チラシの品位は、電気店の品格

2009年04月16日 | お客さん宅で
             (大型量販店のチラシの表現には、
                       ほとほと呆れてしまいます)

お客様の玄関に一歩入ると、そのおうちの品位がわかります。
応接間に座り周りを見れば、お客様の品格がわかります。
Kさん宅は品位も品格も、それに加えて「おやじギャグ」も一級品なのです。
昨日、ジャー炊飯器のご相談に訪問です。
アトム特選品カタログの定番品をお勧めするため、掲載商品のメーカーカタログも一緒に持参です。

『ハイ、象印は10万円の高級品からズラッと14機種もありまして、小結格のこの商品くらいでいかがですか』と説明すると、
Kさん曰く、「おぉ~いいねぇ~、小結格でおいしいこむすび(おむすび)出来ますね~」と、おやじギャグで応えます。
メーカーカタログには定価表示のある商品、なのにアトム特選品カタログは定価表示なしの特価表示のみです。
Kさん曰く、「どーんと定価を書いて、そこから大巾値引きの特価表示にすればいいのに、アトムさんは正直価格だね」と指摘です。
アトムのカタログ、よ~く見れば二重価格表示なんか全く無しのすっきり表示のオンパレードです。

朝刊に折り込みの大型量販店チラシを見ますと、相変わらずの大げさ表示のオンパレードです。
30%のポイント付けます表示、46型液晶はポイントが30%の、119,400円も付くんだって、なんかお客様を小バカにしているような表現ですね。
存在しない自店通常価格に斜線を引いて、特価、特価と詐欺のような二重価格表示は当たり前、
冷蔵庫がえらい安い表示とよく見れば、インターネットの加入が条件、「冷蔵庫とネット、関係ないよ~」と云いたくなるような、半分騙しの表示です。
何とも派手な大型チラシなんですが、どうにも品位に欠ける表示です。
そんなチラシを見ていると、チラシの奥から品格無しの量販店が見えてきます。

そこに、ベスト電器本社家宅捜索・元幹部逮捕のニュースです。
ほんとうに、量販店の品格はどこまで落ちるのでしょうかね。
テレビに映る、鳩山総務相の今日の言葉を借りると、「この輩(やから)達、ほんとうにけしからん、ほんとうに許せない」の一語に尽きますよ。