ジュゴン掲示板

ジュゴン保護キャンペーンセンター(SDCC)は日本では沖縄にのみ生息しているジュゴンを守るために活動をしています。

アフガニスタンから女性が来日しました 「アフガニスタンのいま」

2024年06月18日 | 活動報告
RAWA(アフガニスタン女性革命協会)の方が来日され、
RAWAと連帯する会結成20周年記念のスピーキングツアー
”ターリバーンの再支配から早3年 
アフガニスタンのいま 
女性と子どもたち、そして私たち”が
全国で開催されています。
6月15日(土)に大阪PLP会館で開催された講演会に参加してきました。

RAWA(アフガニスタン女性革命協会)とは、
アフガニスタンの首都カーブルで1977年にカーブル大学の学生だったミーナーにより設立された独立系フェミニスト団体。
女性への抑圧の強い社会の中で、結成当初から政教分離・民主主義・平和・女性の人権等を目的とした活動を行ってきた。
ソ連侵攻・内戦・第一次ターリバーン支配・米英軍の空襲とカルザイ大統領からガニー大統領に至る前政権の時代、そして2021年の第2時ターリバーン支配のもとでも一貫してその活動を続けてきた(当日資料より)


そして2004年から、RAWAの活動に連帯し、支援を続けてきたのが
RAWAと連帯する会(RAWA連)です。
最初に共同代表の桐生さんから、ご挨拶がありました。
アフガニスタンでは、RAWAの活動は弾圧されているので、顔写真の撮影はNGです。
アフガニスタンから日本への渡航はかなりの困難をきわめたそうです。
本当に、よく日本に来てくださったと、感謝の気持ちでいっぱいです。


RAWA連共同代表で憲法学者の清末愛砂さんは、
日本国憲法前文をひいて、国際連帯を訴えられました。
「日本国民は、恒久の平和を念願し・・・われらは、全世界の国民が
ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」

清末さんの著書「平和に生きる権利は国境を超える
ぜひお読みください。


会場はイスが足りなくなり立ち見の人が出るほどいっぱいになりました。
シャミームさんから、
旧ソ連、米国の軍事介入により国が疲弊したこと、
カルザイ政権にも多くの問題があったが、2021年以降のタリバーンが
より大胆に女性への制限を強めてきたことなどを伺いました。
少女は7年生以上の教育を受けられず、
女性はほとんどの職業に付けず、家の中に囲い込まれ、
強制婚など、個人の自由に対する制限が課せられ、自己決定権を奪われ、
より良い生活に対する希望や夢を奪われています。

その状況下でRAWAは、ひるむことなく、子どもたちの教育、
秘密の学校(女性たちが学ぶ場)、食料配布、地震被害の救援などの活動を続けています。
平和は闘うことで勝ち取ることが出来る、
自由、社会正義、民主主義を求めて闘い続けるというシャミームさんの
言葉はとても力強かったです。

こういう状況に対して、私たちに出来ることは?という会場からの問いに
シャミールさんは、
1.こういう集会に参加し、現状を知ること
2.RAWAのHPの記事を日本語に訳して広げること
3.メデイアが報道するように働きかけること
の3つを上げられました。


終了後、シャミームさんに、ジュゴングッズをプレゼントし感謝の気持ちを伝えました。
平和な世界を築くために連帯しましょう


思いがあふれてハグ

2001年の米国のアフガニスタン侵攻は、人権や女性の権利のためという美名のもとに
行われたが、実際は米国の利益のための言い訳だったとシャミームさん。
米国を支援した日本政府も無関係ではありません。
アフガンの状況には日本の私たちにも原因があります。
日本政府に対して声を上げ、アフガニスタンの人々と連帯していきましょう。

RAWA連がRAWAメンバーを招聘してくださることで、
貴重なお話しを聴くことが出来ました。
ありがとうございました。

スピーキングツアーは継続中です。
6/21名古屋、6/22室蘭、6/23東京、そして6/24は参議院会館で院内集会があります。
詳しくはRAWA連のHPをご覧ください。

