最近2本の映画を観た。
アマゾンプライムでこれ観た↓
「日本のいちばん長い日」
これは2015年の原田眞人監督のやつで、公開当時観たんだよね。面白かったんだよ。そしてまた先週、予習のつもりで観たの。
どういうお話かというと、説明がめんどくさいのでいつもお世話になっておりますmoviewalkerから引用させていただきます↓
混迷極める太平洋戦争末期の日本において国の行く末を模索する人々の姿を描いた、半藤一利のノンフィクション小説を映画化。陸軍大臣、天皇陛下、総理大臣など閣議に参加した人々の姿と、クーデターを企む青年将校たちの姿が描かれる。監督は『駆込み女と駆出し男』など、人間ドラマに定評のある原田眞人。
1945年7月、戦局が厳しさを増す中、日本に無条件降伏を求めるポツダム宣言が発表された。連日閣議が開かれ議論に議論が重ねられるが、降伏かそれとも本土決戦か結論が出ないまま8月に突入。広島、そして長崎に原爆が投下され『一億玉砕論』の声も上がる中、日本最大の決断がくだる。しかし降伏に反対する若手将校らは玉音放送を流させまいとクーデターを企て皇居やラジオ局占拠に向け動きはじめる……。
というお話だった。
とにかくいい役者揃いで話も面白く、そして戦争という理不尽なものに対するイライラがつのり疲れる映画です。
あの人にもこの人にも観てほしい…
そんで昨日コルトンプラザで観たのがこれ↓
「日本のいちばん長い日」
これ1967年の映画で岡本喜八監督の。原作は2015年と同じもののはずだが、なんだか全然イメージが違う。
どういうお話かというと説明がめんどくさいのでいつもお世話になっておりますmoviewalkerから引用↓
大宅壮一名義(実際の著者は当時編集者だった半藤一利)で当時の政治家宮内省関係、元軍人や民間人から収録した実話を編集した同名原作(文芸春秋社刊)を、「上意討ち -拝領妻始末-」の橋本忍が脚色し、「殺人狂時代」の岡本喜八が監督した終戦秘話。撮影は「喜劇 駅前競馬」の村井博。
戦局が次第に不利になってきた日本に無条件降伏を求める米、英、中のポツダム宣言が、海外放送で傍受されたのは昭和二十年七月二十六日午前六時である。直ちに翌二十七日、鈴木総理大臣官邸で緊急閣議が開かれた。その後、八月六日広島に原爆が投下され、八日にはソ連が参戦、日本の敗北は決定的な様相を呈していたのであった。第一回御前会議において天皇陛下が戦争終結を望まれ八月十日、政府は天皇の大権に変更がないことを条件にポツダム宣言を受諾する旨、中立国のスイス、スウェーデンの日本公使に通知した。十二日、連合国側からの回答があったが、天皇の地位に関しての条項にSubject toとあるのが隷属か制限の意味かで、政府首脳の間に大論争が行なわれ、阿南陸相はこの文章ではポツダム宣言は受諾出来ないと反対した。しかし、八月十四日の特別御前会議で、天皇は終戦を決意され、ここに正式にポツダム宣言受諾が決ったのであった。この間、終戦反対派の陸軍青年将校はクーデター計画を練っていたが、阿南陸相は御聖断が下った上は、それに従うべきであると悟した。一方、終戦処理のために十四日午後一時、閣議が開かれ、陛下の終戦詔書を宮内省で録音し八月十五日正午、全国にラジオ放送することが決った。午後十一時五十分、天皇陛下の録音は宮内省二階の御政務室で行われた。同じ頃、クーデター計画を押し進めている畑中少佐は近衛師団長森中将を説得していた。一方厚木三〇二航空隊の司令小薗海軍大佐は徹底抗戦を部下に命令し、また東京警備軍横浜警備隊長佐々木大尉も一個大隊を動かして首相や重臣を襲って降伏を阻止しようと計画していた。降伏に反対するグループは、バラバラに動いていた。そんな騒ぎの中で八月十五日午前零時、房総沖の敵機動部隊に攻撃を加えた中野少将は、少しも終戦を知らなかった。その頃、畑中少佐は蹶起に反対した森師団長を殺害、玉音放送を中止すべく、その録音盤を奪おうと捜索を開始し、宮城の占領と東京放送の占拠を企てたのである。