不適切な表現に該当する恐れがある内容を一部非表示にしています

できることを、できる人が、できるかたちで

京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

誰が市長になるにせよ

2007-11-03 14:37:17 | ニュース

いよいよ明日から大阪市長選挙。4人の有力候補者が出揃って、各政党市議団の推薦・支持なども具体的になってきました。また、この選挙戦期間中に、もしかしたらどこかの新聞で、大阪市長選挙に関する私のコメントが出るかもしれません。

でも、私は今のところ、大阪市長選挙のことがどうとか、結果がどうなればいいとか、あんまり言いたくないです。それはそっちで議論したい人にお任せして、私は今はもっとじっくりと、時間をかけて取り組まなければいけない作業に専念したい、と考えています。

例えば、この間取り組んできたように、青少年会館条例廃止・事業「解体」後の大阪市内各地区の状況を把握し、きちっと現状に関する情報発信を続けていくこと。また、この事態を招くに至った解放教育や人権教育、子どもの人権などに関する理論・施策・実践の問題点を検討し、それを是正する方策を検討すること。さらには、過去の差別の問題その他の人権問題に関する理論・施策・実践のあり方について、その成果と問題点、課題、教訓などを引き出すために、地道な検証作業をすること。あるいは、大阪市の児童館やトモノス(旧・勤労青少年ホーム)、放課後いきいき事業など、その他の子ども施策・青少年施策に関する取り組みに関する地道な検証作業。こういうことにできる限り、エネルギーを注いでいきたい、と思っています。

大阪市長が誰になるにせよ、青少年会館条例廃止・事業「解体」、あるいは、児童館・トモノス廃止という現実は変わらない。また、その現実を引き受けて、過去を検証し、これからの大阪市の子ども施策・青少年施策や人権施策のあり方を考え、提案していくという作業は、誰が市長になったって、私やその仲間の手でやっていかなければいけない。そんな風に私は考えるわけです。

と同時に、中央政界の「政局」がらみで、今回の大阪市長選挙についても、いろいろ市議会各政党も動いているようですが、「中央政界の政局含みの動きが、大阪市の子ども施策や青少年施策、人権施策のあり方を考える上で、どんな関係があるのか?」という風にも思いますね。むしろ、今回の市長選挙で誰か候補者を推薦・支持している大阪市議会の「どの政党」に対しても、これまでの市議会運営のなかで、例えば子ども施策や青少年施策、人権施策などについて、どういう議論を行い、何を実現してきたのかを問いたい、という風に思いますが。また、政党の支持・推薦なしで立候補した市長候補についても、例えば子ども施策や青少年施策、人権施策について、今までの市議会での議論や過去の市長の市政運営のあり方のどこに課題があると思っているのか。それを打ち出してほしいと思いますね。

というような次第で、大阪市長選挙を前にして私が何かをいうのは、今回のブログの記事と、どこかの新聞記事で出そうな話、このくらいで一応「打ち止め」ということにします。選挙戦が終わったら、その結果について、また何か言うかもしれませんが。

<script type="text/javascript"></script> <script src="http://j1.ax.xrea.com/l.j?id=100541685" type="text/javascript"></script> <noscript> AX </noscript>

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 内閣府「青少年育成施策大綱... | トップ | もうすぐアクセス8000回 »
最新の画像もっと見る

ニュース」カテゴリの最新記事