昨日巨人が早々とセリーグペナントレースの覇者になりました。
今年春スタートでつまず、きまさかの連敗続きの毎日。当時は今年の優
勝はだれもがありえないと思った。ところが少しずつ勝ち星をひらって
いつの間にか２位とのゲーム差を１１と広げて、残り試合１１も残して
のぶっちぎりＶ。
今年スタートのつまずきは何だったのだろう。昨年までと違う点は、
巨人の主砲４番バッターラミネスが抜けたことだ。相手ピッチャーにと
ってラミネスがいるのといないのでは大違い、いわば牙を抜かれたライ
オンに見えたのかもしれない。主砲の抜けた巨人はくみやすしと自信を
持って投げ込んでくる。一方巨人打線もここぞと言うときのラミネスの
破壊力に頼りすぎたところがあった。
このラミネスの穴を埋めたのが、キャプテン阿部信之助だった。
阿部の一ふりで何度勝ち星を上げただろう。現在セリーグで打率は３割
３分３厘でトップ、打点１４４は４位、ホームラン２５本は２位。この
数字を見ただけでも、相手ピッチャーに取って一番の強打者に写るはず
だ。頼りになる阿部の存在が、巨人のナインを勇気つけた。
若手では坂本、長野の活躍がとても素晴らしかった。この２人はこれか
らも成長を続けて、巨人を背負っていく存在になるだろう。
海外からの強打者助っ人を呼ばなくても、純血主義で十分に戦える戦力
に育った巨人に拍手を送りたい。
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