日本人の塩分摂取量は平均１１グラムで、世界的に見てもかなり多い。
しかし、塩分の取りすぎは、高血圧や脳卒中、心筋梗塞につながる。
私も３年前に心筋梗塞気味になり、食事内容を油分の多い食事から野菜
中心に切り替えた。最近はそれに加えて、塩分を取りすぎないようにし
ている。夕食で濃いめの味付けがされていると、味付けがされていない
キャベツと一緒に食べたり、豆腐と一緒に食べるようにして塩分を取り
すぎないようにしている。
野菜中心の食事と、塩分摂取量を押さえることで体重が２年で１０キロ
減り、血液の流れもよくなり息切れを起こすこともなくなった。
料理の味付けで塩分を使う変わりに、わが家ではエノキ氷を作ってそれ
で味付けをするようにしている。２週間に一度、私が作るようにしてい
るが、最近はエノキ氷が切れると督促が来る。
エノキ氷を料理に使うことで塩分量が減り、うまみが出て、血液の流れ
もよくするので一石三丁の効果がある。
広島県呉市では、医師の呼びかけで飲食店を巻き込んだ減塩メニュー作
りが盛んで、今年５月には全国初の「減塩サミット」が開かれた。
キャンペーン開始から１年半後に呉市内の高血圧患者らを対象に実施し
たアンケートでは、８４％が「以前より塩分を控えるようになった」
と解答した。塩分が少ない方が素材の味がわかり、減塩は味覚を鍛える
こともできます。中高年の人は健康維持のためにも、できるだけ減塩料
理に心がけるべきですね。
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