ジュゴン掲示板

ジュゴン保護キャンペーンセンター(SDCC)は日本では沖縄にのみ生息しているジュゴンを守るために活動をしています。

2/21 アジア非核大会&ピースキャンプ報告会

2015年02月25日 | 活動報告

2月21日(土)、大阪天満橋のドーンセンターで、
AKAY主催のアジア非核大会 IN マニラ・ピースキャンプ(1/8~12)報告会に
ブース参加してきました。
AKAYは、フィリピンの子どもたちの就学支援などを
されていて、毎年フィリピンツアーをされています。
原発は人間らしく生きる権利を奪い、子どもたちが安心して暮らす社会を
壊している、ということで、2011年以降、AKAYは反原発の動きと連帯して
活動されています。


1月9日に、非核バターンや地域の人たちとのフォーラムに参加。
バターン原発は、施設を作ったものの、マルコス政権打倒の政治運動と
反原発運動が結びつき、一度も稼働せず閉鎖された原発で、
今は、燃料棒も撤去され、原子炉内部の見学もできるそうです。


今、フィリピンに稼働している原発はありませんが、
建設計画はたくさんあるそうです。
原発のことをきちんと知ること、世界中でつながることが力になります。


10日、マニラで開催された「環境・正義・平和に関するアジア非核会議」で、
郡山から京都に避難されている萩原さん親子から、避難生活の苦しみや
健康被害への不安が語られました。

フィリピンでは、原発に対する関心は、まだ高くないそうですが、
「原発は無くせる、原発がなくなるまで、がんばりましょう」とのスピーチに
大きな拍手が送られたそうです。


11日は、子どもたちのピースキャンプ。
リパ市のキャンプサイトで、小中高生4人が自作の紙芝居を披露。
日本語をタガログ語に訳してもらって、「私たち子どもが
原発と向き合って、気づいてない人に広めていこう」と呼びかけたそうです。

この日は、日本語で大人も一緒の紙芝居。


見えず、匂いもせす、味もない放射能被害が、よくわかるように、
描いてありますね~

報告の後、参加者同士で、感想や意見交換をしました。
すべての子どもたちの、豊かで安全な未来の為に、大人ががんばること、
そして、子どもたちに原発のことを伝えていくことの重要性を確認しました。


「環境・正義・平和に関するアジア非核会議」で、フィリピン大学の
ローランド・シンブラ教授は、アジアの平和を脅かす事例として
「沖縄や本土における米軍基地の存在は、日本の安全の脅威のみならず、
近隣諸国への脅威にもなっている」
と日本の戦争政策を厳しく批判したそうです。
まさに、環境・正義・平和は、ひとつのこととしてつながっています。

SDCCから辺野古の現状についても、アピールさせてもらいました。

日本で、フィリピンで、世界中で厳しい状況が続いていますが、
環境・正義・平和のために、できることを続けていきましょう

ZAN

[報告] 2・22 辺野古と結び東京行動 

2015年02月24日 | 活動報告

辺野古への基地建設を許さない実行委員会の呼びかけで、
2・22辺野古と結ぶ東京行動に参加しました。
380人が西新宿柏木公園に集まりました。

 
主催者から、新基地はつくらせない。基地建設工事強行を止めよう! と挨拶がありました。

辺野古リレーのメンバーから、現地での抗議行動の報告があり、海保によって、カヌーを
沖合い4Kmに放置されたことも報告がありました。


 新宿の街へデモ行進出発! 

 
先頭が見えないほどの長い行列に、警察官の人数の多さ! 


工事を請け負っている大成建設本社ビルです。
一段と大きな声で ”大成建設ゆるさない”のシュプレヒコール

 
沿道の外国人が手を振って応援してくれています。飛び入りでデモに参加した人もおり、
その中に、かなりの外国人もいたと、後から聞きました。


辺野古と連帯して、新基地建設を撤回させましょう!! 

