水曜日なのに、道路にはぎっしり車が並んでいるのに、人影は少ない。
小さな中庭へ入る鉄扉の鍵を開ける。 雨の予報に反して中庭の建物に切り取られた空は青い。
友人一人を展覧会に招待した。
中庭と言っても小さな小さなもので、そこのドアを開けるとギャラリーがある。
今日5月4日からギャラリーも公にドアを開くことが許されることになったが、 8月11日まで、秘密結社を訪ねるような展覧会方式を続けることになった。
時折展示に変化を加えてゆく予定。
これから展覧会の在り方が変わることになるのだろう。
ウィルスと共存の中でどんな事が考えられるのか?
外はライラックの花もそろそろ色褪せ始めている。
私たち人間はウィルスと共存しながら進化してきたそうだ。いや共存というよりウィルスによって進化してきたという。
ペストの後のルネッサンスに見るように歴史の中で苦境は大きなものを生み出してきた。
そんなことを考えながらも
まだ空回りしている。
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