(今日の手術説明の図の中から)
昨日から、このブログのタイトルを「花sakag(花咲爺)の癌春日記」に変更した。「癌春(がんばる)」という造語は、昨日見舞いに来てくれた直腸癌と肝臓癌を克服して10年経つAさんのオリジナルである。癌とうまく付き合い、克服して春を楽しむといった意味らしい。私もあやかって借用させていただいた。
明日の手術からが自分にとっての闘いの始まりである。順調に回復し、その後、5年間転移や再発がなくて初めて完治である。懲役5年、執行猶予付きといったところか・・・?もう二度と塀の中には戻りたくはない。これからは、日々更生に努め、術後の回復、転移や再発の予防、早期発見のための検査など長い闘いの日々である。もちろん、山やスキーや旅はこれまで通り続けながらではあるが・・・。その日々の記録を、日記として綴っていきたい。
今日は、入院してから一番忙しい日だった。朝から絶食・・・食べられないと思うと余計腹が減る。朝のうちに、手術前日から退院の治療計画書を渡される。9:00過ぎにシャワーで体をきれいにする。10:00、内視鏡検査のときと同じ1.8㍑の下剤を5時間かけて飲むようにと置いていかれる。ビールなら最高なのだが・・・。後味の悪さを誤魔化すために売店へ下りて飴を買ってくる。夜中の0;00までは、飴と水はOK。10:30、点滴に繋がれ、ついに自由を拘束されて病人気分になってきた。
午後からはトイレ通いに忙しい。そんな中、明日の麻酔担当医が訪問。いろいろ問診チェックを受け、明日の麻酔の計画についての説明をいただく。全身麻酔は点滴から入れるので痛くはないが、背中に付ける傷の痛み止めのための硬膜外麻酔のための局所麻酔が痛そう。もしかしたら、全身麻酔が効いてから打つかもしれないとのこと。
さらに、腹の毛をチン○の根元2cm上まで電気かみそりできれいに剃られる。粗チンは見られなくてひと安心。さらに、心電図を付ける左足の腿の毛も剃られた。その後、術後ひと晩を過ごす集中治療室の看護師からその使用や設備の説明。手術室の看護師から、手術室へ入るまでと術前と術後の処置の説明・・・・少しずつ「いよいよ本番!」との意識が高まってくる。
そして、17:00から妻と二人で、執刀医のI医師から手術についての説明を受ける。
○癌の深達度~腸壁の筋層まで及んでいる。
○摘出箇所~上行結腸(盲腸も含む)のほとんど(30cmほど)を切り取り、回腸と繋ぐ。(図参照)
○リンパ節転移について~切り取る部分に繋がっているものはすべて切除して、病理検査に回し、結果は10日後に判明・・・それによって、化学療法の有無が決まる。
○手術方法~腹に穴を4箇所開けて行う腹腔鏡手術(図参照)。切腹は免れそうだが、覗いてみて必要であれば開腹手術へ移行する場合もあり。
○退院の見通し~腹腔鏡手術であれば10日以内に退院可能。
○以上のほかに、早めにどんどん歩くこと、食事、考えられる合併症とそれへの対応策等、懇切丁寧に分かりやすく、安心感を与える説明であった。
雰囲気が、いかにも外科医といった落ち着いた感じで「寝ているうちに終わりますから、安心してお任せください。」という言葉がうれしかった。私も、「安心してお任せしますので、よろしくお願いいたします。」といって部屋を後にした。
「心配ないから来なくてもいい」と伝えておいた息子から、「仕事が詰まって手術の立会いには行けないけど、手術を楽しんでください」とのメールが入る。手術を楽しめというあたりはさすがわが息子。娘からは、現時点でまだ連絡なし。
~今日の見舞い(さすが、手術前日の見舞いはなかった。)
昨日から、このブログのタイトルを「花sakag(花咲爺)の癌春日記」に変更した。「癌春(がんばる)」という造語は、昨日見舞いに来てくれた直腸癌と肝臓癌を克服して10年経つAさんのオリジナルである。癌とうまく付き合い、克服して春を楽しむといった意味らしい。私もあやかって借用させていただいた。
明日の手術からが自分にとっての闘いの始まりである。順調に回復し、その後、5年間転移や再発がなくて初めて完治である。懲役5年、執行猶予付きといったところか・・・?もう二度と塀の中には戻りたくはない。これからは、日々更生に努め、術後の回復、転移や再発の予防、早期発見のための検査など長い闘いの日々である。もちろん、山やスキーや旅はこれまで通り続けながらではあるが・・・。その日々の記録を、日記として綴っていきたい。
今日は、入院してから一番忙しい日だった。朝から絶食・・・食べられないと思うと余計腹が減る。朝のうちに、手術前日から退院の治療計画書を渡される。9:00過ぎにシャワーで体をきれいにする。10:00、内視鏡検査のときと同じ1.8㍑の下剤を5時間かけて飲むようにと置いていかれる。ビールなら最高なのだが・・・。後味の悪さを誤魔化すために売店へ下りて飴を買ってくる。夜中の0;00までは、飴と水はOK。10:30、点滴に繋がれ、ついに自由を拘束されて病人気分になってきた。
午後からはトイレ通いに忙しい。そんな中、明日の麻酔担当医が訪問。いろいろ問診チェックを受け、明日の麻酔の計画についての説明をいただく。全身麻酔は点滴から入れるので痛くはないが、背中に付ける傷の痛み止めのための硬膜外麻酔のための局所麻酔が痛そう。もしかしたら、全身麻酔が効いてから打つかもしれないとのこと。
さらに、腹の毛をチン○の根元2cm上まで電気かみそりできれいに剃られる。粗チンは見られなくてひと安心。さらに、心電図を付ける左足の腿の毛も剃られた。その後、術後ひと晩を過ごす集中治療室の看護師からその使用や設備の説明。手術室の看護師から、手術室へ入るまでと術前と術後の処置の説明・・・・少しずつ「いよいよ本番!」との意識が高まってくる。
そして、17:00から妻と二人で、執刀医のI医師から手術についての説明を受ける。
○癌の深達度~腸壁の筋層まで及んでいる。
○摘出箇所~上行結腸(盲腸も含む)のほとんど(30cmほど)を切り取り、回腸と繋ぐ。(図参照)
○リンパ節転移について~切り取る部分に繋がっているものはすべて切除して、病理検査に回し、結果は10日後に判明・・・それによって、化学療法の有無が決まる。
○手術方法~腹に穴を4箇所開けて行う腹腔鏡手術(図参照)。切腹は免れそうだが、覗いてみて必要であれば開腹手術へ移行する場合もあり。
○退院の見通し~腹腔鏡手術であれば10日以内に退院可能。
○以上のほかに、早めにどんどん歩くこと、食事、考えられる合併症とそれへの対応策等、懇切丁寧に分かりやすく、安心感を与える説明であった。
雰囲気が、いかにも外科医といった落ち着いた感じで「寝ているうちに終わりますから、安心してお任せください。」という言葉がうれしかった。私も、「安心してお任せしますので、よろしくお願いいたします。」といって部屋を後にした。
「心配ないから来なくてもいい」と伝えておいた息子から、「仕事が詰まって手術の立会いには行けないけど、手術を楽しんでください」とのメールが入る。手術を楽しめというあたりはさすがわが息子。娘からは、現時点でまだ連絡なし。
~今日の見舞い(さすが、手術前日の見舞いはなかった。)