百姓昭明協和萬邦(ひゃくせい、しょうめい、きょうわ、ばんぽう)

2009年04月29日 | 季節(春)

                     (本日は祝日「昭和の日」、真新しい国旗です)

いよいよゴールデンウィークの始まりです。
天候に恵まれた本日、ニュースでは1000円高速の効果でしょうか、車での遠出が賑わっているようですね。
当店は本日より、「アトム創業20周年記念セール」の案内状配りです。
今回は、息子の「結婚します・特別企画」バージョンですから、何を置いても地元・池上地区の皆さんに、まずはお知らせです。
一軒一軒声をかけ、『まだ2週間ちょっと先ですがよろしく、よろしく』と配ります。
「まあ、おめでとう。売り出しの日にはお嫁さんの菓子、もらいに行くよ」と、心からのお祝いの言葉です。
当店のゴールデンウィークは、毎日毎日お客様への訪問となりそうです。

久しぶりに国旗をブログにアップしました。真っさらできれいな国旗となりました。
30数年のうちに何回替えたことでしょうか、去年の暮、もうそろそろと思っていますと、
ひょっこりお客様のKさんから、「これ新品の国旗、使ってください」と、いただいて新年から使わせてもらっています。
今日は国をあげて祝う日、「国民の祝日」です。
遊びに行く前に、「祝日」の意義をよ~くかみしめて、こぞって祝いの気持ちを現わしたいものですね。

平成をはじめ、元号の多くが「書経」の中からその言葉が選ばれていますね。
昭和の出典も、「書経・堯典」の一節、
”九族既睦平章百姓 百姓昭明協和萬邦”、「九族(きゅうぞく)既(すで)に睦(むつ)まじくして,百姓(ひゃくせい)を平章(へいせい)す。 百姓(ひゃくせい)昭明(しょうめい)にして、萬邦(ばんぽう)を協和(きょうわ)す。」から採用されています。

文中の「昭(しょう)」は、人々の「徳」を表し、「和(わ)」は「心和む」を表しますね。
百姓(人々のこと)が、それぞれ徳を明らかにすれば、日本中、いや書経は中国でしたね、昭明(しょうめい)すれば、萬邦(世界中)を仲良くさせることができるという意味ですね。
昭和はそんな願いを込めてスタートしたものの、決して穏やかなものではありませんでした。
でも、昭和が終わって早20年の月日、遠ざかっていけばいくほどに、懐かしさがこみ上げてくる言葉「昭和」の響きですね。