《165町石近くの展望台から紀ノ川沿いに広がる九度山町などの広がり~ずっと山中ばかりだったので、思わず深呼吸をした》
高野山町石道(ちょういしみち)は、聖地高野山への表参道である。その道しるべとして建てられたのが町石で、高さ3mを超す五輪搭形の石柱が、根本大塔を起点として慈尊院まで180基、奥の院の弘法大師御廟まで36基建てられている。
当初は卒塔婆を立てたが、鎌倉時代に花崗岩で造ったらしい。現在は道も整備され、古道歩きのハイキングコースになっている。標高差はざっと700mである。
6:00、宿を出て、まず昨日歩いた奥の院までの町石道の並ぶメインストリートを歩く。
6:50、1町石の立つ根本大塔入口のそばから実質的なスタート。
7町石の立つ大門を潜って林の中の町石道を下る。初めの内はひとつひとつ町石を確認しながら下ったが、その内に気にしなくなった。ただ30町ごとのペースを計りなから下る。だいたい50分前後だった。
弘法大師にまつわる伝説のある「鏡石」「押上石」「袈裟掛石」などの説明板を読みながら下る。
8:45、60町石が立つ国道と交差する矢立集落へ下りて行く。ここには昔の茶屋があったらしいが、今もあった。しかし、営業時間が9:30からだった。
まさか登りがあるとは思わなかった。矢立から7kmほどはアップダウンを繰り返えしながらも概ね登りだった。
9:30を過ぎた辺りから下から登って来る人たちと出会うようになる。合計30人ほどもいた。帰りはケーブルカーやバスで下れるので、日帰りハイクに人気があるようだ。
笠木峠を越えて、ほぼ中間の90町石辺りから、左側にゴルフ場が広がる。古道歩きにはそぐわないロケーションだ。
10:10、神田地蔵堂に到着。ここにも悲恋伝説があるようだ。水田風景が広がる。
10:30、「二つ鳥居」に到着。丹生明神と高野明神の鳥居で、もともとは弘法大師が木で建てたものを改修して来たが、1649年に現在の石造りにしたらしい。
東屋があり、眼下に広がる天の里の田園風景を眺めながら、30分程の昼食タイム。ここが660mほどの最高地点であとは下りとなる。
みごとに掘れた道にも1200年の歴史を感じる。
やがて、柿畑の中の急な下りが続く。柿畑は初めて目にするような気がする。花が終わって小さな実ができ始めていた。
柿畑の中の一段と高い所に展望台があった。紀ノ川流域に広がる大展望が見事だ。
直射日光で35℃にもなっている暑さの中、膝が笑うような柿畑の中の急な下りに汗が吹き出る。
12:55、1町石からほぼ6時間で、180町石の立つ慈尊院に到着。
180町石をカメラに収めたあと、国宝になっている弥勒菩薩坐像が祀られている弥勒堂に、この旅で初めて手を合わせ、賽銭を入れて旅の無事を感謝した。
ギラギラと暑い中、九度山駅までの1.5kmの歩きが辛かった。途中の道の駅で町石道の展示などを見る。
13:45、10日間に渡る200kmの歩き旅のゴール、九度山駅に到着。
電車で、新今宮の馴染みの激安ホテルへ。まずは、着るものがなくなったのでホテルのコインランドリーで洗濯。その間にビールで安着祝い。一番風呂にも入ってさっぱりして、ブログを打つ。
これから、夕食を兼ねて天王子まで歩き、妻ご所望のお土産を買いに…。
高野山町石道(ちょういしみち)は、聖地高野山への表参道である。その道しるべとして建てられたのが町石で、高さ3mを超す五輪搭形の石柱が、根本大塔を起点として慈尊院まで180基、奥の院の弘法大師御廟まで36基建てられている。
当初は卒塔婆を立てたが、鎌倉時代に花崗岩で造ったらしい。現在は道も整備され、古道歩きのハイキングコースになっている。標高差はざっと700mである。
6:00、宿を出て、まず昨日歩いた奥の院までの町石道の並ぶメインストリートを歩く。
6:50、1町石の立つ根本大塔入口のそばから実質的なスタート。
7町石の立つ大門を潜って林の中の町石道を下る。初めの内はひとつひとつ町石を確認しながら下ったが、その内に気にしなくなった。ただ30町ごとのペースを計りなから下る。だいたい50分前後だった。
弘法大師にまつわる伝説のある「鏡石」「押上石」「袈裟掛石」などの説明板を読みながら下る。
8:45、60町石が立つ国道と交差する矢立集落へ下りて行く。ここには昔の茶屋があったらしいが、今もあった。しかし、営業時間が9:30からだった。
まさか登りがあるとは思わなかった。矢立から7kmほどはアップダウンを繰り返えしながらも概ね登りだった。
9:30を過ぎた辺りから下から登って来る人たちと出会うようになる。合計30人ほどもいた。帰りはケーブルカーやバスで下れるので、日帰りハイクに人気があるようだ。
笠木峠を越えて、ほぼ中間の90町石辺りから、左側にゴルフ場が広がる。古道歩きにはそぐわないロケーションだ。
10:10、神田地蔵堂に到着。ここにも悲恋伝説があるようだ。水田風景が広がる。
10:30、「二つ鳥居」に到着。丹生明神と高野明神の鳥居で、もともとは弘法大師が木で建てたものを改修して来たが、1649年に現在の石造りにしたらしい。
東屋があり、眼下に広がる天の里の田園風景を眺めながら、30分程の昼食タイム。ここが660mほどの最高地点であとは下りとなる。
みごとに掘れた道にも1200年の歴史を感じる。
やがて、柿畑の中の急な下りが続く。柿畑は初めて目にするような気がする。花が終わって小さな実ができ始めていた。
柿畑の中の一段と高い所に展望台があった。紀ノ川流域に広がる大展望が見事だ。
直射日光で35℃にもなっている暑さの中、膝が笑うような柿畑の中の急な下りに汗が吹き出る。
12:55、1町石からほぼ6時間で、180町石の立つ慈尊院に到着。
180町石をカメラに収めたあと、国宝になっている弥勒菩薩坐像が祀られている弥勒堂に、この旅で初めて手を合わせ、賽銭を入れて旅の無事を感謝した。
ギラギラと暑い中、九度山駅までの1.5kmの歩きが辛かった。途中の道の駅で町石道の展示などを見る。
13:45、10日間に渡る200kmの歩き旅のゴール、九度山駅に到着。
電車で、新今宮の馴染みの激安ホテルへ。まずは、着るものがなくなったのでホテルのコインランドリーで洗濯。その間にビールで安着祝い。一番風呂にも入ってさっぱりして、ブログを打つ。
これから、夕食を兼ねて天王子まで歩き、妻ご所望のお土産を買いに…。