癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

清里フットパス(17km)

2020年09月17日 | ウォーキング・ジョギング・マラソン

 小清水町と斜里町と境をなす清里町は、この両町から分村している。当時は上斜里村としていたが、昭和30年の町制施行に伴い、それぞれの町名の清と里を1字ずつを取って「清里町」と名付けられている。珍しくアイヌ語地名ではない。

 「日本で一番美しい村」という標柱には驚いたが、全国農村景観コンクール全国特選の20選の町村は、「日本で一番美しい村連合」を組んでいるようだ。北海道では、美瑛町も同じフレーズを謳っている。また、カントリーサインは、斜里岳と焼酎工場である。

 6月に来たときには、神の子池やサクラの滝や裏摩周に寄ったが、今日は「清里フットパス」を歩いて、美しい農村風景を堪能することにした。

  このフットパスは、「パノラマの丘コース11.3km」と「タウンコース6.3km」からなっているが、続けて周回できるようになっている。

 温泉ホテル緑清荘を起点とし、まずはパノラマの丘コースを歩き、緑ヶ丘公園からタウンコースを回った。両コースのダブリの部分の0.3kmは歩かなかったので、ちょうど17kmだった。

 7:00、雨の心配もあったが、本格的な降りにはならないだろうと希望的観測でスタート。

斜里川を渡り、高台への農道を登って行く。

 登り切ると、畑地が広がり、正面に雲に纏われた斜里岳が見える。朝に見たときより、雲が低くなっていて、止めて良かったと思った。

 高台の美しい農村風景が広がる。

 大根の獲り入れ風景

 獲り入れが終った広大なじゃかいも畑の向こうにやはり雲で覆われた海別岳が見える。天気が良いと、この左手に知床連山が見えるはず。

 洒落た農家だと思ったら、ペンション「旅の宿 風景画」だった。

 しばらく進むと、今度は「清里イートバーヴ ユースホステル」が現れた。

 高台の畑地から平地の畑地へ下りていく。ここもじゃがいもの獲り入れのようだ。

 パノラマの丘コースからタウンコースへの繋ぎの緑ヶ丘公園のきれいに整備された林の中の遊歩道を回る。

 清里神社の前を通る。昭和2年に上斜里神社として創立し、昭和18年斜里村より分村して上斜里村になる。昭和30年上斜里村より清里町へ町名変更を受け現社名に変更する・・・とのこと。。

 市街地のメイン通りへ出る。

 「庭園のまち きよさと」を謳う交差点の花壇。

 清里町役場~人口は4000人弱。

 情報交流施設「きよ~る」とカントリーサインにもなっている焼酎工場。

 きよ~るの中の清里町特産品コーナー

 立派な武道館もある。この手前に、清里高校と清里中学校が並んでいた。

 上は、生涯学習センター。下は、総合保健福祉センター。

 ゴールまで、あと5分ほどの清里小学校の広い前庭を歩いていたら、本降りの雨に見舞われた。校庭の東屋で小降りになるまで5分ほど雨宿り。

 10:40、雨の中、スタート地点の緑清荘の駐車場の車の中に飛び込んだ。濡れた衣服を着替えて、温泉へ(450円)。

 ほぼ貸切状態の休憩室でブログを打ち終え、のんびり過ごしている。

◎今朝の斜里岳と知床連山

 今朝はすんなりと清里フットパスを選んだわけではなかった。斜里岳の見える小清水町の道の駅で朝を迎えた。斜里岳は後ろの両側から雲は押し寄せているが、山頂は見えている。しかし、上空は濃い雲に覆われていた。

 気は進まなかったが、用意をして登山口を目指した。

 途中から低い雲の下に、東側からの雲がオホーツク海側へ流れ来んでいる知床連山が見えた。

 登山口へ向かう途中に、雨が降ってきたので、山の方を見たら、山頂付近はすでに降っているようだ。これ幸いと、迷わずに、Uターンして、清里フットパスへ転進した次第である。結果的に、大正解だった。