12月5日、石川町の函館新道へ繋がる道路沿いに、「函館蔦屋書店」がオープンした。同グループとしては初めて直営レストランやコスメショップを併設した、郊外型の複合商業施設で、今後、函館をモデルとした店舗を全国に100店程度展開する計画らしい。
駐車場は650台収容。店内に設置された約300席のいすで、購入前の書籍を読んだり、CDを聴くこともできるとのこと。
コンセプトとして次のようなことが書かれている。
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その場所を、みんなの居場所に。
もう、商業施設をつくるだけで、地域がいきいきとする時代ではありません。
買い物だけならネットでもいい。求められているのは、ゆっくりと過ごせる空間でした。
本とおいしいコーヒーがあって、家族や友達とおしゃべりしたり、子どもたちもワイワイできる場所。学校や職場以外の、いわゆる第三の活動の場としても使える。働く人たちが、お客さまと名前で呼び合うようないい距離感もできる。ものを買う場所は、ヒトもコトもつながる場所であるべきだと思います。函館蔦屋書店がめざすのは、これからの時代のスタンダード。
地域のみなさんが気持ちよく過ごせる”居場所”になります。
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話題になっていた店なので、オープン2日目の夜に妻と一緒に偵察を済ませ、今日は日曜日なので、どのくらい混んでいるか見たくて、ウォーキングの途中に寄ってみた。
さすが、もの凄い混みようだった。特に家族連れが多かった。それでも駐車場から車が溢れている状態ではなかった。先日はほとんど空いていた椅子や机が、全部塞がっていた。本を読む人、音楽を聴く人、中には図書館同様、勉強をしている高校生が目立った。営業時間が7:00~25:00というのも凄い。時間さえあれば1日中過ごせる空間である。これで、人の流れが、さらに北進しそうなのが恐ろしい。