ジュゴン掲示板

ジュゴン保護キャンペーンセンター(SDCC)は日本では沖縄にのみ生息しているジュゴンを守るために活動をしています。

4/28大阪・京橋街頭行動の報告

2013年04月29日 | 活動報告

ポカポカ陽気の4月28日(日)大阪・京橋のOBPへの連絡橋で街頭行動をしました。
ここは、定期的に署名集めをしている場所ですが、この日は
「4・28政府式典に抗議する『屈辱の日』沖縄大会」に連帯し、
4.28がどんな意味を持つ日なのか、大阪でも考えてほしいと、
新聞記事を貼り、通りかかった人たちに声をかけました。


「今日は、政府は主権回復の日って言ってるんですけど・・・」と言いかけると、
「いや~、屈辱の日ですよね」とかえってきたり、
「米軍基地がいっぱいあって、アメリカの言いなりで、そんなんで主権回復って
言えないですよね」には、「ほんまやわ!!」「おかしいよね」と
主権回復の日に、疑問を呈する方も多かったです。


「ジュゴンの海が米軍基地建設で壊されそうなんです」には、「そらあかんわ!!」と
いっぱい署名が集まりました。

埋め立て反対を表明している仲井間知事への応援メッセージも書いてもらいました。



京橋は、いつも反応が良くて、気持ち良く行動できます
次回の街頭行動は、5/26(日)の予定です。

ZAN

4/23 立命館大学に出張授業に行ってきました

2013年04月27日 | 活動報告

4月23日(火)、京都の立命館大学衣笠キャンパスに、出張授業に行ってきました。


昨年10月に引き続き今年度も、池尾靖志さんの、「戦争の歴史と現在」
という講義(法/産業社会/文学部対象)で、お話しさせていただきました。


まずは絶滅に瀕している沖縄のジュゴンのこと、辺野古現地の状況、
SDCCの様々な活動について。


続いて、沖縄ジュゴンと基地問題について。
どうして、沖縄に基地が集中しているのか?
沖縄戦~アメリカの占領~復帰してから現在までの歴史をたどり、
民意に反して進められている新基地建設計画、オスプレイの配備についてお話ししました。


最後に、環境アセスメントについて、IUCN勧告/決議、ジュゴン訴訟、アセス訴訟など、
環境団体や市民の取り組みとその成果をお話しし、SDCCが取り組んでいる署名や
埋立申請に対する意見書提出、知事への応援メッセージへの参加を呼びかけました。

皆さん、とても熱心に聞いてくださいました。
授業後に、多くの学生さんが署名してくれたし、
「基地問題を環境の観点から見るという新しい視点を得た」など
うれしい感想が多かったです。

一方、「戦争と歴史の現在」の講義で、なぜジュゴンの話?
という感想もありました。
今年、10月にも同じ講義(後期)にお話しに来ますので、そのときは、
「ジュゴンを守ることは、環境を守り、平和で豊かな地域を守ること」
ということを、しっかり伝えられるようにしたいと思いました。

ZAN

アースデイでの忘れ物☆

2013年04月26日 | ジュゴンブログ

アースデイ東京では、たくさんの方に、ジュゴングッズを買っていただき
ありがとうございました。ブースが混みあっているときに、
せっかく買っていただいたグッズを持って帰るのを忘れた方がいらっしゃいます。
これがいいかな、こっちのほうがかわいいかもと、選んでくださった
せっかくのグッズです。手元にお届けしたいです。

下記まで、ご連絡いただければ、お送りいたします。

連絡先
メール info@sdcc.jp
お電話 06-6353-0514

このブログに気づいてくださいますように


4/20-21 アースデイ東京2013に行ってきました

2013年04月24日 | 活動報告

今年も、代々木公園で開催された、アースデイ東京にブースを出してきました。
雨模様&激寒ではありましたが、今年も元気に頑張るよ


たくさんの人がやってくるアースデイでは、なんといっても署名集め
辺野古の埋め立て申請が出された中、安倍首相に埋立中止を求める署名を
集めました。
 *署名用紙は、こちらからダウンロードできますので、ご協力お願いします。


「一緒に写真撮ってくださ~い」とジュゴンちゃんは大人気でした。


ジュゴンちゃんから折り紙をもらってうれしそうな男性。


お向かいは、原発国民投票のブース。
今後、原発をどうするのかを決めるのは、政治家?知識人?それとも国民?!