ZAN

今年も ぶどうの木保育園に 出張授業に行ってきました

2024年06月16日 | ジュゴンブログ
こんにちは
今年もぶどうの木保育園に出張授業に行ってきました
暑~い日でしたが、子どもたちに元気をいっぱいもらいました

京都にあるぶどうの木保育園では、年長さんは夏に沖縄へ平和キャンプに出かけます
日々の園での取り組みで、沖縄のことを学んだり、泳ぎを練習したり
着ていくおそろいのTシャツを作ったりと様々な準備が進められています
子どもたちはジュゴンのことをよく知っていて大好きです

平和キャンプ前の取り組みの1つとして、6月13日に出張授業でジュゴンのお話をしてきました

最後に記念撮影、は~い、みんなこっち向いてね~、パチリ


まず最初は“おきなわってどんなところ?”と
植物や動物や自然のこと、食べ物のことをお話します
ウミガメやヤンバルクイナの写真に「わぁ~」と声が上がります


そして“ジュゴンって知ってる?”とじゅごんのあれこれをお話します
ジュゴンのお鼻は、海に潜っている時は閉じてるんだよ
息をするときは海面に顔を出してお鼻を開くんだよ
こどもたちは、え~とびっくりしながら楽しそうな顔になってきます


それからジュゴンクイズ
正解しても、しなくても、なんだか嬉しくてみんな大騒ぎです
そして、沖縄のジュゴンがたいへ~ん
ジュゴンの棲む海を埋め立てて、基地が造られようとしているの
ジュゴンやウミガメやたくさんの生きものたちがいきられなくなっちゃうよ
とお話します

けれど、海を守ろうとがんばっている人たちがたくさんいるんだよ
辺野古の海がホープスポットに選ばれたんだよ
そうお話すると、“ホープスポットーーー”と大きな声で応えてくれました


前回に続き、今年もAKAYのメンバーが参加してくれて
ジュゴンのことを知っているフィリピンの子どもたちのことを話してくれました
フィリピンの子どもたちがダンスを踊っている動画を観ながら
ぶどうの木の子どもたちが一緒に踊ってくれました


お話のおわりに、ジュゴンの折り紙とシールを配りました
喜んでくれてよかった~

お返しに「ぼくらのこころといのちとへいわ」を歌ってくれました
一生懸命のお歌に、元気いっぱいもらいました
ジュゴンが大好きー、という子どもたちに
基地のない自然豊かな ジュゴンが棲む海を残したいです

HopeSpot(ホープスポット)希望の海
子どもたちが未来への希望
















毎月15日はジュゴンの日

2024年06月15日 | ジュゴンブログ
毎月15日はジュゴンの日 明日は沖縄県議選挙ですね お天気大丈夫かな?

 

梅雨前線停滞の影響なのか沖縄は大雨でいたる所で冠水しているそうですお気をつけて!
 晴れ渡った海と空もうすぐだ

   

本土ではツツジからアジサイへと道々の彩りが変化しております
 梅雨入りはだいぶ遅れている模様です 猛暑日きてます
 


もうすぐ6月23日 今年も慰霊の日やってきます 教訓つないでいこう

2024年6月8日 AKAY総会に参加しました(報告)

2024年06月09日 | ジュゴンブログ
こんにちは
紫陽花が見頃ですね。
最近は種類が増えて、いろいろな紫陽花が咲いていますね
6月8日にAKAYの総会に参加してきましたので報告します

AKAYとは:フィリピン・マニラの貧困地域の子どもたちを支えるAKCDF(アバカダ・カユマンギ地域発展基金)を支援し
交流を続けている市民団体です。ジュゴン保護キャンペーンセンター(SDCC)とも交流があります。

