ジュゴン掲示板

ジュゴン保護キャンペーンセンター(SDCC)は日本では沖縄にのみ生息しているジュゴンを守るために活動をしています。

2023・4月のじゅごん茶話会の報告です

2023年04月29日 | ジュゴンブログ
GWが始まりましたね
どこかへお出かけされるでしょうか
新緑を楽しみたいですね

さてその前の、4月27日(木)にじゅごん茶話会をひらきました
今回は、初参加の方がありました嬉しいです

選挙をがんばった仲間たち、疲れたー、ではあるものの
いろいろな出会いがあり、これからもがんばるよーと確認し合いました

●いつも通り、まず最初は「辺野古の近況」をシェアします
辺野古ゲート前や安和・塩川、石垣島などでの日々の抗議・阻止行動の様子を紹介

そしてなんといっても、「ジュゴンのフンが見つかった」グッドニュースです
ジュゴンは生きているよー


沖縄・名護市の周辺海域で絶滅危惧種「ジュゴン」のふん見つかる 沖縄県のDNA鑑定で判明 4/6(木)沖縄タイムス

埋め立て工事が強行されている厳しい環境の中、ジュゴンはがんばって生きている
ただちに埋め立てをストップし、辺野古新基地建設は断念し
埋め立てた浅瀬を原状回復して
ジュゴンにに返そう

●それから「ジュゴンのフンが見つかった」をふまえての4月14日の政府交渉(防衛省・環境省)の報告を
詳しくは、こちらのブログから ⇒ 4・14政府交渉の報告(防衛省1)~ジュゴンの糞発見
               ⇒4・14防衛省交渉報告2~軟弱地盤であることを米国は承知しているか
               ⇒4・14政府交渉(環境省①)~大浦湾を海洋保護区に
               ⇒4・14環境省交渉②~やんばるの森を真の世界自然遺産に
               ⇒防衛省が答えられなかった質問

●そして気になる新聞記事ニュースを

知らぬ間につき進められている軍事化、戦争する国へまっしぐら、、、
だまっているわけにはいきません。たとえ小さな一言でもと
みなで大騒ぎハガキを書きました
国会で慎重に審議を、熟慮を
国民的議論をと願います



お茶タイムでひと息
初参加の方に自己紹介をしながら~

●後半は、RAWAと連帯する会のKさんから、3月後半にアフガニスタンへ行って来られた報告を聴きました
8年ぶりのアフガニスタンへ、日本からドバイ経由でカーブルへ
病院や支援している学校を訪れ、連帯する人々との交流をして来られました







米軍が去った後の混乱、再びのタリバン政権下のなかで
人々の暮らしはとても厳しい状況です
女性は抑圧され、教育の場を奪われ、働く場がなく、国外へ逃れる人も多いそうです
病院での薬不足や日々の生活は困窮しているようです
けれど、身の危険がある中でも、決してあきらめず、活動を続ける人々の様子を教えてもらいました

何ができるだろう?
皆で話しました
私たちは、まだ公に声をあげることができる
今のうちに
日本が軍事国家になるのを止めたい


アフガニスタン訪問報告会が北海道、東京、大阪で開催されます
大阪は、5月28日(日)開場13時半 14時~16時半
ドーンセンター・セミナー室です
どうぞご参加ください

●最後のシェアタイムでは
本の紹介があったり
地域での活動の紹介があったり
原発の問題を問いかけてくださったり
つながりたいねー、とかいろいろ
 皆さんのパワーを感じました

次回は、5月25日(木)14時~です


 







アースデイ東京2023 参加報告

2023年04月22日 | ジュゴンブログ
4/15-16、アースデイ東京2023(代々木公園)に参加してきました。
コロナ禍以来、ブースを出していなかったので4年ぶりです。


なんといっても、辺野古近くでジュゴンの糞が見つかったという報道があったばかり。
雨が降っても、雹が降っても、元気にがんばりました。




「辺野古の事テレビとかで見たりはしているんですけど、最近どうなっているんですか?」と聞いてこられる方も多くて、軟弱地盤やHope Spotのこと、30by30(2030年までに生態系の30%を保護区にという目標)のことなど、色々伝えることが出来ました。
中には「高校のとき選択授業で辺野古に行った」という大学生の方もいて、
スタッフ一同「そんな高校があるんだ!すごい!」と感心しました。






