今夜も本をまくらに。

山歩きが好き、落語が好き、おいしい物が好き、中島みゆきが好き、
でもやっぱり活字がなければ生きていけない私。

語りつづけろ、届くまで

2012年07月18日 | 「本」のひきだし

ブクログより


サカタ、坂田勇吉。そうだあの坂田だ!

初めては大阪で、二度目は確か北海道でロシアのマフィアとの抗争に巻き込まれた・・・ ただのサラリーマンの坂田だ。
今度は? 某菓子メーカーの営業をやってた。新商品の拡販のため、今回は特にお年寄りをターゲットにするため、東京の下町の老人施設で仕事のような、ボランティアのようなことをやっている。
やっているうちに今度もやっぱり、トラブルに巻き込まれている。
詐欺師が手に入れたお金をめぐって、暴力団や良くない人たちがいっぱいでてきて、どういうわけか坂田がその中心になっている。

坂田ももはや3度目で、度胸も多少ついて、チンピラも驚くほどに堂々と渡り合っている。
刑事に言わすと「暴力団の抗争に巻き込まれやすいタチですな」ということだ。
老人施設が舞台といっても、老人のお金をどうこうするとか、犯罪に巻き込むとか言うわけではないが、なんだかテンポが悪いなぁ。
特に一作目の「走らなあかん、夜明けまで」(思い出した)の息もつかせない展開のイメージが強いので、何だか今回は間延びした感じ。
坂田の恋愛事情も中途半端だなぁ。


語りつづけろ、届くまで / 大沢在昌
★★★☆☆








今日のおべんとう。どん!

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