お隣は、北限のジュゴンさんのブース。ジュゴン・ジュゴンでパワーアップ☆


NACS-Jの安部真理子さん。
トークイベントで大浦湾の多様性やジャングサウォッチについてなど、お話しされました。


一日目の昼ごろから降り出した雨が、二日目の朝も止まず
しかも気温が5℃と、4月としては信じがたいほどの低温。
この苦境にもめげず、今日もがんばるぞ。


グッズに雨が当らないよう、机の配置を変えて対応。
さ、さむいよ~。


やっと昼ごろ雨があがって、人も増え署名がどんどん集まるようになりました。


グッズも大人気でしたよ
お母さんと子どもたちが「かわいい~」、「どれにしよう」と
楽しそうに選んでくれてます。


いつもお世話になっている、目崎茂和さん(元南山大学教授、サンゴ礁学)、
安部さんと一緒に。


沖縄県東村高江で、米軍のヘリパッド建設反対運動をされている石原岳さんと。


石原さんは、「県外移設」「埋め立て承認NO」の姿勢を保っている
沖縄県知事への応援メッセージも書いてくださいました。


「どうぞ、海とそこで暮す生命を守ってください。ご英断を期待しています」


ほかにも数枚のメッセージを書いていただきました。
知事への応援メッセージキャンペーンは、はじめたばかり。
これからも、行く先々でメッセージを集めますね。

アースデイは自然や環境問題に興味のある方が集まる一大イベント。
埋め立て申請のことや、名護市の取り組みについて、熱心に聞いて
下さる人が多かったです。新規会員さん、ボランティア希望の方もいて
寒かったけど、とても有意義な2日間でした。

来年は、寒さ対策していかなくちゃ。

ZAN

4月19日政府交渉

2013年04月22日 | ジュゴンブログ
4・19「ジュゴン保護・埋め立て反対」の政府交渉を持ちました。

3月22日に防衛省が申請した「辺野古・大浦湾の埋め立て」について、
沖縄県が6月11日までに補正することを求めている中で持たれました。


防衛省では、業者購入の埋め立て土砂の採取先を明らかにさせることを重点にしました。

共同通信が情報公開請求で「環境アセスメント逃れのために、土砂を業者購入した」(4/5)にしたことが明らかにされたからです。環境アセスメント評価書では1700万㎥という膨大な土砂を九州、瀬戸内海から採取すると曖昧にしていていました。

SDCCは沖縄県に「土砂の業者購入の場合も、採取先を明示させるべきだ」と要請し、今回の申請書の補正指示につながりました。

防衛省は今回の交渉でも「九州、瀬戸内から採取すると書いた」と居直りながらも、「沖縄県にどのように書き直せばよいかを協議中だ」と弁解しました。
申請書の補正をしなければ、申請を却下されるか、再補正の指示をされるかです。防衛省の埋め立て事業がさらに遅れ、大恥をかくだけです。

一方、採取先が明らかになれば、採取先地域の環境保全を求める反対運動が広がるだけです。埋め立て反対の闘いを全国的な運動に広げましょう。


環境省交渉では、沖縄ジュゴンを種の保存法(以下、「法」)に指定することを求めてきました

今、「法」の一部改正議論が始まり、学者、NGOから「指定種の拡大、予算の確保など」の抜本改正を求める声が高まっています。4月19日には種の保存法改正が閣議決定されました。

この動きを背景に、環境省は「2030年までに600種を追加する(現在90種)。沖縄ジュゴンも検討している。しかし、タイムスケジュールは決まっていない」と決意を明らかにしました。

オスプレイの低空飛行訓練の中止を求めて、外務省、防衛省で交渉しました。
低空飛行訓練については「低空飛行訓練は日米安保条約の目的に基づいて行われている」「日米安全基準の合意はある」と居直りましたが、法的な根拠がないこは認めました。

沖縄県が昨年秋に行った「オスプレイの飛行実態の目視調査」については、
「精査し、照合している」と逃げていましたが、
交渉参加者の怒りを前に「ペットボトル落下事件などについては、日米合同委員会で住民の生活を基本に対応して欲しいと要請している」と政府の取り組みを説明しました。
しかし、低空飛行訓練を規制する法制度の確立については
「日米間の政治状況を変えなければ」と、担当レベルでは困難と釈明しました。