ジュゴングッズやサーターアンダギーも大人気!
アースデイのリピーターで、ジュゴンのことを良く知っている男の子も来てくれました。


ミニステージで、Hope Spotのことや署名についてアピールさせてもらいました
真剣に耳を傾けてもらえましたよ~。


そしてジュゴン登場


ジュゴンが配る折り紙に「かわいい~」と声があがります。
やっぱりジュゴン最高


雨上がりの空に、きれいな雲が浮かびました。
みなさん、ありがとうございました。
みんなの声で、ジュゴンを、辺野古の海を守っていきましょう

ZAN

4月14日環境省交渉②~やんばるの森を真の世界自然遺産に

2023年04月19日 | ジュゴンブログ
昨年11月交渉で「19年度版の自然及び文化資源の統合管理計画」の公表を求めました。
やんばる森にある米軍の北部訓練所内の希少種の実態を確認するうえで重要な資料だからです。
日米管理基準では日本政府に提出しなければならないもので、「14年度版」は公表しています。
伊波洋一議員をはじめ厳しい追及の結果、交渉後に「統合管理計画」は提出されました

今回の交渉では、
提出された「19年度版統合管理計画」を世界遺産センターに提出することを求めました
やんばるの森を真の世界自然遺産にするために必要な資料だからです。

環境省は当初「予定はない」などと躊躇しましたが、
世界自然遺産に申請する際に、
米軍からの文書「北部訓練場の自然環境保全に関する米軍との協力」が提出されていること、
14年度版統合管理計画」を使って世界自然遺産を申請していることなどを説明すると、
提出することを了解しました。

また、米軍の演習による自然環境への影響について調査すること。
世界遺産センターやIUCN(国際自然保護連合)に報告すること。

19年「北部訓練場の自然環境保全に関する米軍との協力」文書の全文公開について
外務省が反対している理由を明らかにすること。
 以上を再質問で追及することにしました。

 ジュゴンの保護者より 

4月14日政府交渉(環境省①)~大浦湾を海洋保護区に

2023年04月19日 | ジュゴンブログ
昨年12月、生物多様性条約COP15は昆明・モントリオール生物多様性世界枠組みを採択しました。

  (出所:Science Portal)
とりわけ
2030年までに生物多様性の損失をくい止め、回復傾向に向かわせるために、
保護区として確保すべき最低ラインである30%の陸域・内陸水域・海域を目標にする」
との重要な指標を明らかにしました。また、生物多様性の保持の観点から「重要な地域の損失をほぼゼロにする」を盛り込みました。
これを「30by30(サーティ・バイ・サーティ)」と呼んでいます。

これをふまえて、3月31日に日本政府は「生物多様性国家戦略」を決定しました。

生物多様性条約政府間会議の取り組みに先駆けて市民社会では、
地球上の重要な海域147か所をHope Spotを認定し、保護活動を促進してきました。
名護市東海岸(辺野古大浦湾一帯)が2019年に日本で初めて認定されました。
2019年9月には沖縄県主催で「Hope Spotシンポジウム」が開催されました。
(参照)日本自然保護協会

このような重要な局面下で、
「絶滅危惧種を含む5334種の生物が確認されている大浦湾を海洋保護区の対象に」することを
環境省に求めました。

              (SDCCリーフレット)

今年2月、「生物多様性国家戦略」策定に向けたパブリックコメントに
私たちも意見を出しました。
生物多様性条約COP15をふまえて「生物多様性の観点から重要度の高い海域」を対象にすべきであると。
すでに「海洋生物多様性保全戦略」(環境省2011年3月)をふまえて決定された沿岸域270カ所があるからです。
その沿岸域に沖縄中部・北部(14802)、すなわち大浦湾などが挙げられています。

しかし、環境省は「利害関係者との調整をふまえて検討する。一律は現実的ではない」(「意見募集の結果について」p14 意見84へのコメント)と受け入れていません。

そこで、交渉では、
     ①「利害関係者との調整の判断基準」を明らかにすること
     ②「生物多様性を重視する」とのCOP15の決定をどのように受け止めているのか
     ③絶滅危惧種を含む5334種の生物が確認されている大浦湾をどのように評価しているのか

 と追及しましたが、
環境省はまともな回答ができませんでした。

 再質問で追及します。

 ジュゴンの保護者より



4・14防衛省交渉報告2~軟弱地盤であることを米国は承知しているか

2023年04月18日 | ジュゴンブログ
防衛省交渉のもう一つの重点は、
設計変更が軟弱地盤を改良するものであることを
「米国は承知しているか。了解しているか」
を明らかにさせることでした。


昨年9月に米国連邦議会軍事委員会32人に
「辺野古基地建設中止と普天間飛行場の閉鎖を求める書簡」を送ったことは
10月22日のブログで報告しました。

そして、昨年11月交渉では
「5.辺野古新基地建設予定地の軟弱地盤の存在について
① いつ、国防総省に情報提供をしたのですか。
② 設計変更申請について国防総省の見解を明らかにしてください。」
と追及しました。
具体的な内容はこの11月活動ブログをお読みください。

