ダンプがめげた

昨日は駐車場増設工事でユンボ２台で解体工事をおこないました。
１２～１３㎡の拡張工事ぐらいでたいそうにありますが、ブロック塀の
下部分に予想していなかった護岸ブロックが出てきてそれを解体するた
めです。一台は壊した塀をダンプに積み込んだり土を掘ったりするもの
ですが、もう１台は護岸ブロックと塀を解体するためのユンボです。
ユンボに直径１０センチ程のハリをつけて、振動を与えてコンクリート
などを解体していきます。私が昼２時頃に行ったときには、塀と護岸ブ
ロックは完璧に解体されて廃材を撤去するだけになっていました。
しばらくすると、例のまさおちゃんが２トンダンプに乗って帰ってきま
した。いつもは上り坂の左にダンプを止めていましたが、昨日は行きす
ぎてＵターンをして下り坂の右にダンプを止めました。０さんが言いま
した。「ダンプがめげた、エンジンを止めたら動かんようになった」。
と言ってダンプのエンジンを止めてコンクリートの廃材を積み込み始め
ました。いつもは上り坂に止めていたのを下り坂にダンプを止めた理由
は積み込んだ後、下り坂を転げるダンプに無理してセルを回してエンジ
ンをかけるようなんです。２トンダンプは２０年間乗っているようなん
ですがそれでも明日修理してくるから、朝が遅れるかもしれんと言って
いました。こんな所にも職人さんのものを大切にする心と、工夫する心
を感じることができます。一年ごとに新車に乗り換える不動産会社の社
長もいるようですが、末端の世界では身を粉にして働き、ものを徹底的
に大切に扱う人もたくさんいるもんなんですね。

千年ホームの不動産　http://www1.ocn.ne.jp/~sennen/index.html

スタッフブログ　http://sennenhome.blog26.fc2.com/