海勢頭豊代表から交渉の最後に、
各省の役人に
「安倍首相は4月28日主権回復の日記念式典を準備しているが、
良いことをしてくれた。沖縄県民は怒った。
本土の人も主権が回復していないことを認識すれば大きい。
健全さを取り戻すことになる。頑張ろう」と呼びかけました。


SDCCは埋め立て反対署名を1万筆、11月政府交渉で提出する予定です。沖縄県知事への「埋め立て反対の激励ハガキ」を取り組みます。さらに、5月上旬には沖縄県交渉を準備しています。皆さんのご協力をお願いします。

 ジュゴンの保護者より
(参考)
 琉球新報4月21日 

 沖縄タイムス4月21日

4/11~15 沖縄紀行

2013年04月18日 | ジュゴンブログ


4月11日~15日、関西スタッフ2名と会員さんで、
沖縄本島のあちこちをたずねてきました。


11日は、那覇の街をうろうろ。
国際通りから少し入った浮島通りにある浮島ガーデンでお昼を食べました。
島やさいを使ったタコライス、おいしかったです。
SDCCのリーフレットを置かせていただきました。
牧志にある桜坂劇場にも、リーフレット置いてもらいました。


国際通りの海想
海の生きもののアクセサリーやTシャツなど、すてきなグッズが
いっぱいのお店です。ずっと以前からSDCCのリーフレットを
置いてくださり、署名も集めてくださっています。感謝
大きなジュゴンが目印です。

那覇では、国際平和研究所(大田平和総合研究所)にも行ってきました。
沖縄戦などの貴重な写真がいっぱい展示されていました。
SDCCの以前のリーフレットも大きく引き延ばして、掲示してありました。
感激~


12日は、普天間基地の野嵩ゲートへ。
冷たい雨の中、オスプレイ撤去の座り込みが続いています。
雨がひどくて、持って行ったNO OSPREYのフラッグの写真も
撮れませんでしたが、お昼のお弁当タイムに、少しお話しすることができました。
辺野古の基地反対の運動をしていることを告げると
「私たちが今こんなに頑張れるのは、辺野古の運動があったから。
本当にありがとう」と言ってくださいました。
こちらこそ、毎日の座り込みには、頭が下がります。
オスプレイ絶対に止めましょう。普天間閉鎖させましょう。

「4月なのに、こんなに寒いのははじめて」と、厳しい座り込みが続きます。
どうか、お体にお気をつけて。


次に向かったのは、沖縄市の泡瀬干潟。
生物多様性豊かな素晴らしい干潟が広がっています。
この干潟の埋め立てが進行中なんでやね~ん


ウミエラ館は、泡瀬干潟のすぐそばにあって、干潟を一望できる
すばらしいカフェです。


泡瀬の生きものの写真や、貝の標本がたくさん並べられています。
「ザンノナミダ」発見


写真家の牧志治さんとウミエラ館の館長さんに干潟を案内していただきました。
4/12はちょうど旧暦の3月3日、浜下りの日にあたり、貝採りの家族の姿もちらほら
みかけました。


これは、砂茶碗と呼ばれています。
何だと思いますか?正解はツメタガイという巻貝の卵塊です。
実は、親子でツーショットの写真でした。
たくさんの貝、タコやカニの仲間、海藻、海藻、鳥類・・・。
多種多様な生きものたちの姿は、面白くて、すばらしい。
時を忘れて、生きもの探しに夢中になりました。


ウミエラ館では、リーフレットを置いてくださった上に、
ジュゴンのミニマスコットを販売してくださることになりました。
ウミエラ館に行ったら、ジュゴンマスコットに会えますよ~。


13日は、うるま市の平安座島の浜下りに参加しました。
平安座はSDCCの海勢頭豊代表が神人をつとめる島です。
平安座の沖合700mのところにある、ナンザ岩までみんなで歩いていきます。


東のニライカナイに向かってお祈りします。
太平洋に棲む魚群が平安座に押し寄せてくれと大量豊漁を祈願する行事です。
ジュゴンの海が守られるようにとお祈りしてきました。


14日は、辺野古のテント村へ。
またまた雨で本当にとても寒い
テントでSDCCの署名集めてくださっています。
ありがとうございます


雨が小やみになったすきに、フェンスにリボンを結びに行きました。
このところ、すぐにバナーやリボンが盗られてしまうそうですが、
「やめたら相手の思うつぼ」と、めげずに続けられています。


