけました。
夕方になると近所の公園に可愛い猫たちが集っているのです。
んま~美人なミケさん!
きょとんとしているように見えますが、視線の先にはドバト。
そろりそろり近づいて獲る気満々でしたが鳩のほうが敏捷でした。
さらに進んで東屋のほうに行くと、4頭の猫♪
柱の向こう、伸び上がって爪とぎしているのはまだ幼さの残る猫、
手前の猫は立派な体格の大人猫。柱の陰に隠れてゆっくり近づき
えいっ!
立ち上がってじゃれはじめました♪
タッチ♪
動画で録ればよかったなぁ~。
はい、おしまいね。
と手前の大人猫が言っているよう。じきにじゃれあいは終了しました。
2頭似ていますが親子や親戚でしょうか。
昔は野良猫が普通にいたものですが・・・いつの頃からか
家の中だけで暮らす飼い猫が増え、外で猫たちが遊ぶ光景など
なかなか見ることができなくなってしまいました。
ほのぼのして辺りを見回すと
ヒガンバナが満開
シュウメイギクも花盛り。
まだ蚊に刺されるとはいえ、もう秋なんですね・・・ちょっとさみしい。
川のほとりはバーベキューをする人々でにぎわっていました。