究極のエコカーとして注目された燃料電池車。
燃料電池車は、燃料としてタンクに入れた水素を空気中の酸素
と反応させて発電し、モーターを回して走行するため排ガスを
出さない。2014年にトヨタが世界初の市販車「ミライ」を
投入するなどして日本勢が先行してきた。ところがここにきて
、燃料電池車(FCV)の開発に力を入れてきた日本メーカー
だが普及失速で、戦略の見直しを迫られている。
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燃料を供給する水素ステーションの整備が遅れているうえ、電
気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)など
と比べて価格が高いためだ。水素ステーションが少ない不便さ
を我慢してまで燃料自動車を選ぶ理由が見当たらない。
ホンダは2016年にFCVとして投入した「クラリティ」に
PHVモデルを追加し「販売の中心はPHVになる」と会見し
た。PHVモデルの価格は588万円、FCV767万円より
も200万円近く安い。国内販売目標PHVが年間1000台
に対し、FCVは2年以上たっても200台弱にとどまる。
外国とFCVの共同開発を進めてきた日産自動車が、量産化を
当面、見送る方針を示している。
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だが、FCVが生き残る余地はある。活路となりそうなのがバ
スやトラックなどの商用車だ。多くの車が集まる拠点に水素ス
テーションを設ければ、効率的に水素を供給できるためだ。
トヨタはFCVの普及を諦めていない。今年3月には量産型
FCVバスを発売し2年後までに100台の販売を目指す。
セブンイレブンと協力し、商品配送に小型FCVトラックを
利用する取り組みも始める計画だ。きっと日の当たるときが来
る燃料自動車に期待をしたい。トヨタ頑張れ!
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