9月4日(現地時間)SDCC主催の記者会見を開きました。
稲嶺市長、ジュゴンも参加しています。
先ず、吉川秀樹国際担当が「生物多様性豊かな辺野古の
埋立て計画に“影響なし”とした環境アセスは、意見を出した科学者の
名前の公表すらしない非科学的なものである」と説明。
稲嶺市長は、「日本以外でこんなことは起こり得ないこと。
非民主主義的で、地方自治、人権も脅かされる状況にある。
沖縄は何度も選挙で基地NOの民意を示してきたが、本土の
メディアは沖縄の実情を報道せず、海外でも取り上げられて
いない。だからこの会議で世界に発信することにした。
心を開いて信頼関係を築けば、平和をつくることが出来る。
皆さんも広げてほしい。」と呼びかけられました。
海勢頭豊代表は、「ジュゴンは琉球国の平和、航海安全、
豊穣の神であり、ジュゴンを守ることは、自然を守り人類の
未来を守る闘いである。
今回の会議で、絶対平和のジュゴンの精神を、米国をはじめ
世界の人々に広げたい。」と述べました。
ハワイ在住の映像作家の男性は、「在沖米軍基地の状況がよくわかった。
世界にこの事実を広げ、沖縄が孤立していない事を伝え励ましたい」と発言。
やはりハワイ在住の女性は「はじめて聞いたことだが何か出来ることをしたい。
ジュゴンはどう思っていますか?」とジュゴンに質問。
海勢頭代表が人語を話せないジュゴンの思いを代弁して
「世界平和、豊かな自然と未来を守るために役立ちたい」と答えました。
今回の記者会見はメディアだけでなく、一般の参加者の姿が目立ち、
辺野古が注目されていると感じました。
沖縄に基地を押し付ける政府方針をはっきりと否定し、
未来に、子どもたちのために、豊かな海を残したい
と世界に発信された稲嶺さんの発言は、とても感動的でした。
ZAN