癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

入院13日目(転科)

2008年02月25日 | 大腸癌日記
                 (新しい病室の窓からの展望~五稜郭公園と横津連峰)

 相変わらず3時間ほどで目が覚めて眠られないまま朝を迎えた。10:00に現在の消化器科の病棟から、同じ4階の北病棟の413号室へ引っ越した。いよいよ第2章の幕開け・・・。窓からは今まで見えなかった北側の横津連峰と五稜郭公園の展望が広がる快適な部屋だ。

 今日までに自分で用意した手術に必要な物品は、大判のバスタオル2枚、T字帯3枚(大型薬店で購入)。病院で借りれるものや購入できるものは、和式の寝巻き2~3枚と初めて目にした医療用タイツである。これは、手術後の重大な合併症のひとつで、手術後の寝たきり状態が引き金となって足の静脈に生じた血栓が肺へ運ばれて生じる肺血栓塞栓症の予防のために、手術の前後で、足がうっ血しないように使用するタイツのことであった。母が心筋梗塞を患い、5年後にこの肺塞栓症で亡くなっているので、ちょっとドキッとした。母は、私たちを産んでからずっと脚に大きな静脈瘤がいくつもあったが、これが影響していたのであろうか?・・・また、手術後すぐ歩かされるのも、この予防を兼ねているそうだ。

 今日は、拙サイトが縁で知り合って8~9年になり、過去3度拙稿を掲載していただいた函館・道南の医療・介護・福祉の専門誌『メディカルはこだて』繋がりの強力なトリオのお見舞いを受けた。このトリオには亡妻のときも一方ならぬお世話になった。

 まずは、発行編集人のTuさん、現在、道南の医療事情の情報量の多さではこの方の右に出る者はいないであろう。今回の病院選択や医療スタッフについても心強い適切な情報を提供していただいた。次は、10年前に直腸癌とそこから転移した肝臓癌の2度もの手術を克服して、大沼での療養生活と文化活動を謳歌しているAさん。私の紹介で『メディカルはこだて』に連載記事を寄せ、さらには私の勧めでその暮らしぶりを『妙』というサイトで発信し続けている憧れのナイス熟年である。そして、亡妻のときは私のカウンセラー的存在として非常にお世話になった市内唯一のホスピス専門病院の総看護師長・慈母観音のようなMaさん・・・・今日も、それぞれの立場から、適切且つ貴重なアドバイスや励ましをたくさんいただいた。

 明日の朝から点滴に繋がれて、大腸を空にするために絶食になるそうだ。術後も数日間は食事がお預けとなるために、今日の夕食が当分の間の最後の食事。心して味わって食べた。本来であれば、豪勢に外食でもしたいところ。しかし、風邪でももらってきたらやばい。その代わりに妻がいろいろなおかずを作って持って来てくれた。

 TBSテレビのディレクターから、2/3のおおたき国際スキーマラソンで取材を受けたミニスポーツ番組「Yell」の放送日が決まったとのメールをいただく。放送日は、3/7(金)22:54~23:00。関東エリアしか見れないので、番組放送後、DVDにて送ってくれるそうだ。あの4日後に大腸癌が見つかって、明後日手術ということを教えたら驚いていた。 

~今日の見舞い
『メディカルはこだて』発行編集人Tuさん、直腸癌・肝臓癌克服者Aさん、某ホスピス専門病院の総看護師長Maさん、スキー指導員会のEさん、山仲間のFuさん。