5月28日、大阪天満橋のドーンセンターで、
南スーダンから帰国して間もないフリージャーナリストの
西谷文和さんの緊急報告会に行ってきました。
自衛隊が撤退したばかりのホットな話題に、たくさんの方の参加がありました。
南スーダンは、2011年にスーダンから独立しましたが、
いまだに、国境線の定まっていないとことがあります。
この部分には油田があり、石油の利権を狙う国々から、
武器や資金の提供を受け続けるため、内戦が続いているそうです。
南スーダンでは、内戦と温暖化(干ばつ)により、飢饉が広がっています。
その影響を一番受けているのは子どもたち。
数十万人の子どもが餓死の危険にさらされています。
「国際社会が緊急に有効な介入を行わなければ、27万5000人近い子供が
餓死する危険性があると、国連は警告した。」
戦争が起こると武器が売れ、死の商人(軍産複合体)が儲かります。
西谷さんは「現代の戦争は、メディアが作る」とおっしゃいます。
たとえば湾岸戦争のときのナイラ証言のように広告によって鼓舞され、
世論誘導されることではじまります。
一方、日本のメディアはどうでしょう。
報道の自由度ランキングは、第二次安倍内閣成立後、どんどん落ちています。
そして、軍事費は急増。
平和を守るためには、私たちは、報道をうのみにするのではなく、
本質をみていかなければなりません。
SDCCは、ブースで署名集め&グッズ販売。
SDCCの活動についてや、6/4牧志治さんのお話し会、じゅごんの里ツアーの
案内をさせていただきました。
西谷さんは最後に、
戦争で傷ついた子どもたちの治療をしている「ドイツ国際平和村」に
日本からたくさんの医師、看護師が参加し感謝されている。人道支援こそが
平和を作ることになる。憎しみの連鎖を、喜び・希望の連鎖に変えていこうと、
お話をしめくくられました。
武力で平和を作ることは出来ません。
希望こそが平和の礎ですね。
西谷さん、主催されたRAWA連のみなさま、
ありがとうございました。
ZAN