しかし東部軍司令官田中大将は、このクーデターの鎮圧にあたり、畑中の意図を挫いたのであった。玉音放送の録音盤は徳川侍従の手によって皇后官事務官の軽金庫に納められていた。午前四時半、佐々木大尉の率いる一隊は首相官邸、平沼枢密院議長邸を襲って放火し、五時半には阿南陸相が遺書を残して壮烈な自刃を遂げるなど、終戦を迎えた日本は、歴史の転換に伴う数々の出来事の渦中にあったのである。そして、日本の敗戦を告げる玉音放送の予告が電波に乗ったのは、八月十五日午前七時二十一分のことであった。
というお話です。
2015版に比べると、1967版はナレーションがはいっていて話の流れがわかり易い。ちなみにナレーターは仲代達矢さんです。
そして軍人たちがしゃべる際いちいちデカイ声でどなるのでうるさーてうるさーてかなわん。
2015版で役所広司さんのやってる阿南陸軍大臣はこちらではあの三船敏郎がやっているのだが、なんか三船阿南より役所阿南のほうが人間味があって魅力的なような気がする。
2015版のほうがドラマチックで脚本が面白いような気がするのは、現代に作られた映画を同じ時代に生きてる私が観たからなのかしら。
決定的に違うのは1967版では昭和天皇の姿がはっきりと描かれていないことで、椅子に座った後ろ姿(その椅子には菊のご紋)とか、立ち姿は天皇の前に並ぶ軍人たちの陰になるようにしてあって、まだこの時代に陛下の姿を描くことはなんとなく許されないことだったのだなあ。
そう思うと2015版で昭和天皇役をやったモックンはなかなかのプレッシャーだったろうに…かなり良かったですねー
ポツダム宣言に対して随分のんきに構えていてイライラしたり、つまらん見栄とプライドのせいでグズグズしてるうちに新型爆弾落とされたじゃないかとイライラしたり、とにかく疲れるけどまたしばらくしたら2015版のほうは観たいなあと思います。
アマゾンプライムでこれ観た↓
「日本のいちばん長い日」
これは2015年の原田眞人監督のやつで、公開当時観たんだよね。面白かったんだよ。そしてまた先週、予習のつもりで観たの。
どういうお話かというと、説明がめんどくさいのでいつもお世話になっておりますmoviewalkerから引用させていただきます↓
混迷極める太平洋戦争末期の日本において国の行く末を模索する人々の姿を描いた、半藤一利のノンフィクション小説を映画化。陸軍大臣、天皇陛下、総理大臣など閣議に参加した人々の姿と、クーデターを企む青年将校たちの姿が描かれる。監督は『駆込み女と駆出し男』など、人間ドラマに定評のある原田眞人。
1945年7月、戦局が厳しさを増す中、日本に無条件降伏を求めるポツダム宣言が発表された。連日閣議が開かれ議論に議論が重ねられるが、降伏かそれとも本土決戦か結論が出ないまま8月に突入。広島、そして長崎に原爆が投下され『一億玉砕論』の声も上がる中、日本最大の決断がくだる。しかし降伏に反対する若手将校らは玉音放送を流させまいとクーデターを企て皇居やラジオ局占拠に向け動きはじめる……。
というお話だった。
とにかくいい役者揃いで話も面白く、そして戦争という理不尽なものに対するイライラがつのり疲れる映画です。
あの人にもこの人にも観てほしい…
そんで昨日コルトンプラザで観たのがこれ↓
「日本のいちばん長い日」
これ1967年の映画で岡本喜八監督の。原作は2015年と同じもののはずだが、なんだか全然イメージが違う。
どういうお話かというと説明がめんどくさいのでいつもお世話になっておりますmoviewalkerから引用↓
大宅壮一名義(実際の著者は当時編集者だった半藤一利)で当時の政治家宮内省関係、元軍人や民間人から収録した実話を編集した同名原作(文芸春秋社刊)を、「上意討ち -拝領妻始末-」の橋本忍が脚色し、「殺人狂時代」の岡本喜八が監督した終戦秘話。撮影は「喜劇 駅前競馬」の村井博。
