癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

休養・移動日~静岡市から甲府盆地へ

2009年07月25日 | 登山・旅行
今日は、明日以降の登山ベースとなる畑薙第一ダムへ移動し、さらにバスでさわら島まで入る予定だった。そのために、とりあえず静岡市へ向かった。

まず、登山用品店で昨日まででボロボロになったローカットの登山靴の替わりにミッドカットの靴を新調した。

この旅には、履き古した普通の重い登山靴とローカットの登山靴とトレイルランシューズを持参してきた。ローカットで慣れると普通の登山靴でドタドタ歩くのは嫌になる。適当なローカットがなかったので、ミッドカットの新調となった。

その後、天気予報を検討しながら明日以降の作戦を練る。南アルプスにこだわると明日と明後日は雨がらみで、その後もパッとしない天候が続く。縦走は完全な梅雨明けにしたい。そこで、隊長Oさんのご意見を参考に、昨年12月の遠征時に早い雪で登り残した奥秩父の金峰、国師、甲武信、白石の可能性を検討。
結果、南アルプスにこだわって停滞を続けるよりは登れる可能性が強そうな奥秩父の山に転進することにして、甲府盆地へ向かった。

静岡市は時折滝のような土砂降りを繰り返していたが、甲府盆地へ入ったら青空が広がっていた。しかし、18:00の気温が32℃・・・とても車の中では寝られたものではない。そこで、これから明日の予定にした金峰山と国師ヶ岳の登山口の大弛峠か途中の乙女高原まで上がるつもり。明日は午前中はどきどき晴れるらしいが・・・?

(7/24分)農鳥岳~ワイルドな下山

2009年07月25日 | 登山・旅行
2泊3日のいずれも3000m超峰の白根三山と塩見岳ゲットの最後の朝を農鳥小屋のテン場で迎える。

夜通し強烈な雨が降り続き、停滞のつもりだった。体もそれを欲しているようなので、のんびりしていたが、朝方には止んでしまい、太陽まで顔を出す。しかし、テントを撤収しようとしたらまた雨・・・そんなことを3回も繰り返し、8:40、ようやく農鳥岳へ向けてスタート。

農鳥岳(3026m)(のうとりやま)は、ニ百名山で、山梨県と長野県の県境の稜線に連なる白根三山の3つ目の山である。

この山より高い西農鳥山を越えて、1時間20分で頂上到着。周りの山はほとんどガスで覆われていただけに、頂上からの展望が得られただけでも満足。

北部最後の3000m峰に見送られて(画像)、大門沢へ下る。農鳥岳からゴールの奈良田までの標高差は2200m・・・これまで経験のない落差である。

大門沢小屋までの急なこと急なこと、そして、長いこと長いこと。さらに、ガイドブックには書かれていない丸太や鉄パイプに細い木の幹を横にしてくくり付けただけの粗末な橋が8ヶ所も・・・しかも、昨夜の雨で激流と化している。高所恐怖症の自分にとって、これほど怖いものはない。今でもよく落ちないで渡ってこれたとザワザワする。おかげで、いつも怖い思いをする最後近くの3本の吊り橋は全然怖くなかった。

途中で道を見失い、先行の4名と一緒に探したりというハプニングもあったりで、7時間30分で3日振りの愛車と対面。

早速、奈良田の里温泉へ。入浴後、ヤマケイから9月号の扇沼山の校正原稿を温泉のファックスへ送ってもらって対応。

そこで、夕食を摂って直ぐにでも打ち上げたかったが、食堂はすでに営業終了。結局、夕食にあり付けたのは19:30。ボリューム満点のカツ定食に舌鼓を打ったが、運転があるのでビールはお預け。静岡県南部町の道の駅「とみざわ」へ落ち着いたはいいが、暑いのでパンツ一丁で寝た。朝を迎えた今もその格好でブログを打っている。窓の目隠しのお陰・・・。