ここなら、米兵に盗られないからと、木にバナーをくくりつけました。
埋め立てを止めるためのアクションがんばろう

6月末の、「じゅごんの里ツアー」で、また行きますね。


東村の高江に向かう途中、大浦湾の二見から大浦の途中の道で
米軍車両の事故を目撃しました。
米軍の車は、大きいのでとてもこわいです。


高江にある、カフェ山甌でランチ。
風通しが良くて、寒かったけれど、雨の森は命があふれている感じでした。


高江の座り込みテント。
一年の半分は高江にいらっしゃるという大阪から来られている方、去年の12月に
移住してこられた方など、いろんな方とおしゃべりしました。
みんなの力で、オスプレイパッド建設を止めるぞ~。


15日は、一転して暑いほどの好天。名護湾の海の色がきれい
沖縄では、よくネコを見かけました。


名護市営市場に行ってきました。
きれいになって、おしゃれなアジアン雑貨のお店もありました。
お菓子のお店では、シーミー.(清明祭)のお菓子がいっぱい並んでいたので、
お土産に沖縄銘菓を買って帰りました。
名護の街が、もっともっと元気になりますように。

5日間、沖縄の自然と文化に深く触れ、たくさんの人に出会った旅でした。
ありがとうの気持ちでいっぱいです。

ZAN

毎月15日はジュゴンの日♪ 

2013年04月15日 | ジュゴンブログ
毎月15日はジュゴンの日
今週末は恒例の代々木公園アースデイに出店します

  

お気軽にブースに遊びに来て下さいね~
さて、先日12日、沖縄では旧暦の3月3日はサニツ=浜下りの日でした

 

豊穣の海に感謝し海水で身を清め、向こう1年の無病息災を願います
波打ち際で顔や手などを洗います泳ぐにはまたちょっと冷たい

 

最も潮が引く午後2時頃にはサザエ狩りやリーフから釣りをする地元の人が沢山いました
家の下の海もこんなに潮が引いてサンゴがスゴ~イ

   

さぁ行くぞ 我が家も大漁でした感謝感謝 
海の恵み昔から恩恵を受けてきたもの、辺野古の海も同じ。

 

ごちそうさまでした<(_ _)> ペロリ
ジュゴンが棲める素晴らしい自然の海を大切に



沖縄防衛局の思惑は頓挫した。

2013年04月12日 | ジュゴンブログ
今日、4月12日に
沖縄県は辺野古大浦湾の埋め立て申請書を認めず、
沖縄防衛局に補正の指示を出しました。

詳しくは海岸防災課のホームページをご覧ください。

沖縄防衛局は
「アセスメント逃れのために土砂調達で」(中国新聞3/25)
にもあるように、
「埋め立て土砂を事業主体が自ら採取する場合、
採取地でアセスが必要だが、市場などから購入する場合は対象外」を悪用して、
2100万㎥の8割を購入土砂にするとしていました。

したがって、業者からの購入土砂の採取先を明らかにさせることは
乱開発から地域の環境を守る上でも重要なことです。
その時は、砂利採取法を活用した闘いになると思います。

私たちSDCCはすべての土砂の採取先を申請書に明記すべきで、
明記しない場合は公有水面埋立法に基づいて却下することを
沖縄県に要求してきました。

形式審査段階での攻防で、沖縄防衛局の悪巧みはまず頓挫しました。
しかし、さらに焦ってくると思います。

沖縄県は沖縄防衛局に補正した資料を、
6月11日までに提出することを求めています。

次に、
この形式審査が終われば、公告縦覧に移ります。
期間は土、日含めて3週間です。

昨年3月に沖縄県知事が沖縄防衛局に出した意見
「(沖縄防衛局の環境帆讒訴地では)生活環境、
自然環境の保全を図ることは不可能」を鮮明に掲げて、
すべての市民は公告縦覧で意見を出しましょう。

 ジュゴンの保護者より

(参考)
 沖縄タイムス「辺野古埋め立て申請 33項目補正指示」(4月13日)

琉球新報「防衛局に約30項目補正要求 辺野古埋め立て申請で」(4月13日)

琉球朝日放送「辺野古埋め立て申請で 防衛局に33件の補正求める」(4月12日)

読売新聞「政府の辺野古埋め立て申請、沖縄県が補正を要求」(4月12日)

