11月1日 Allerheiligen 万聖節(諸聖人の日)は祭日だった。
今年は金曜日に休みを一日とれば四連休なので、そうする人も多かった事だろう。
この日は日本で言えばお盆のようなものでお参りをする事になっている。
この地にお参りする墓があるわけでもないので森参り。
天気ははっきりしないもののうっすらと鈍い陽射しも感じられて雨の降る気配は無かった。
昼ごはん時は静寂そのものだろうと思って見れば、ウォーキングやジョギング、犬の散歩者が森の入り口付近で行き交って忙しい。
それでも森は充分広いのでやがてザクザク、ポキポキと自分が落ち枝を踏みしめる音だけとなる。
切り株に誰が置いたか木箱が乗っていた。(落ち葉しか入っていなかったけれども、こういうのって気になるものだ。)
Strobilurus esculentus
これも食用らしい
冬の茸
まだ出てきたばかりで
可愛らしい傘が開いている
そして夜。
先日仕込んだ林檎酵母を使って見たくて仕方なかったので実験。
スペルト小麦の粉があったのでそれを使ってパンを焼いた。
発酵に随分時間がかかったが(10時間ほど)とても美味しいパンが焼けた。
なんと言っても香が良く、噛み締めるごとにほんのりと甘みを感じる。
林檎の皮や芯を使ってこんなに美味しい物が出来るのなら続いてやらぬ手は無いと、早速林檎を齧りながら壜に仕込む。
更に他の材料を使って酵母を作る実験もしてみよう。
先の媒染作り、果実酒作りに続いて酵母作りが加わって部屋中に壜が並ぶが、酵母のご機嫌伺いも中々楽しい。