 防衛省は「書簡については報道で承知している」
「米側との外交上の個々のやり取りは答えられない」と逃げに終始しました。


私たちが送った9月書簡を読んだリード上院軍事委員会委員長が
「(軟弱地盤などの問題を詳述した)書簡に目を通して、現状の理解を努めたい」(沖縄タイムス10月20日)
とインタビューで答えていることから、
軟弱地盤の改良のための設計変更であることが正確に伝わっていないことが明らかになってきました。

今回の追及で防衛省は「設計変更が軟弱地盤の為であることを米側に伝えている」と回答しましたが、
「米側は承知しているか。了解しているか」については答えませんでした。


また、生物多様性豊かな大浦湾の環境保全の為に、
米側は防衛省に「工事音を低減するバブルカーテンの使用や、土砂や泥の流出を少なくするシルトカーテン使用」
提案していましたが、防衛省は実行してはいません。
防衛省はこのことについて「個々には答えられない」と答弁できませんでした。

 上記2点について再質問で追及します。

 ジュゴンの保護者より


4・14政府交渉の報告(防衛省1)~ジュゴンの糞発見

2023年04月18日 | ジュゴンブログ

(沖縄タイムス4月6日) 4月15日ブログに関係記事満載です。

4月14日防衛省・環境省交渉の前段に事前説明会を持ちました。
高良鉄美参議院議員、伊波洋一参議院議員がお忙しい中、参加されました。


事前説明会から交渉までユーチューブで記録しています。ご覧ください。

まず、交渉の重点の一つ、ジュゴンの糞発見について報告します。

昨年7月久志沿岸域で発見された生物の糞が、
沖縄県によってジュゴンの糞であることが確認されました。
(沖縄県「令和4年度ジュゴン保護対策事業報告書の概要について」)


久志沿岸域は埋め立て工事を行っている辺野古沿岸域からわずか数キロ。
「ジュゴンの行方不明は工事とは無関係」「ジュゴンは発見できていない」とする
沖縄防衛局の調査の杜撰さが明らかになりました。
沖縄防衛局と環境省がジュゴンの糞の発見について知ったのは報道の直前。
環境省と沖縄県の連携が弱いのは残念です。 

次に明らかになったことは、
ジュゴンなどの保全策を検討し実施すべき環境監視等委員会のメンバーが行ったことは、
イギリスの科学雑誌に「ジュゴンは絶滅した」と投稿したことだけでした。

科学的な見地を放棄して、基地建設を優先する監視等委員会の役割が
ますます明らかになってきています。
科学的見地を放棄した環境監視等委員3人に、
必死に生きている沖縄ジュゴンが抗議しているのです。 

私たちは沖縄防衛局の調査方針と環境監視等委員会の助言に課題があると追及。
そして、工事の中止と環境監視等委員会で
「久志沿岸域でのジュゴンの糞の発見」について議論すること。
ジュゴンの餌場の保全と、海草藻場の移植の展望を明らかにすることなどを求めました。

環境省、沖縄県は沖縄本島では古宇利島周辺に生息していると判断しています。
古宇利島周辺には土砂作業船がひっきりなしに運行しています。
生き延びているジュゴンには危険です。

土砂作業船が出す水中音は環境影響要因であると防衛省は認めました。
しかし、調査をしていません。
ジュゴンの交信手段の水中音波を妨げることが指摘されてきています。
防衛省が調査しない理由を明らかにすべきです。
土砂作業船の夜間航行は中止すべきです。

 防衛省に再質問を提出します。

 ジュゴンの保護者より



2023.4.14 防衛省・環境省交渉 YOUTUBE配信記録

2023年04月17日 | ジュゴンブログ
2023.4.14 防衛省・環境省交渉のYOUTUBE配信記録です。



長いので必要なところを見てください。音声が、会場ラインアウトからとったものではなく、集音マイクでひろったものなので、お聞きぐるしいのはご容赦ください。
大まかな収録内容は

開始 11分00秒 事前集会開会 海勢頭豊SDCC代表 「月桃」(音声状態悪いです <m(__)m>)
   12分30秒 蜷川SDCC事務局長の論点説明
   27分00秒 吉川SDCC国際担当の世界自然遺産委員会、生物多様性条約COP15の30by30に関わる論点説明
   42分00秒 伊波洋一参議院議員のあいさつ
   44分00秒 補足説明
         休憩
1時間10分00秒 防衛省交渉
2時間20分00秒 防衛省交渉終了
         休憩
2時間42分00秒 環境省交渉
4時間05分00秒 環境省交渉終了

