癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

入院12日目

2008年02月24日 | 大腸癌日記
               (昨夏、中富良野町で撮影~今夏には同じような元気であちこち歩き回りたい)  

 昨夜は、一週間ぶりに家で寝ることができ、ものすごい嵐にもかかわらず久しぶりに熟睡して病院へ戻った。体重も1週間前と同じだった。次に家へ戻るのは退院後。順調であれば、あと2週間以内か・・・?

 今日、ネット検索で新しい情報を入手・・・? 
 入院後毎日体温を測っているが、なぜか35℃台が続いている。健康時には36.5℃が平熱であった。腋が汗ばんでいるからかと思って拭いても変わらない。看護師もそのことに関しては何も言わない。疑問に思って、ネットで「体温低下」と検索を入れたら、次のようなことが書かれているサイトが見つかった。

 「当院を受診するがん患者さんには全員に体温を測ってもらっていますが、ほとんどの方が35度台です。体温が36度以下になると自律神経のバランスが崩れて、リンパ球と顆粒(かりゅう)球の割合が崩れる。いわゆる免疫力が落ちた状態になり、病気にかかりやすくなる。したがって、癌治療には体を温めることが大切」
http://hokkaido.yomiuri.co.jp/kenkou/k_070120.htm

 ということは、体温が低くなったら免疫力が落ちているので要注意ということか・・・? このことを看護師に話したら、「知らなかった」と言っていた。しかし、昨日見舞いに来てくれたナースのkanaさんは、「癌の術後の療養に岩盤浴が効くようです。自分の病院でも岩盤浴病棟を作ろうかという話になっている。坂口さんも近くにあったら行ったほうがいいですよ」と話していたことも、この体を温める治療が根拠なのかも?

 さて、これまでにたくさんの方々がお見舞いにくださった。みなさん、異口同音に「ブログでは分かっていたが、凄く元気なので安心した。」と言ってくださる。自分でも、まだ病人という意識や自覚がまったくなく、お見舞いの方が帰るときに、逆に「どうぞ、お大事に!」と言いそうになるのには困ったものだ・・・・。切られて初めて病人になるのであろう。

 さらに、ブログで毎日発信していることについても、「あれは、凄くいいことだと思います。いろいろな人に役に立っていると思います。あの元気な坂口さんでさえ罹るんだから、癌という病気は早期発見しか防ぎようはない。みんなにこまめに検診をしなくてはという危機意識を高めることに繋がっている。また、たとえ、自分がそうなっても気持ちの持ちようが大切という意味でも、凄く勇気を与えていると思います。」と言ってくださる。うれしいことだ。 

○自分としては、ブログで公開した意義を下記のように考えている。

1、自分の関係者に余計な心配を与えたり、枝葉を付けられた噂を流されなくて済む。(普通、癌になったと聞くと、もう助からないのではないか・・・という心配から、どんどん噂が悪い方へ広がっていくことが多い)

2、自分の病状、検査方法とその結果、医者の言うことなどを客観的且つ冷静に捉えることができる。また、読んでくれる人たちに少しでも役立つ情報提供ができればとも思っている。

3、何よりも自分の励みになる。(公開する以上は読む人に暗く切ない思いを抱かせるわけにはいかない。明るく前向きに闘病ができる)

4、読んでくれる人たちとコメントやメールで交流ができ、たくさんの励ましと勇気ををいただける。(現在、毎日楽しみにして?読んでくれる方は実人数で500名を超えようとして、閲覧数は1000件を超える日もある)

5、持て余しがちな時間の暇つぶしにもなる。(ただし、手術直後は、同じペースで発信できるかどうか・・・? しかし、なんとしても、頑張って更新し続けたい)

~今日の見舞い
スキー指導員会のTaさん。XC-KID'S仲間のMiさん、ヒロコさん、Fuさん、山仲間(HYML)のクニさん。