山口県の長州産業が異業種の酒造業に参入する。
石油給湯器や太陽光発電パネルなどの生産業が本業だが、全国
的な山口県産の日本酒ブームを追い風に、同社が県内で養殖す
るチュウザメの料理とともに、新たな観光資源にしたい。
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参入のきっかけは昨年8月。岡本社長がチョウザメの養殖に使
う水探しで、下関市菊川町の児玉酒造を訪ねた。明治4年創業
の同酒造は、「長門菊川」などの銘柄で親しまれてきたが、高
齢の社長に後継者がおらず、存続の危機にあった。これを知っ
た岡本社長は、児玉酒造の事業継承の検討を行った。
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日本酒の国内消費が伸び悩む中、輸出量は8年連続増加してい
る。「獺祭」が海外でも評判を呼ぶなどしている山口県産日本
酒の出荷量は、全国で唯一11年連続のプラスだった。
長州産業は、2016年からチョウザメの養殖を手がけている
。現在下関市と美祢市の3カ所で1200匹を育てており、高
級食材「キャビア」や魚肉を使った料理開発を計画中だ。
チョウザメの養殖事業と酒造りを連動させれば、新たな和食文
化につながると判断。今年2月に児玉酒造の全株を取得して、
社員7人のチームを発足させた。今月、老朽化した酒造の解体
作業に着手した。来年秋をめどに、新たな酒造と設備を整備し
て、純米大吟醸の醸造を始める予定だ。日本酒とチョウザメ料
理が楽しめるレストランの併設も検討している。
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県酒造組合によると、50年前に県内に140程あった酒造は
現在24までに減少している中、蔵の復活や新規参入といった
動きが次々と出てくるのは山口県は全国的にも珍しい。
異業種長州産業の日本酒造りから目が離せない。
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