ジュゴン掲示板

ジュゴン保護キャンペーンセンター(SDCC)は日本では沖縄にのみ生息しているジュゴンを守るために活動をしています。

「基地のない平和で豊かな沖縄をめざす会」の総会に参加してきました

2013年03月04日 | ジュゴンブログ
 昨日(3/3)に「基地のない平和で豊かな沖縄をめざす会」の総会に参加してきました。
 この会のみなさんには、「ジュゴンでトレイン」やアメリカ領事館行動などで何度も協力していただいてきました。



 場所は東大阪の小坂にある「喫茶美術館 和寧文化社」
 画家(洋画・書)須田剋太と民藝陶芸家(人間国宝)島岡達三の作品展示と喫茶をかねた素敵な空間です

 まず年間活動報告と会計の方からの会計報告。
 ほぼ連日さまざまなイベントに参加され、駅前のチラシくばりなども地道に継続されています。



 報告の後はQABの、オスプレイパッド建設に反対する高江住民を描いた映像「標的の村」の上映と交流。

 高江のカフェ「山瓶」の安次嶺さん一家に焦点を当てた映像は、生活の場を奪われる住民の怒りを淡々と伝えるもので、心を打ちました。「標的の村」の題名は、米軍が高江の集落自身を、攻撃目標に見たてて実際に演習をしている事実をさします。
 昨年9月のオスプレイ配備に反対する普天間封鎖の映像もありました。野嵩ゲートを封鎖した車の中に、一人の女性島唄歌手がいました。彼女は安里屋ゆんたを朗々とうたいます。「昔琉球王朝は八重山諸島に役人を赴任させ米や織物などの税をあつめていた。そして現地の美しい女性を現地妻にすることが多かった。この歌は『私は島の娘です。あなたの妻にはなりません』と抵抗した歌です。」と主催者の方が説明してくれました。



 交流では、今帰仁出身で大正区在住、大正駅前でチラシ配りを定期的にしていたが、病気でしばらく中断していた。でもまた再開したい、という方。那覇出身で沖縄戦の際はヤンバルに逃げた。天仁屋崎で8月4日米軍にとらえられた。収容所で「レーション」(米軍の携帯用食料)を配られ、「食糧現地調達」で住民にひどい仕打ちをしてきた日本軍とのあまりの違いに驚き、敗戦を確信した、と体験を話された方。



沖縄の平和をテーマにしたキルト作品「辺戸の祈り」「ガマ」「サトウキビ畑」3部作「連なる命」を作成したキルト作家の方、などがお話しされました。 


  右が「辺戸の祈り」 中央が「ガマ」


  左が「サトウキビ畑」です。


 すてきな三線の伴奏で「安里やゆんた」などを歌い総会を終えました。
 有意義な時間を過ごさせていただいた「基地のない平和で豊かな沖縄をめざす会」のみなさまに感謝します。

☆じゅごん

3/2 第9回京都・環境教育ミーティング参加報告

2013年03月03日 | 活動報告
3月2日(土)、雪がちらつく寒い一日でしたが、京都の龍谷大学で
開催された、第9回京都・環境教育ミーティングに参加してきました。

環境教育や環境保全活動に関心のある市民をはじめ,学生,NGO/NPO,事業者,
教育・行政関係者,環境学習施設関係者が約300人集まって、
講演や発表が行われました。


SDCCは「活動を広めたい!知らない人に振り返ってもらう方法」というテーマで
発表しました。まずは、ジュゴンのこと、SDCCの団体紹介。


ジュゴン現状、沖縄の基地のこと、アセスのこと、
街頭などで、一言で伝えるのは、なかなか大変。
難しい政治問題だと敬遠されてしまうこともあります。

そこで、ジュゴンちゃんの登場です


ジュゴンちゃんが、折り紙を配ると、つい受け取ってします。
これが関心を持ってもらう第一歩


それから、ジュゴンでトレイン!や、写真展生物多様性パレードなど、
多くの人に知ってもらうための手段あれこれを紹介しました。



後半は、関心を深めて活動に参加してもらう方法のひとつとして、
じゅごんの里ツアーについて、お話ししました。


たくさんの分科会発表がひしめいていて、私たちの発表に来てくださったのは、
10数名ほどでしたが、しっかり伝えることができたと思います。


ブースも出展し、たくさんの方に署名をしていただきました。
グッズも人気でしたよ。


最後に全体会があり、3.11後の持続可能な地域社会の実現に向けて、
私たちは、どう取り組んだらいいのか、グループでディスカッションしました。

様々な人との新しい出会いと、思わぬなつかしい顔との再会があって、
とても充実した一日でした。

ZAN