3/31 第13回ジュゴン保護キャンペーンセンター総会 報告

2013年04月06日 | 活動報告


ジュゴン保護キャンペーンセンター(SDCC)第13回総会を、3/31に大阪ドーンセンターで開催しました。
結成以来丸12年、今年度で13年目に入ります。「がんばってきた」という意味では喜んでいいように思いますが、2000年ヨルダンでのIUCN第2回世界自然保護会議でのジュゴン保護決議がいまだ実現していないことも事実です。



SDCC代表の海勢頭豊さんが挨拶。ジュゴンは古来より琉球で竜宮神・平和の神として信仰の対象になってきた。この文化は琉球だけでなく、東アジア全体に広がっていた。しかしその歴史は今は忘れられている。この閉ざされた歴史を思い起こし、武力信仰による権力の系譜にかわる平和と共生の文化を作っていく歴史的な力を、アジア民衆はつくっていく必要がある、とお話しされました。
近日中に、これをテーマにした小説も出版されます。ご期待ください。



続いて、SDCC国際担当で沖縄生物多様性市民ネットワークでも活躍している、吉川秀樹さんより最新の情勢報告がありました。
沖縄防衛局は3/22に辺野古・大浦湾の埋め立て申請を沖縄県に提出しました。しかし①申請書の添付図書である、「環境アセス評価書」に対して仲井真沖縄県知事は「環境保全は不可能」との意見書を出しており、「補正評価書」も小手先の記述の変更だけで、「環境保全は不可能」という結論は変わらない。
②カリフォルニア連邦地裁での「ジュゴン訴訟」判決は、基地建設によっても沖縄ジュゴンの生息環境が維持されることを示すよう求めている。アメリカ国防省は日本のアセスによってそれは示されていると主張しているが、日本のアセスの実態は県知事が「環境保全は不可能」と意見書をだすような内容。さらに米国防省は海草も場の保全と、ジュゴンの歴史的文化的価値について、独自に調査し報告するようもとめられている。文化的価値の証言者として推薦されている人の筆頭は海勢頭豊さんです、とお話しされました。



次に、フィリピンで開催された「ジュゴン保護覚書 第2回締約国会議」にSDCCから参加した仲間より報告がありました。
「ジュゴン保護覚書」はボン条約(移動性野生動物の保護に関する国際条約)の趣旨をジュゴン保護に適用したもので、条約のような法的拘束力はありませんが、ジュゴンを国際的に保護していくうえで、とても重要な枠組みです。
第2回締約国会議では、ジュゴン研究の第1人者のヘレンマーシュ教授より講演があり、「ジュゴンは極めて政治的動物」と強調されました。これは明らかに沖縄のジュゴンを意識したものです。海草しか食べない穏やかなジュゴン。それを「政治的動物」にしているのは辺野古大浦湾を埋め立て基地を作ろうとしている日本政府に他なりません。



報告の最後は、蜷川事務局長より活動総括方針と決算報告。活動の拡大にともないSDCCの財政は火の車。ぜひジュゴンサポーター(ニュース購読会員。年間2000円)になってください。

休憩時間には、ジュゴングッズが大人気でした。その場でニュース購読会員になってくださった方もいました。



休憩をはさんで活動報告と質疑応答です。まず首都圏から報告。



つづいて関西から。プレゼンーションを準備しての報告でした。





質疑応答。沖縄の現状について多く質問が出ました。



また関西より開催事務所の会計報告もしました。関西事務所会計も大変です。
今年度もあちこちに出かけて行って、署名を集めジュゴングッズを販売し、運動を広げお金も稼がないといけません。

埋め立て申請に関しては、埋め立て申請書の形式審査終了後、3週間の広告縦覧がされます。この期間、「利害関係人」はすべて意見書を沖縄県知事に提出できます。辺野古大浦湾の海を愛する人はすべて利害関係人。意見書の書式と記載例は早急にSDCCのwebsire http://www.sdcc.jp にアップします。



総会が終わってからは交流会。移動中に桜ノ宮の夜桜を見ました。海勢頭豊さんを囲んでいい感じの写真が撮れました。
署名と意見書運動で、埋め立て申請を引き伸ばし「握りつぶし」(島津康男さん)、現名護市長の稲嶺進さんを支援します。

来年の桜をよりさわやかな気持ちで見たいものです。

☆じゅごん