戦局が次第に不利になってきた日本に無条件降伏を求める米、英、中のポツダム宣言が、海外放送で傍受されたのは昭和二十年七月二十六日午前六時である。直ちに翌二十七日、鈴木総理大臣官邸で緊急閣議が開かれた。その後、八月六日広島に原爆が投下され、八日にはソ連が参戦、日本の敗北は決定的な様相を呈していたのであった。第一回御前会議において天皇陛下が戦争終結を望まれ八月十日、政府は天皇の大権に変更がないことを条件にポツダム宣言を受諾する旨、中立国のスイス、スウェーデンの日本公使に通知した。十二日、連合国側からの回答があったが、天皇の地位に関しての条項にSubject toとあるのが隷属か制限の意味かで、政府首脳の間に大論争が行なわれ、阿南陸相はこの文章ではポツダム宣言は受諾出来ないと反対した。しかし、八月十四日の特別御前会議で、天皇は終戦を決意され、ここに正式にポツダム宣言受諾が決ったのであった。この間、終戦反対派の陸軍青年将校はクーデター計画を練っていたが、阿南陸相は御聖断が下った上は、それに従うべきであると悟した。一方、終戦処理のために十四日午後一時、閣議が開かれ、陛下の終戦詔書を宮内省で録音し八月十五日正午、全国にラジオ放送することが決った。午後十一時五十分、天皇陛下の録音は宮内省二階の御政務室で行われた。同じ頃、クーデター計画を押し進めている畑中少佐は近衛師団長森中将を説得していた。一方厚木三〇二航空隊の司令小薗海軍大佐は徹底抗戦を部下に命令し、また東京警備軍横浜警備隊長佐々木大尉も一個大隊を動かして首相や重臣を襲って降伏を阻止しようと計画していた。降伏に反対するグループは、バラバラに動いていた。そんな騒ぎの中で八月十五日午前零時、房総沖の敵機動部隊に攻撃を加えた中野少将は、少しも終戦を知らなかった。その頃、畑中少佐は蹶起に反対した森師団長を殺害、玉音放送を中止すべく、その録音盤を奪おうと捜索を開始し、宮城の占領と東京放送の占拠を企てたのである。しかし東部軍司令官田中大将は、このクーデターの鎮圧にあたり、畑中の意図を挫いたのであった。玉音放送の録音盤は徳川侍従の手によって皇后官事務官の軽金庫に納められていた。午前四時半、佐々木大尉の率いる一隊は首相官邸、平沼枢密院議長邸を襲って放火し、五時半には阿南陸相が遺書を残して壮烈な自刃を遂げるなど、終戦を迎えた日本は、歴史の転換に伴う数々の出来事の渦中にあったのである。そして、日本の敗戦を告げる玉音放送の予告が電波に乗ったのは、八月十五日午前七時二十一分のことであった。
というお話です。
2015版に比べると、1967版はナレーションがはいっていて話の流れがわかり易い。ちなみにナレーターは仲代達矢さんです。
そして軍人たちがしゃべる際いちいちデカイ声でどなるのでうるさーてうるさーてかなわん。
2015版で役所広司さんのやってる阿南陸軍大臣はこちらではあの三船敏郎がやっているのだが、なんか三船阿南より役所阿南のほうが人間味があって魅力的なような気がする。
2015版のほうがドラマチックで脚本が面白いような気がするのは、現代に作られた映画を同じ時代に生きてる私が観たからなのかしら。
決定的に違うのは1967版では昭和天皇の姿がはっきりと描かれていないことで、椅子に座った後ろ姿(その椅子には菊のご紋)とか、立ち姿は天皇の前に並ぶ軍人たちの陰になるようにしてあって、まだこの時代に陛下の姿を描くことはなんとなく許されないことだったのだなあ。
そう思うと2015版で昭和天皇役をやったモックンはなかなかのプレッシャーだったろうに…かなり良かったですねー
ポツダム宣言に対して随分のんきに構えていてイライラしたり、つまらん見栄とプライドのせいでグズグズしてるうちに新型爆弾落とされたじゃないかとイライラしたり、とにかく疲れるけどまたしばらくしたら2015版のほうは観たいなあと思います。
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