【報告】2.22辺野古現地県民大会 大阪同時アクション

2015年02月23日 | 活動報告


2/22 沖縄県民大会 同時大阪アクションに参加しました。
SDCCも呼びかけ団体に入っています。

この日、辺野古ゲート前には3000名の県民が集まり、新基地撤回を訴えました。

当日朝、ゲート前行動のリーダー、山城ヒロジさんともう1名が、海兵隊の
セキュリティによって、基地内に引きずり込まれ拘束、その後刑特法違反で
名護警察署に引き渡されるという事態がおこりました。

県民大会は、この海兵隊自らが基地反対の県民運動への嫌悪をむき出しにした
暴挙へ、いっそうの怒りを高める場にもなりました。

米軍が市民3人拘束 辺野古中止訴え集会(琉球新報2/22)



この県民大会につながって、大阪では250名が中之島水上公園に集まりました。





カヌー隊「辺野古ブルー」に応えるため、青の風船やバナーなどをたくさん準備しました。



ジュゴン帽が拡散しています。



ブルーのジュゴン帽も登場しました。



とってもお似合いです。



辺野古現地でカヌー隊などに参加してきた仲間3名から、それぞれ報告がありました。
カヌー隊に参加した仲間は、沖合4kmに海保によって放置される経験を報告しました。



ゲート前で歌われている「We shall over come.」をみんなで歌いました。



SDCCからは、先日の沖縄県及び沖縄防衛局との交渉結果を報告しました。
また山城ヒロジさんらの海兵隊による拘束は、米軍全体の再編の中で、沖縄での基地
確保に懸命な海兵隊の、危機感の表れであると報告しました。

山城さんからは電話でメッセージをいただく予定でしたが、変わって元衆議院議員の
服部良一さんから、現地よりのメッセージを電話でもらいました。



デモに出発。青が目立ちます。



SDCCも青のバナーに、メッセージを貼りました。



辺野古の海の写真も持ちました。「この海を壊さないで!」



「女子パレ」でいい感じだった、
「辺野古の海を埋め立てる?!」「それ、ホンマに言うてんの~」コールもやりました。

米領事館前では、みんなで抗議のシュプレヒコール。硬軟、多様性あるデモでした。





解散地点では、もう一度「We shall over come.」を歌い、シュプレヒコールで締めました。

辺野古新基地建設を撤回させることは、戦争・独裁国家への道をやめさせ平和と民主主義を守ること。
次回はもっともっと集まりましょう。

☆じゅごん

P.S 2/23の琉球新報に、大阪と京都のアクションが掲載されました。





【番外編】 2/19 おきなわ茶会@モモの家の報告~西谷文和さんをお迎えして

2015年02月21日 | ジュゴンブログ
花粉が飛び始めたでしょうか~
春が近づいてくるのは嬉しいのですが

2月19日(木)におきなわ茶会で
西谷文和さんをお迎えしてお話を聴きました。
西谷さんは、アフガン、イラク、シリアなど現地取材を続けてられるジャーナリストです。
イラクの子どもを救う会の代表でもあります。

イラクの子どもを救う会
http://www.nowiraq.com/
イラクの子どもを救う会・ブログ
http://www.nowiraq.com/blog/

辺野古では、新基地建設に向けた作業が止まらない
イスラム国が世界を騒がせ、人質事件は私たちに少なからず衝撃を与え
遠い出来事だと思っていた中東の戦争が、人ごとではなくなってきました

対テロを声高に叫び、自衛隊が強化されていく
戦争する国の仲間入りをしたい日本
安倍政権の暴走・・・
なんとかしたい・・・
そんな思いで、西谷さんのお話を聴きました。


わかりやすくお話ししてくださる西谷さん

イスラム国は、イラク戦争の負の遺産として台頭してきた
反米感情が高まり、テロが起こる
テロに空爆で対抗しても、テロはなくならない
ますます泥沼化していくだけ

太陽政策が必要と西谷さんは言う。
本当にしなくてはいけないのは、テロが生まれる素地を減らしていくこと
飢えや寒さに震える子どもたちを救うこと
市民の暮らしを支えること
武器で平和はつくれない


お話しを聴いた後、みんなで感想をシェア
顔がみえるかたちで話し合うってとても良いです

こんな感想がありました!

とにかく政治を変えたい!ひとりひとりの力をどうやって広げていくか
 あらゆる方法を考えたい。気合い入れてやらな!!

