散歩絵 : spazierbilder

記憶箱の中身

アルダーの果穂

2010-03-14 03:46:41 | 自然観察
Alnus glutinosa セイヨウヤマハンノキ、ヨーロッパ・アルダー

ドイツ名:Schwarz-Erle

日本には固有種のAlnus firma(ヤシャブシ)が染色に使われるのだそうだが、このセイヨウヤマハンノキも樹皮、果穂にタンニンが含まれているので黒い染めに使う。


近所の散歩道には結構沢山生えており、この乾いた実の殻はクリスマス頃になると飾り付けにも活躍する。今丁度、房のような雌花が沢山垂れ下がっているのを見かけるが、花粉アレルギー体質の人は近寄りたくないかもしれない。

花粉症といえば統計で見ると、年号の末尾偶数年は花粉の多い年なのだそうだ。理由はあるかどうかは知らない。多分樹木の持っているリズムがたまたま偶数年だったということだろう。
今年は花粉が多い筈だと、花粉症を研究している医者の談。





散歩の度にポケットに一掴み持ち帰って、そのうちに布を染めてみようか。



野生のスノードロップ