ジュゴン掲示板

ジュゴン保護キャンペーンセンター(SDCC)は日本では沖縄にのみ生息しているジュゴンを守るために活動をしています。

3/14 辺野古訪問

2011年03月31日 | 活動報告

なかなか報告できずにいましたが、3/14辺野古テント村に行きました。


この日で2521日。
毎日座り込みは続いています。


テントでは、起こったばかりの地震の話、
米国務省のメア元日本部長の発言のことなど、色々お話ししました。


ポチはマイペース また会えたね。


ヘリ基地反対協の安次富さんに、辺野古の浜の案内をしていただきました。


浜が、どんどん掘り起こされています
海の中まで掘っています


思っていたよりずっと大掛かりな工事。
とても大きな壁が作られようとしています。
平和を願うピースリボンを、つけさせないようにするためでしょうか。


でも、「ジュゴンの海に基地はいらない」というメッセージは
今も全国から届いています。


私たちが集めたメッセージも、くくりつけて来ました。


そのあと、写真家の牧志治さんに、海を案内していただきました。


この日の海は透明度がとても高くて、船の上から「のぞきめがね」でのぞきこむと
アオサンゴやハマサンゴも、とてもきれいに見えました。


海から見たキャンプシュワブです。
手前は海草藻場―ジュゴンのエサ場です。
新基地計画では、ここを埋め立てようというのです。


豊かな未来のためには、基地も原発もいらない
大切ないのちを守りましょう。

ZAN

3/27 辺野古キャラバン・ファイナルのラスト

2011年03月30日 | 活動報告

3/19からの辺野古キャラバン・ファイナル。


途中、21日にはモンゴルデーで、馬頭琴の演奏があったり、
エスペーロというフェアトレード雑貨のお店が出たりでにぎわいました。


やんばる・高江の展示もありました


SDCCのグッズもよく売れましたよ


ゲルは、途中でなくなりましたが、
映画館内で展示をさせていただきました。


3月」の名護行きの写真を見て、「私も先週辺野古に行って来たんですよ」
と声をかけてくれた人もいました


最終日にはシネマ神戸館主さんからの
ごあいさつもありました。去年シネマ神戸をゲット
「好きなように使えるようになったから、ファイナルはぜひここで
ということで、シネマ神戸がファイナルの舞台になりました。


昨年9月からの長期のキャラバンもこれでラスト。
震災で大変な時期でしたが、この間に藤本監督は
小出裕章さんのインタビューDVD『福島原発で何が起こっているのか』(60分1000円)を
作成されました。注文はこちらから。
藤本監督、本当にお疲れさまでした。

今回の企画は、辺野古とモンゴルのちょっと不思議な出会い。
モンゴルの遊牧民の方たちの暮らしは、
たくさんのエネルギーを使う、私たちの暮らしより、ずっと豊かに思えます。
事は、そう単純ではないかもしれませんが、草原に生きる人たちの知恵を
もっと知りたいな、と思いました。

キャラバンに参加できて良かった
皆さんありがとう

ZAN

3/11 名護で

2011年03月24日 | ジュゴンブログ

3/13写真展&意見交換会の準備で、11日に名護に行きました。
写真展をする名護市立中央図書館や、名護博物館に、写真展のチラシを
置いてもらおうと出かけました。


名護博物館には、ジュゴンの(ハリボテ?)展示があります。


こちらは、ジュゴンの骨格標本です。
クジラの展示室の中に置かれています。
ジュゴンはカイギュウ(海牛)目、クジラはクジラ目と
分類上違うのですが、クジラとともにポピュラーな動物だった
ということでしょうか。


博物館で、ちょうど「名護湾の生きものたち」展をやっていたので
のぞいてみました。


名護市東江の海は、ちょっとのぞくとたくさんのイソギンチャクに会えるなど
とても豊かな海です。ところが、埋め立てがどんどん進んでいるのです。
詳しくは「北限のジュゴン調査チーム・ザン」さんのブログを見てください→こちら


あまりにもきれい(?)に、埋め立てられてしまった東江海岸。


東江海岸で集めた貝のすばらしいコレクション。
このほかにもいっぱいあるんですよ~
新設される博物館に、寄贈・展示されるそうです。


会場で、主催者のひとり浦島さんに出会いました
貝のコレクションをされている方もいらして、色々お話しを聞けました。
大阪でも、貝の展示ができたらいいなあ


夕方、市役所へ表敬訪問に。
そのとき、はじめて宮城沖の地震のことを知りました。
被害の大きさにびっくりしました。
名護市でも、津波対策におおわらわでした。
そんな中でも、ていねいに対応してくださった教育長さん。
ありがとうございました。

ZAN

3/20 イラク開戦8周年御堂筋デモ

2011年03月21日 | ジュゴンブログ
3/20 イラク開戦8周年御堂筋デモに参加してきました。
今回は、なんといっても全ての原発の停止、情報開示、住民避難
がメインスローガンです。



「基地ではなくジュゴン保護区」のバナーを持って御堂筋を歩きました。



「NO BASE」のプラカードも!