戦争をしたら、責任のない子どもたちが被害にあってしまう。
一部の人間の利権のために…。本当に悲しい。
今の政府がやっているおかしいことにはきちんと「おかしい」と言っていきたい。
おばあちゃんたちは今、「戦前に似ている」と言っていて、危機感を抱いている。
たくさんいろんな人と議論すること、たくさんの人と一緒に考えることが大切だと思う。
実践していきたい。

私たちには、もっともっとできることがある
みんなで力を合わせていきましょう

最後に、3月初めに辺野古に持っていくバナーにメッセージを書いてもらいました。
西谷さんも書いてくれました



次回のおきなわ茶会は、辺野古訪問記の予定です。
またご案内します。







翁長県政の大きな一歩を歓迎する

2015年02月18日 | ジュゴンブログ
2月16日夕方、翁長知事は沖縄防衛局に対して、
辺野古沿岸部に設置したコンクリート製の「トンブロック」が
サンゴ礁を破壊している問題について、
設置作業の停止と設置したブロックを移動しないよう指示をしました。
指示に従わない場合は「取り消しも視野にある」と明言しています
地元紙からの取材に、SDCCとして「大変ありがたい。翁長県政は一歩前に出た」との
コメントを発表しました(沖縄タイムス2月17日)。

この記者会見前の3時間前に、私たちは沖縄県交渉を、
沖縄県が沖縄防衛局に上記の指示文書を手交するために訪れた時には
沖縄防衛局と交渉していました。

午後1時30分からの県交渉には、
知事公室参事兼地域安全政策課長、海岸防災課長、環境政策課出席。
いつもより多い記者の皆さんが取材のために出席。


交渉のポイントは、ボーリング調査でサンゴや海草藻場が破壊されている現状を、
ただちに解決するための対策、沖縄防衛局への具体的な行政指導を明らかにさせることでした。


私たちは翁長県政が1月中旬以降、
沖縄防衛局に対してボーリング調査による環境影響の実態についての照会文書の発送や、
埋め立て承認の取り消しに向けた第三者委員会の発足については評価していますが、
辺野古の現場で闘う人々の思いを共有化しない待ちの姿勢に不満を持っていました。

(翌日のシュワブゲート前抗議行動)

現在進め進められているトンブロックの投入は、
ボーリング調査の範囲を示すフロートを固定するためのものです。
10トンから45トンのコンクリートブロックなどの投入で、
サンゴが破壊されて実態はヘリ基地反対協のダイバーチームや
地元紙の写真などで明らかにはなっていました。
しかし、沖縄県は自ら現場に行き、
その実態を把握する努力をしていませんでした。
そこで、
関係課がチームを組んで北部合同庁舎に常駐して、
ダイバーを雇って実態把握をすることを厳しく求めました。

また、承認書の留意事項に、環境保全の担保としてある
環境監視等委員会(沖縄防衛局内)が機能を果たしていないことは、
中村委員長(横浜国大)が第3回監視等委員会後の記者ブリーフィングで
「委員会の位置づけを見直すべき」との意見を明らかにしたことからも明らかです。

環境監視等委員会の経過などを含めて、今回の沖縄防衛局交渉について
沖縄生物多様性ネットの記事に詳しく掲載されています。

沖縄防衛局が承認書の条件を履行していないことから、
私たちは公有水面埋立法32条2項にもとづきを承認の取り消しを求めました


沖縄県に沖縄防衛局から送付された環境監視等委員会の実施状況の報告書では、
「第2回、第3回委員会に係る資料については準備が整え次第HPに掲載する」と
木で鼻をくくったものであったことが、交渉の翌日分かりました。

午後4時30分から嘉手納町にある沖縄防衛局で交渉をしました。
まず、トンブロックによるサンゴや海草破壊について原状回復を求めました。


トンブロックで破壊されたサンゴなどの原状回復や、
今後のトンブロックの投入計画については議論の最中なので明らかにできない。
オイルフェンスも一部撤去したが、すべて撤去するかどうかも未定だと
無責任な対応に終始しました。

(瀬嵩の浜から見た大浦湾に浮かぶフロート2月17日撮影)
フロートは曲がりくねっていることからも明らかなように、
今後もトンブロックなど重いアンカーを投入することが予想されます。

