風見鶏することも出来ません

2009年04月19日 | 私の思い
(神戸・北野町の風見鶏の館)

昨日に続き、本日も完璧な日本晴れです。
近畿地方はじめ、かなり広い範囲で一日中雲ひとつない快晴が2日間も、それが土日ときたもんですから、各地のイベントはさぞかし賑わったことでしょう。

皆と連れだって、神戸は北野町を訪れました。
三宮から山の手に坂道を上がったところが北野町、神戸随一の観光地、異人館の町です。
異人館通りの中心地の広場が、「北野町広場」。その真ん前の赤レンガの異人館が、「風見鶏の館」です。
北野のシンボル的な存在、その又シンボルである尖塔の風見鶏は、快晴の風ひとつない春の日向(ひなた)に寝てしまったのでしょうか、ピクリとも動きません。

ちょうど広場では、大道芸が始まりました。
円形の階段から眺める観光客を相手に、ちょっと照れた話術ながら絶妙な演技、
あまりの素晴らしさに拍手喝采、差し出すハットに次々とチップが投じられます。
風見鶏は、しっかり世間の風を感じて正しい方向に動きます。

本日わが町豊岡市は、市長選と市議補欠選の告示日、すなわち立候補の受付日です。
夜半に帰り、我が家の前のポスター掲示板、
市長は一人さみしくぽつんとポスター1枚、市議も二名の欠員に仲良く2枚のポスター、すなわちどちらも無投票なんです。
市長は、4年前の合併時無投票当選に続き、連続2回となる無風選挙です。
市議補欠候補なんて、その原因者たる途中辞任者がまた立候補、そして無投票当選、それも半年後に又市議会選挙、
「こんなの、あり~」と叫びたくなる、な~んか妙な気分になってしまう結果です。
豊岡の今度の選挙は、主権者たる市民が風見鶏することさえもできない、情けな~い結果をさらけ出してしまいましたね。