大阪維新の会 議員ら対象の調査で14人がハラスメント申告(NHK関西NEWS WEB 2023年6月16日)
昨日から出ているこのニュースに対して、私が思うことは次の4点。
(1)
この調査をしなければいけなくなった、ことの発端のパワハラ・セクハラ維新府議。
あの人は議員辞職するとか、維新としての処分をするとか。そっちはどうなったのでしょうか?
また、実際に被害にあった維新議員の方へのケア・サポートはどうなっているのでしょうか?
そういう問題が、この維新内部のハラスメント調査報道で隠れてしまってます。
つまり「やってる感の演出」で、ほかの重要な問題が隠れてしまう。
いま「この不祥事対応報道で、またいいように関西圏のマスコミが維新に使われている」感じがします。つまりマスコミを通じて「別の問題」が報道されたり、「なにかやってる感を演出できるようなネタを放り込む」ことで、当初の問題を「隠す」ことができるわけですね。これも「事実隠蔽」の一手法なので、その点をお忘れなく。
(2)
これはあくまでも「大阪維新」の調査で…。
たとえばパワハラ問題は「兵庫維新」でも起きています。
また、不祥事のある議員は大阪・兵庫どころか、日本維新の会全体にいます。
なぜ日本維新の会+関係する地域政党〇〇維新の会すべての調査をしようとしないのでしょうか?
ここでも「やってる感の演出」がただよっています。
(3)
これはあくまでも「大阪維新」の内部調査で、自己申告のようですね。
ということは…。
・「もっとタチの悪い問題」が、この14人の方以外にも「隠れている」危険性が濃厚。
・「大阪維新として、いま公表しても大丈夫と思われる事例」か、例のパワハラ・セクハラ府議のように「隠し通せないくらい悪質事例か。
そのどちらか「だけ」を出してきている恐れが濃厚。
そんな風に私などは受け止めてしまいます。
つまり、ここでも「やっている感の演出」がただよっています。
(4)
最後に、大阪維新の会幹事長=大阪市長、大阪維新の会代表=大阪府知事。
こんな地域政党って、「大政翼賛会の大阪版」なのでしょうか?
そもそも「大政翼賛会の大阪版」自体「解散すべし」と私は言いたくなります。
<追記>一部手を加えたりしていますが、この内容と同趣旨の投稿をフェイスブックにもしました。
また、この私の疑問に維新関係者が反論するのであれば・・・。
(1)本気で大阪維新だけでなく、日本維新も兵庫維新も含めて、「維新」と名の付く政党・会派全体でハラスメントをなくす努力をする。
(2)当初の大阪府議の問題について早急に議員辞職や会派としての処分を行うとともに、被害にあった方へのケア・サポートを大阪維新の会として行う。
(3)「大阪維新の会」は「大政翼賛会ではない」ことを示す。つまり大阪府知事や大阪市長に対して、「あかん政策はあかんねん」とはっきりと物申すことをする。
まあ、この3つのことをきっちりやるまで、「どんな反論も意味がない」と思います。そしておそらく「この3つのうち1つでもできたら上出来で、たぶん、3つともできない・やろうともしない」と私は思っています。