総会は、フィリピンとZOOMでつないで開かれました






フィリピンABAKADAのポール・ガランさんから
フィリピンの政治情勢と民衆の運動について報告がありました
「米軍は日本とともにアジアにおけるプレゼンスを強化しており、フィリピンを軍事防衛と戦争演習の足掛かりにしようとしています。
 これに対し、フィリピンの市民運動はPINAS(国家主権のためのフィリピン人連合)を結成しました。
 PINAS議長のシンブラン教授は「ベトナムの外交政策:ASEANモデル」と題した論文の中で次のように述べています。
 米国と中国という二大超大国の競争が激化し、対立が激しくなるこの時代において、フィリピンのような小国は
 大商人と戦争屋の争いに巻き込まれることなく、どうやって自分の道を進んでいくべきなのか。」

「2019年のベトナム国防白書によると、4つのノーは以下の通り。
 第一に、二国間であろうと多国間であろうと、他国に対する軍事同盟を意図してはならない。
 第二に、ある国を他の国に対して支援しないこと」
 第三に、他国に対抗するために外国の軍事基地を使用したり、国土をしようしたりしないこと。
 第四に、外交関係や意見の相違や紛争の解決において、武力の行使や武力の行使の威嚇を行わないこと。」
(日本の防衛白書とは大違いです、、、)

「ASEAN諸国の人々と政府は1971年東南アジア平和・自由・中立地帯宣言(クアラルンプール宣言)と
 1995年東南アジア非核兵器地帯条約を制定しています。
 グローバル資本主義と軍事主義を通じてアジアや世界中の国民を搾取する権力
 (米国、日本、中国)に強く反対しましょう」(抜粋、要約)と締めくくられました。

聴きながら身につまされる、いたたまれない思いがしました
だからこそ、まずは政権交代をと強く思います

SDCCが作成した動画がフィリピンABAKADAでの平和教育セミナーで役立っていると聞き
とても嬉しくなりました。
どの子も私の子の精神で活動されているABAKADAで、こどもたちは元気に成長しています
卒園式の様子を観せてもらい、元気をもらいました
子どもたちは未来への希望

動画はこちら「辺野古の海はHopeSpot希望の海」


ガザのことを思い、即時停戦をと訴えたり
気候危機の影響も受けているというお話もありました

草の根でつながることの大切さ
グローバルな視点を持ち、足元で活動することの重要性
をあらためて実感しました

つながりましょう





第8回ジュゴンオンラインセミナーのご案内「辺野古のサンゴ移植は失敗:絶滅危惧種のオキナワハマサンゴは守れなかった」

2024年06月05日 | イベント案内
辺野古新基地建設の埋め立てにあたって、国は希少種を可能な限り移植するなどして
「最大限配慮する」と強調しています。ところが、2018年に移植された
絶滅危惧種のオキナワハマサンゴ9群体のうち、現在生息しているのは2群体に減り、
うち1群体も部分的な死が確認され、移植されたオキナワハマサンゴは危機に瀕しています。

今回のセミナーでは、サンゴ移植では環境保全措置にならないと警告する
大久保奈弥さん(東京経済大学教授)に、サンゴの生物学やサンゴの移植の
問題点についてお話を伺い、工事による環境破壊についての理解を深め、
世界的にも貴重なサンゴ礁生態系である沖縄の辺野古・大浦を守る取り組みに
つなげたいと思います。

皆さまのお申し込み心よりお待ちしています。

第8回ジュゴンオンラインセミナー
『辺野古のサンゴ移植は失敗:絶滅危惧種のオキナワハマサンゴは守れなかった』

日時:7月21日(日)午後2時~3時半
講師:大久保奈弥さん(東京経済大学教授、サンゴを中心とした海洋生物学研究者)
配信方法:YouTube  チャット機能で質問を受け付けます
お申し込み方法:info@sdcc.jp にメールでご連絡の上、7月19日(金)までに
参加費500円を下記SDCC口座にお振込みください。
入金確認後YouTubeの配信アドレスをお送りします。
(アーカイブ視聴ご希望の場合は7/19以降も受付けいたします)
ゆうちょ銀行 加入者名 ジュゴン保護キャンペーンセンター 
口座番号 00140-9-660199
他行からは 〇一九支店 当座 0660199

*終了後一か月間アーカイブ配信します。