
<815ピークからコル越しに聳える泥ノ木山>
積丹半島の神恵内村と古平町の境界となる当丸峠から続く境界稜線上に聳える泥ノ木山(903m)は、なかなか存在感のある山だ。数年前のGWに登ろうとやってきたが、急斜面ゆえにほとんど雪が落ちてしまって諦めざるを得なかった。今回は、そのリベンジ登山だ。
山名の由来は、古平川支流の泥ノ木川の上流に位置することに因るようだ。泥ノ木という地名もあり、開拓当時は一帯にドロノキが繁茂していたらしい。
ネット上の情報によると、登り返しが多く、山スキー登山は効率が悪いらしい。スパイク長靴にかんじきの出で立ちで6:00にスタート。しかし、夜間にかなり冷えたようで埋まらないので、815ピークまでつぼ足でサクサク歩くことができた。
登り1時間55分、下り1時間30分。

冬季間の登山口となる当丸覆道の神恵内側入口手前の除雪車旋回場・・・ここから夏道のある両古美山への境界稜線まで、覆道の左側を歩いた。

両古美山へ続く境界稜線を登る

815ピークからコルへ下る急斜面は尻滑りで・・・

頂上から昨日登った積丹岳と余別岳が見えるが、頂上付近は雲で覆われていた。しかし、これらを含めてすでに踏破済みの積丹半島1000超峰のポンネアンチシ山、珊内岳、赤石だけはすっきりと見えていた。まさにこれらの展望台的な山だ。

登りで苦労した急斜面の下りは、頂上直下から尻滑り直滑降でくだる。微かにそのトレースが見える。

下山してきて覆道のそばを歩いていたら、登りではなかった大きな熊の足跡があった。自分が通過してから通ったのであろう・・・。
9:35下山、神恵内温泉998も泊村の国民宿舎もまだ日帰り温泉の営業前だった。しかたないので、岩内まで走って、岩内温泉グリンパークで汗を流した。