スタート前の集会で、SDCCからも発言しました。
「思いやり予算を廃止して、全てを復興予算にまわすべき」と
発言しました。



全ての原発は停止しかありません。上関原発の山口県知事も工事の停止を
中国電力に申し入れました。しかし現場では発破がまだおこなわれている
とのこと。
豊かな自然、安全な生活と、原発は相容れません。

☆じゅごん



上関原発を止めよう!

2011年03月21日 | ジュゴンブログ
東日本大震災による福島原発事故が広がる中で、
中国電力が長島・上関に原発の建設を強行しています。
3月13日に山口県が工事中止を勧告し、
15日には工事の一時()中止を発表しました。

4月10日には「奇跡の海を守ろう」国際シンポジウムが開かれます。

各地でこのシンポジウムに向けた取り組みがもたれています。
この一つとして、3月20日に「上関の自然を守ろう!
原発建設を止めよう!関西の集い」が大阪市内で行われました。



集会の柱は2本。
生物多様性保護の視点から
向井宏さん(京都大学教員)が
「上関の海の生き物の多様性と重要性、原発の問題点」を講演。
カンムリウミスズメをはじめ海の生物の多様性を
原発の温排水が生態系を破壊していることを実例を通して
批判しました。

もう一つは、
原発の危険性の視点から
長沢啓行さん(大阪府立大学名誉教員)が
「福島原発の実態と原発の危険性」を講演しました。



原発建設の際に、
250キロに及ぶプレートが4メートル沖に
移動することなどを想定しなかったことが問題で、
原子力安全委員会、東京電力などの責任であり、
今回の原発事故は人災であると厳しく批判しました。

また、福島原発の燃料棒の被覆管(0.7ミリ)が全壊すると
燃料棒間の冷却が妨げられ、過熱状態が加速される。
その耐久性が1000度で5日、1100度で1.5日、
1200度で10時間、1500度で数十分と
きわめて厳しい現状に置かれていることが明らかにされました。

また、放水による冷却で、原子炉圧力容器内外の気圧の差を
解消するために放出されている放射能に注意しなければならないことも
強調されました。

出席した賛同団体からは、
上関原発が脆弱な地盤の上に建設され、
取水口も地滑り地帯に設置されるので、
冷却水が地震が起これば取り込めなくなると
批判しました。

最後に、「生物多様性『愛知ターゲット』を実行するためにも、
原発の埋立て工事を全面中止するように要求する」決議を採択し、
参加者全員で黙とうしました。

 ジュゴンの保護者より。

3/19 辺野古キャラバン・ファイナル

2011年03月20日 | ジュゴンブログ

3/19神戸新開地のCinema KOBE(シネマ神戸)辺野古キャラバン・ファイナル
がはじまりました。最終日は27日です。



映画館前にモンゴルのゲルが登場!
物珍しそうにのぞいて行ってくれる人も多いです。


SDCCの展示です。ゲルの中だとちょっと雰囲気が変わっていい感じ。
モンゴルの遊牧民たちの写真も展示してあります。
モンゴルでも、基地建設が計画されているとのこと。
草原の国にも基地はいりません


藤本監督と影山プロデューサーからのご挨拶。
長編を流すだけでなく、お二人の解説付きで短編を
何本か流す、という趣向もありました。


ゲルの中でのおしゃべり。
どうしても震災の話になります。
特に神戸の人は、今回の震災を人ごととは思えません。
自らの被災体験を語っていく人、震災カンパを置いていく人も
いらっしゃいました。

このゲルでは震災のカンパ箱を設置しています。
カンパを募っているのは神戸の被災地NGO協働センター
お近くの方、ぜひのぞきに来てください。

映画の上映日程などはこちらをご覧ください。

ZAN

絶滅危惧種の保護に背を向けるCOP10議長国

2011年03月17日 | ジュゴンブログ
「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律
施行令の一部を改正する政令(案)」
(俗にいう「種の保存法」の改正案です)
に対する意見提出(パブリックコメント)の結果が明らかにされました