また、環境監視等委員会の議事録の公開も
至急HPで明らかにするなどと曖昧な回答なので、
第3回委員会後の記者へのブリーフィングで中村委員長が語った内容を追及することで、
以下のことを確認しました。

 昨年10月台風19号の影響でフロートのアンカーでサンゴや海草が破壊されたことをふまえて、
アンカーをより重くする必要があることやソフト面で工夫することなどを
第3回委員会で検討したことを認めました。
すなわち、環境監視等委員会はサンゴや海草藻場の環境保全を検討する役割を
自ら放棄していたことが明らかになりました。

(琉球新報2月17日)

翌日、2月17日、島ぐるみ会議のバス(毎日10時に県庁前からに出発、解散は午後5時30分)に乗って、辺野古のシュワブゲート前の行動に参加しました。

当日、辺野古ブルー(カヌーチーム)15人が長時間拘束。
ゲート前の行動とは別に、大浦湾から早期解放を求める抗議の声をあげました。


2月22日(日)、美ら海を埋め立てさせない!国の横暴、工事に抗議する県民集会が
午後1時から2時、キャンプシュワブ第1ゲート前で行われます。
島ぐるみ会議から送迎バス(県庁前・県民広場より10時出発 1000円)が出ます。

同日、東京では
「仮設」はウソ!? 実は巨大な突堤――
  安倍政権は〝事実上の埋め立て工事″をやめろ!
  辺野古と結ぶ 2.22東京行動@新宿柏木公園(西新宿7)””
   日時 2月22日(日) 13:00開始 13:30デモ出発(予定)
   場所 柏木公園(新宿区西新宿7-13 JR新宿駅下車6分)

   大阪では
  2.22辺野古現地抗議大集会同時大阪アクション
   日時 2月22日(日) 場所 中ノ島水上ステージ
    14:00から集会 14:45からデモ(終点:西梅田公園、途中、アメリカ総領事前抗議)

 翁長県政が大きな一歩を踏み出しました。
 継続的な闘いで、翁長県政のさらに大きな二歩目につなげましょう。

 ジュゴンの保護者より


行ってきました~! 戦争 反対! 愛と平和の女子パレ♡ 

2015年02月16日 | ジュゴンブログ

”戦争赤ん(あかん)!という女子は、赤(ピンクなど赤っぽいもんでもOK)を身につけて集まってな!”
という呼びかけに応えて、行ってきました女子パレ(女子のパレード)


2月15日、大阪南堀江公園に集まった平和を願う女子たち
(男子もOKですよ~)。


主催者からのご挨拶。
集団的自衛権、秘密保護法、原発再稼働、自衛隊の海外派兵、辺野古基地建設・・・、
そんなんアカンよ~、女子は絶対認めません!


SDCCからも、辺野古の状況をアピール。
女も男も、若者も年寄りも、みんな立ち上がるとき!
がんばりましょう


Swing Masaさんの演奏に、おもちゃ楽団の真由美さんの踊り
集会は楽しく盛り上がっていきます。


さあ、デモに出発
クリーム色のジュゴンも、赤いたすきを掛けて。


デモコースは、南の繁華街、若者の集まるアメリカ村を通過。
突然現れた赤い集団に注目が集まりました


続いて御堂筋へ。

憲法解釈変えるって?   
      それほんまに言うてんの?
集団自衛権使うって?        
      それほんまに言うてんの?
何でもかんでも秘密って? 
      それほんまに言うてんの?
事故後も原発動かすて?  
      それほんまに言うてんの?
武器をどんどん売り出すて? 
      それほんまに言うてんの?
うちの子戦争行かすって?
      それほんまに言うてんの?
辺野古に新基地作るって?
      それほんまに言うてんの?

