去年はコロナロックダウンの間も調子良く制作していたのに、今年に入ってからパチンとスイッチが切れてしまった。3度目のロックダウンはじわじわと気力を侵食して来ていて、背中には子泣き爺の様に取り憑いている凝りがどんどん重くなる。冬眠期である事も影響しているのかもしれない。
この停滞は冬になると胃を壊す事にも関係している。
それならば体に優しいものを作って食べようと言う事で、始めて「発酵あんこ」を仕掛けた。胃がつらくとも少しは甘い物を食べたいので、発酵あんこの登場となった。最近日本食材スーパーマーケットに行くと、乾燥麹も売っているので取り敢えず一つ買って来ておいたのだった。
小豆は近所のオーガニックスーパーマーケットで売っている。日本の小豆の様に良い香りがしないのが残念だけれど仕方ない。
インターネットでバタートーストの上にたっぷりと発酵餡を乗せた、とても魅力的な写真を見てしまったので、パンも焼き、(ここには日本の食パンのようなパンはない)トーストし、発酵あんこを乗せ、そして美味しくいただいた。プロジェクト完了。
今朝はマイナス10度。ダイヤモンドのようにキラキラと舞う粉雪に見惚れていたら、すっかり身体が冷えてしまった。雪の下に氷が張ってツルツル滑るので、5キロも歩くと身体中が緊張で倍くたびれてしまう。それでも雪景色の中を歩くのは楽しい。帰宅してトーストに発酵あんこ乗せを頬張る幸せに感謝する。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます