癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

暑寒別岳(1491)

2014年05月01日 | 登山・旅行
《左が暑寒別岳、右が西暑寒別》

西暑寒別岳の予定で、暑寒荘の前をスタート。しかし、川が完全に開いていてスノーブリッジがない。そちらの尾根に取り付くことができない。やむなく山スキー2度目となる暑寒別岳へ転進。同じことを考えたらしい新しいトレースがあった。

赤く丸い標識の設置されている冬コースへ合流後、相前後して登っていた男性から、「もしかして、坂口さんでないですか?」と聞かれてビックリ、「oginoさんの同僚です」と言われて2度ビックリ。一昨日十勝岳で会って一緒に滑り降りたばかりだ。そのことも知っていたようだ。スキー指導員の資格をもつOさんという方だった。

天候が良い上に暑い。シャツ一枚になっても汗が吹き出る。右手に本来であれば登るはずだった西暑寒別岳の尾根を眺めながらのんびり進む。

やがて上から颯爽と滑って来る二人のテレマーカー、「どちらからいらしたのですか?」と問われた。「函館です」と答える。「えっ!坂口さんでないですか?昔からホームページ拝見しています。こんなところでお会いできるなんで感激です。一緒に写真撮らせてください」…話しているうちにoginoさんや名寄のEiziさんとも一緒に登ってことのあるという。「ピリカヌプリ」というホームページを開設している千歳の方だった。なお、西暑寒別への川縁へに残っていたスキートレースは彼等のものだった。彼等もこちらへ転進したとのこと。「西暑寒に登れなかったけど、坂口さんに会うことができたのでうれしいです。」とうれしいことを言う。

彼等と別れた後、下りまでOさんとずっと一緒に行動した。頂上が近くなって来たらガスがかかって来た。大斜面を登り切ったら雪が切れたのでスキーをデポして、ガスの中を頂上までツボ足で登った。その内に雨が降りだした。

展望は諦めていたが、下山を開始しようとしたときに、ガスが取れて奥徳富岳~群別岳~浜益岳~雄冬岳が姿を現してくれた。感激しながら下山を開始。

雨の中で快適とはいえないが、登りに4時間半ほど要したロングコースの滑降をたっぷり楽しみながら1時間弱でゴール。

Oさんと別れ、妹背牛温泉で疲れを癒し、このブログを打つ。タイミング良く、道新から来週の「ほっかいどう山楽紀行」の「銭函天狗岳」の紙面原稿ができたとの電話。温泉のFAXへ送ってもらった。

これから旭川道の駅まで走る予定。
1、下の方から暑寒別山頂をのぞむ
2、頂上と勘違いした途中のピークへ向かって歩を進める
3、頂上手前の大斜面へ
4、頂上
5、下山しようとしたら姿を現した奥徳富岳と群別岳