大阪らしく女子らしい、やわらかくて粘り強いコールに、
「9条を平和が守れるのか」と挑発してきた右翼の街宣車も、
戦闘意欲をなくしたらしく、最後には
「言ってることはわかるけど・・・」と去って行きました。


パレード解散地点で。

しなやかに、したたかに、おシャレで楽しい女子パレは、
これからどんどん広がっていきそう。

今回参加しそこねた女子も男子も、また一緒に歩きましょう


ZAN

毎月15日はジュゴンの日♪ 

2015年02月15日 | ジュゴンブログ
毎月15日はジュゴンの日

   

今月は2ヶ月前にOPENしたアグー村をご紹介します
わんさか大浦パークから東へすぐの道を左に入ると・・村はと・・村・・村

   

アグー村です この日は小雨降る平日のせいか人影も、ブタ影もなく。。

   

アグーと思ったらアグーと同じ黒毛のワンちゃん 人懐っこい

   

ヤギと与那国馬もいましたこんにちは~
そこへ「今アグー出しますねぇ~」と飼育係りのお姉さんが

   

出たアグー 本当に黒豚です ランウエィを歩いています
 ブヒ ブヒ ブヒ

   

お腹の大きい臨月のお母さんアグーもいました 一般のブタより産める数は半分なんだそうです。
一度に産む子豚は6匹くらい じゃぁ普通のブタは12匹も産めるんだすごい

   

ジュゴンは3年から7年かけて1頭づつ子育てすると言われているからアグー先輩のように劇的に増やす事は難しい
だから今、ジュゴンが棲めるこの海を海の環境を持続させなきゃいけないのに・・ なんで壊すかぁ

   

またアグーは雑食でなんでも食べるとか。 
「このシークワーサーをかじってから、皮は投げるさ」と。振り返ると社長さん 「やってごらん」
後ろの木になっている実を取りガブリ(酸っぱい)食べかすを投げる

   

わぁ さっきまで寝ていたアグーが取り合って食べてる~。面白い
いつかOPEN出来たらいいなっ「ジュゴン村」










   

2/11 海の生き物を守るフォーラム2015 「海と人間の関わり方~コンクリート文明からの脱却」

2015年02月13日 | 活動報告
海の生き物を守る会のフォーラム
「海と人間の関わり方~コンクリート文明からの脱却」に参加してきました。


まず、海の生き物を守る会の向井宏さん(北海道大学名誉教授)から
フォーラムの趣旨説明されました。
日本の自然海岸率は44%(島嶼部を入れた数字)。
世界でも、もっとも海岸のコンクリート化が行われています。
自然との共生を目指す社会への転換をもとめて、
フォーラムが開催されました。


ひとりめの講演者は、鹿児島大学教授の佐藤正典さん。
有明海の干拓についてのお話しでした。


印象的だったのは、同じ堤防を作るにしても、
「人間が海から陸側に一歩下がると、小さな堤防で済む」
ということ。


続いて、京都大学名誉教授の田中克さん。
東日本大震災で甚大な被害を受けた東北太平洋沿岸域に、
巨大な防潮堤(最大のものでは、高さ14m幅56m)を作る計画が進んでいます。

砂浜・干潟・湿地は、森と海の境界にあり、防潮堤はその
つながりを断ち切るものです。海のそばで暮らしてきた人々にとって、
防潮堤は「ふるさと」の消失を意味します。
津波の被害を防ぐために巨大な防潮堤は必要なのでしょうか?
震災のとき、防潮堤の無いところより、有るところのほうが
死亡率が高かったという報告もあるそうです。


慶應義塾大学教授の大沼あゆみさん。
防潮堤建設を経済の面から検証されました。
宮城県気仙沼市の小泉海岸の防潮堤建設では、
建設費が237億円(環境費用を含まず)に対して
防潮堤が守る国道や農地等の価値は高く見積もって37億円。
(住民は集団移転で住宅はなくなっているので、
守るのは、国道や農地だけ)

もっと必要なところにお金を回したいと思っても、
予算項目が違うと、簡単にはいかないそうです。

防潮堤の寿命は60年。今後維持管理費が将来世代に
大きくのしかかってきます。
グリーンインフラ(自然を活用したインフラ)を使えば、
費用が安く、自然保護にもつながっていきます。


最後に、日本自然保護協会の安部真理子さん。
辺野古・大浦湾で、何度も海草調査・リーフチェックをされています。


環境アセスの問題点を、辺野古の基地建設を例にお話されました。
辺野古アセスでは、事前調査が環境を撹乱したり、
膨大な量の埋め立て土砂がアセスの対象になっていなかったりと
様々な問題点がありました。
そして現在、何トンもあるコンクリートブロックが、
サンゴを踏み潰すなどの環境破壊を行われているのですが、
これもアセス法に違反しないとのこと。
アセスは、環境を守るためのものではなかったのでしょうか?
アセス法の改正が急がれます。