交渉が報道されました。
ジュゴンのふんに防衛省は「事実関係を確認中」公式見解の表明避ける 辺野古の新基地工事海域周辺(琉球新報4/15)


毎月15日はジュゴンの日

2023年04月15日 | ジュゴンブログ
毎月15日はジュゴンの日

   

キター 辺野古にジュゴンがいる証拠 ジュゴンのDNA出ました

   

ジュゴンちゃんやっぱりいるのね ありがとう
 だれか絶滅論文書いてましたっけ 謝って  まずは工事をやめて調査して

  

  

続々とジュゴンの痕跡でてきていますよ ジュゴンが棲む海世界に誇れる海 HOPE SPOT
 
  

何年振りかにジュゴンの姿を見られるかなワクワク 

  

東京代々木公園で今日と明日アースディに久々のブース参加しています
 今日は沖縄も 東京も寒い雨になってるみたいです。
 明日は少し天候も回復しそうなので ぜひ近郊の皆様来場お願いします。お気軽にお立ちよりください


第4回ジュゴンオンラインセミナーのアーカイブ公開します

2023年04月09日 | ジュゴンブログ
ジュゴン保護キャンペーンセンターは、ジュゴンの海、やんばるの森を守ろう!と
連続オンラインセミナーを実施しています。各回参加費500円で視聴を呼びかけていますが、
配信から時間が経ったセミナーアーカイブを公開することにしています。
ぜひご覧ください、そして広げてください。

第4回ジュゴンオンラインセミナー 2023年1月22日
「PFAS汚染が問うているもの」




講師:桜井国俊(沖縄大学名誉教授、沖縄環境ネットワーク世話人、PFASから市民の生命を守る連絡会共同代表)
アーカイブURL
https://youtu.be/L452NOVKxTs


今、全国でPFAS汚染が問題になってきています。
軍事基地がPFAS汚染の原因となっている沖縄ですが、
日本の米軍基地の70 % が沖縄島に集中しています。
桜井さんは“矛盾を沖縄にしわ寄せし、日本政府と本土に暮らす99%の国民の
ほとんどが知らん振りを決め込んでいることーこれこそが構造的差別‼”
とおっしゃっています。

1月22日のセミナーのまとめは、こちらです。
https://blog.goo.ne.jp/sdcc/m/202301
ぜひアーカイブをご覧ください。

ホープスポット・キャンペーン☆辺野古の海はHopeSpot~新たなジュゴンストーリの始まり~ どうぞご参加を(リーフレットとシールを広げよう!)

2023年04月08日 | ジュゴンブログ
辺野古の海でジュゴンのふんが見つかった
  漁業者が見つけたふんを、沖縄県が調べたら
  ジュゴンのDNAが検出されたんだって

ジュゴンはいるよ、生きてるよ~

沖縄・名護市の周辺海域で絶滅危惧種「ジュゴン」のふん見つかる 沖縄県のDNA鑑定で判明 2023年4月6日沖縄タイムス
辺野古付近でジュゴンのふん 沖縄県、国に調査求める 2023年4月6日琉球新報


2023年4月7日朝日新聞

2018年に埋め立て土砂の投入が始まってから、辺野古・大浦湾周辺海域でジュゴンの姿は見られなくなり
どこにいるのか、どうしているのか心配でしたが、良かった
がんばって生きている
私たちもがんばらなくちゃ

辺野古の海はHopeSpot~新たなジュゴンストーリーの始まり~
ホープスポット・キャンペーンにどうぞご参加ください
一緒に新たなジュゴンストーリーを創りましょう
リーフレットとシールを作りました
どうぞ周りに広げてください




土砂搬入を止め、基地建設を中止し
海草藻場が再生したら
ジュゴンは帰ってこれる
リーフレットでは「軍事基地ではなく 海洋保護区に」と呼び掛けています
自然再生の未来創造を

リーフレットとシールを広げてくださる方、事務局までメールでご連絡ください
 送料(+カンパ)でお送りします。お届け先住所、部数を明記ください
 ご連絡をお待ちしています
 メール:info@sdcc.jp



ちゃんぷるニュースVol.127号 7面記事

HopeSpot(ホープスポット)とは:
環境NGOミッション・ブルーは、地球上で最も重要な海域をHopeSpotに認定しています
現在147か所がHope Spotに認定されています
辺野古・大浦湾一帯は2019年に日本で初めて認定されました

辺野古の海は
ジュゴンの棲む海
希望の海
祈りの海
平和の海
守るべき海です
HopeSpot