日の出と共に行動開始。
のはずだったが、なかなか眠れず、寒くてバラクラバをスッポリ被ってシュラフもスッポリ被って真っ暗状態で、うつらうつらしていたようで気付いた時には空が明るくなり始めていてビックリ。
ガスは無く晴れてモルゲンロートと雲海の綺麗な景色を見ることが出来た。
相変わらず風はビュービュー吹き止まず、風に飛ばされないようテントを撤収。
荷物を片付けている間にYnさんがルート確認に行き、印を発見。
私は赤いペンを発見。他にもここまできた人が居たんだね。
ルートに戻る為に下降し、アイゼン装着。トラバース。
安全に一歩一歩進むために神経を研ぎ澄ませ慎重に歩を進める。
相変わらずYnさんは先を歩く。
前穂高岳。
ジャーン!ジャンダルム!!
雪を被ったジャンダルムの下部のトラバース部分でYnさんが雪を踏み抜いた!
気を付けて、と注意を促される。ビビった私は、慎重に。
右の岩面にはほんの少しの浅い手掛かりしかなく、かなり緊張しながらそこを通過した。
危なかったのはほんの1、2歩でその先はしっかりした雪が付いていた。
そして、ジャンダルム登頂。天使と記念撮影♪
なんとアンチスノープレートが外れてる。
カジタックス壊れやすいとは聞いていたが…買ったばっかりの新品やのに!
廃業されて今はモンベルが引き継いでいるようだ。
兎も角、テーピングでグルグル巻きにして応急措置。
懸垂で下りる。50mロープ使用。
その先でも2ピッチ懸垂。
奥穂からソロでジャンを目指す人とすれ違った。
馬の背の取り付きには「ウマノセ」と書いてある。
奥穂高岳。
ソロで登って来られた女性に撮っていただきました。有難うございます!
富士山。
穂高岳山荘へ下山。ここから先は雪がしっかりあり歩きやすい。
赤い屋根が見えてきた。
到着。
早速、昼食。あったまる~!
今日中に下山してしまおうかとも思っていたが、ここから先の長い下りで膝の事を考えると無理することもないかと話が纏まりもう一泊することになった。
テント1張り1000円也かと思ったら1張りでも、1人1000円、2人で2000円。
今日は下地が快適な我が家。
玄関からは奥穂が臨める。
山荘の図書室は暑いくらい温かくずっとここにいて夕日を見たいと思っていたが、山荘泊者の食堂となるので出て行かねばならなかった。
テント泊の我々は玄関横の土間食堂でストーブに当たりながら夕食準備。
小屋営業終了前の最後の週末、良い天気予報とあってぞくぞくと登山客がやって来る。
食後はストーブを囲んで他のお客さんと談笑。
山の経験値が少ない私はもっぱら聞き役だけどなんだか楽しかった。