最後の討論。
防潮堤建設では、環境アセスも必要ないとのこと。
この状況を変えるために、ひとりでも多くの人に、
今日のフォーラムの話を伝えましょうとしめくくられました。


司会は京都市在住の歌手江藤ゆう子さん。
素晴らしい歌声も聞かせて下さり、最後はみんなで一緒に歌いました。
「お母さんが子どもに歌を聞かせていると、子どもが大きくなって
反抗期になっても、その歌を聞くと、きっと愛された記憶を思い起こします」と。
歌の力を再確認しました

SDCCはブースを出して、署名集め、グッズ販売をさせていただき、
辺野古の海への関心も、広げることができました。
ありがとうございました

ZAN

くやしい~、辺野古の海を守るためにできることを1つでも!

2015年02月11日 | ジュゴンブログ
くやしい、くやしい
海を壊さないで
基地を造らないで

サンゴが悲鳴を上げてる
コンクリートブロックが海に投入され
海の環境を壊してる

辺野古沖のブロック、サンゴ礁に傷 移設作業用に設置(朝日新聞デジタル)

数日前に届いたニュースレター「NO BASE」No.1145~1148を
読んでいると、涙とともに怒りが込み上げてきた

No.1145
の「ゲート前で…」のメッセージが心を打つ
また「現場に来れない人に」では
現状を知らせて下さいと報道の要請をしようと呼びかけられている
呼びかけに応えて
「辺野古の現状を報道してください。現地を取材し、現状を伝えてください」
とどうぞ意見を送ってください

報道ステーション ご意見・ご感想
http://www.tv-asahi.co.jp/hst/opinion/
TBS NEWS23 ご意見・お問い合わせ
http://www.tbs.co.jp/contact/
関西テレビ スーパーニュースアンカー News投書箱
http://www.ktv.jp/anchor/index.htm

報道して、と意見を送ろう! 辺野古で今起こっていることを多くの人に知ってほしい

No.1146
「日曜だから作業!?」では、カヌー隊など日曜日の行動が休みなのを見計らって
日曜日に作業をし、コンクリートブロックを海に投入し、サンゴ礁を傷つけていることが書かれている。
ほんとうに、愚かなことをしている

No.1147
No.1148

辺野古の今の様子がよくわかります。

辺野古の浜のフェンス“NO BASEギャラリー”へ
バナーも送ってくださいと呼びかけられています

辺野古の浜のフェンス(NO BASEギャラリー)に、バナーを送ろう!

どうぞ何かできることを1つでも

辺野古の海を守れ~


Emiko☆




明日、2/11 フォーラム「海と人間の関わり方を考える ~コンクリート文明からの脱却~」

2015年02月10日 | イベント案内
SDCCもブースを出します。
皆さま、どうぞご参加ください。

海の生き物を守るフォーラム 2015
「海と人間の関わり方を考える ~コンクリート文明からの脱却~」


2015年2月11日(水・祝)13:00~17:20
 場所  クレオ大阪東(大阪市男女共同参画センター東部館)2F音楽室(多目的室)
 大阪府大阪市城東区鴫野西2丁目1-21 06-6965-1200
   
 プログラム

-司会:江藤ゆう子-

趣旨説明 向井宏(海の生き物を守る会 代表)
講演1.「干潟の生き物から見た諫早湾干拓事業」佐藤正典(鹿児島大学教授)
講演2.「有明海再生への提言と防潮堤建設への疑問」田中克(京都大学名誉教授・舞根森里海研究所所長)
ミニコンサート「海と人間を歌う」江藤ゆう子(歌手)
講演3.「経済学から見た防潮堤建設(仮題)」大沼あゆみ(慶應義塾大学教授)
コメント「公共事業の問題点 環境女子会の議論から」安部真理子(日本自然保護協会)

 
 -司会:向井宏-
討論と対話「コンクリート文明をどうするか?」全講演者と会場との討論と対話
 
 参加費  無料
 予約  不要
 問い合わせ  海の生き物を守る会 事務局(075-741-6281)