結果は言うまでもなく、
環境省が提案した5種を閣議決定(政令)しました。

環境省レッドリスト3155種のうち
82種しか法律で保護されていない中、
今回はわずか5種しか追加指定されませんでした。

その意見等の概要と意見に対する考え方についてでは、

45通の意見が出されましたが
そのうち、ジュゴンを種指定すべきであるとの意見は9件。

これに対する環境省の意見は、

「今回の意見募集はマルコガタノゲンゴロウ等
5種の国内希少野生動植物種の指定等について
意見を募集するものですが、
今後の参考とさせていただきます」でした。

環境省が審議会に提案しない限り、
種の保存法の種指定の対象にはならないのです。

市民の意見を聞かない、判断基準を示さない、
密室での種指定案の決定こそが問題なのです。

この前近代的な役人的な姿勢が
生物多様性条約COP10議長国・日本政府、環境省なのです。

昨年提出した4万5千人のジュゴンの種指定を求める
陳情署名を無視する環境省。

三度の国際自然保護連合(IUC)決議を無視する日本政府。

種の保存法改正を求める大運動を
今こそつくり出すべきです。

  ジュゴンの保護者より


毎月15日はジュゴンの日

2011年03月15日 | ジュゴンブログ
東日本大震災の被災者の方、家族・友人と連絡がつかず不安な方、目を疑うTVの映像・・胸が痛みます

首都圏でも計画停電など情報が定まらず、ソワソワしていますが、

大概の人は「被災地に比べたら」を心にもち、暮らしていると思います。

自分に出来る行動をし、この一大事を乗り越えていこう

沖縄の宮古島には「あららがま」という言葉があり「負けてたまるか、とか なにクソ」など

くじけそうな時、あとひと踏ん張りする力が湧いてくる言葉です。

悲しみの中どうしていいかわからない時「あららがま」精神で もうひと踏ん張り 進んでいこう

 

名護市で写真展と意見交流会を開きました。

2011年03月15日 | 活動報告

3月13日名護市中央図書館で
写真展「ヤンバルの森と海」と
意見交流会「豊かな海を守るために」を
開催しました。

東北・関東大震災のよる津波の影響で、
名護市民の参加に不安を抱えながら準備を進めました。


写真展はすなっくスナフキンさん、牧志治さん、
そして名護市・比嘉さんの写真提供で
豪華な写真展となりました。


SDCCからも2011年パシフィック・ジュゴン年をテーマにした展示や
グッズ販売、署名などを行いました。



朝早くからの準備で、10時半ごろには完了。
11時から意見交換会「豊かな海を守るために」を1時間行いました。




意見交流会への参加者は15人。
最初に、海勢頭代表のご挨拶。




つづいて、フィリピン・ミンダナオ島でのジュゴン保護区の
視察から帰ってきたスタッフからの報告。
「ちゃんぷるニュース」のシリーズで報告します。
期待してください。




そして、地元市議の東恩納琢磨さんから
「ジュゴン保護の自主ルールづくり」が報告されました。



フィリピン報告では、国、自治体、NGOがパートナシップ協定を結び、
「クリティカル・ハビタット」で住民参加を意識的に進めるなど、
従来の保護区づくりの課題を克服する取り組みが明らかにされました。

琢磨さんは、
青サンゴ群落保護の見学を地元の若い漁師の協力で進めていること、
来年3月5日をサンゴの日としてホテルとのタイアップを検討していることを報告しました。



意見交流では、
ジュゴンネットワーク沖縄の細川さんから、
ジュゴンを低農薬のブランド米にするために農家に働きかけている報告がありました。



また、「保護区は規制」との画一的観念がある中で、海草藻場やもずく栽培など具体的なゾーニングの検討や種の保存法の種指定を先行させることなど議論が深められました。





写真展は150人を超える参加者。
図書館での写真展なので子ども連れの参加者も多く、
署名は約50人から頂きました。有難うございました。


   ジュゴンの保護者より


写真展追記です

受付ではジュゴングッズを販売。
たくさん買っていただきました




“ジュゴンがピンチ(せんたくばさみ)”を、おしゃれに使ってくれた女の子




ヤンバルの森の写真を提供してくださった比嘉さんと一緒に




こちらがヤンバルの森の写真。すばらしい自然の様子。
そしてそれを壊す開発の様子がよくわかりました。




1月、大阪で開催した写真展「うみさんぽ」の写真家。牧志治さんと。
沖縄でお会いできました




来てくださった皆さん、ありがとうございました。

ZAN

お見舞いとお詫び

2011年03月14日 | ジュゴンブログ
東北・関東大震災の被災者の皆さん、
関係者の皆さんに
心から、お見舞い申し上げます。

また、3月12日(日)海勢頭コンサート(名護市国際交流会館)
「ヤンバルの森と海の歌」(名護市文化協会主催)
を楽しみにされていた皆さん。

津波の警戒警報で公共施設が閉館となり
中止になりました。
ここでお詫び申し上げます。

次回は4月23日(土)午後2時30分から
同じ、国際交流会館で行われます。
ご案内申し上げます。