明利酒類(めいりしゅるい)は突然の苦境に陥った。
2020年春、新型コロナウイルス感染の拡大を受け、政府が
緊急事態宣言を発令し街の飲食店の客が大幅に減少した。それ
に伴い4~5月の自社の酒の売り上げが前年同月比で、半減し
たのだ。先行きが見えず、全くの闇だった。
・
未曾有の危機に、社長の息子の加藤喬大(33)は勤めていた
東京都内の会社を辞め実家に戻った。「このままでは実家の経
営が傾いてしまう」と決断した。加藤が真っ先に取りかかった
のは「消毒液の代替品」の製造だった。当時、手指を消毒しよ
うと皆が買い求め、店の棚から消毒液が一斉に消えていた。
・
アルコール度数を極限の65%まで高め、「消毒液の代替品」
としても使えるウオッカを製造し販売を始めると、全国で20
万本を売り上げるヒット商品になった。「ありがとう」と書か
れた客からの手紙を朝礼で読み上げ、従業員の活力にした。
・
加藤はこの経験で「会社の強みは酒類の原点であるアルコール
だと気づいた」。翌2021年7月には、1億円以上を投資し
て医薬部外品の消毒液を製造する工場を新設した。新工場で造
る消毒液は現在、全国の医療福祉施設などで利用されている。
・
逆境を乗り越え、国内外で販路を拡大するために次に選んだ新
商品はウイスキーだった。明利酒類は1959年火災で工場が
焼失するまでウイスキーを製造していた。あれから60年ぶり
に出来上がったのはフルーティーなウイスキーだった。会社の
新たな柱として輸出にも力を入れていく覚悟だと話す。
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2020年春、新型コロナウイルス感染の拡大を受け、政府が
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に伴い4~5月の自社の酒の売り上げが前年同月比で、半減し
たのだ。先行きが見えず、全くの闇だった。
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未曾有の危機に、社長の息子の加藤喬大(33)は勤めていた
東京都内の会社を辞め実家に戻った。「このままでは実家の経
営が傾いてしまう」と決断した。加藤が真っ先に取りかかった
のは「消毒液の代替品」の製造だった。当時、手指を消毒しよ
うと皆が買い求め、店の棚から消毒液が一斉に消えていた。
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アルコール度数を極限の65%まで高め、「消毒液の代替品」
としても使えるウオッカを製造し販売を始めると、全国で20
万本を売り上げるヒット商品になった。「ありがとう」と書か
れた客からの手紙を朝礼で読み上げ、従業員の活力にした。
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加藤はこの経験で「会社の強みは酒類の原点であるアルコール
だと気づいた」。翌2021年7月には、1億円以上を投資し
て医薬部外品の消毒液を製造する工場を新設した。新工場で造
る消毒液は現在、全国の医療福祉施設などで利用されている。
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逆境を乗り越え、国内外で販路を拡大するために次に選んだ新
商品はウイスキーだった。明利酒類は1959年火災で工場が
焼失するまでウイスキーを製造していた。あれから60年ぶり
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