12時過ぎに家を出て、水戸市植物公園に春を探しに出掛けた。水戸市民は60歳以上は半額で入場できるそうで、150円也を払った。オーバーブリッジやテラスガーデン付近にはハボタンやビオラなどがあったが、そのほかのものは見ることができずまだ春はそこにはなかった。
カツラの並木を通ると左手に小池があり、水鳥が、中には潜ったりして、5・6羽泳いでいた。池の縁付近には薄氷が残っており、寒そうだった。遠く池の岸にはアオサギが佇んでいた。
鑑賞大温室に入った途端、眼鏡が曇った。カメラのレンズも、これではすぐに、水滴が着くと判断し、入口部に10分ほど居てカメラの温度が上がるのを待ち、中に入った。色鮮やかな植物が綺麗だったが、知らないものが少なくなかった。(左上より、ブーゲンビレア、パキスタキ・ルテア、パボニア、ダンドク、ツンベルギア・マイソレンシス)
熱帯果樹温室に入ると、良く耳にする果樹があったが、同時に、今は、球根ベゴニア展があって、見たこともないベゴニアが凄い艶やかな花を競い合っていた。家で鉢植えにしたことのあるのは木立ベゴニアだったので、それに比し球根ベゴニアの花の豪華さには驚いた。
売店の建屋に入ると、ボケやツバキ、フクジュソウ、クリスマスローズなどの鉢植えが並んでいて、販売されていた。クリスマスローズは初めて見るもので、濃い色のものは一見クロユリのようにも見えたが、花を覗くと全く違っていた。下を向いているので、写真を撮るのは腰が痛い。
売店の脇には喫茶コーナがあったので、そこでアップルパイとコーヒを摂って少し休んだ。3月11日までの土日限定で、慶喜公ゆかりの徳川将軍珈琲セット(ケーキセット900円、コーヒだけは550円)があった。
14時半頃外に出ると、朝は快晴で雲ひとつなかったが、青空に雲が少し出ていた。陽射しの中では暖かいが、カツラの並木道の日陰に入るとやはり肌寒く感じる。水鳥は相変わらずのんびり泳いでいた。
結局、ここにもまだ春は見つけられなかった。兆しはあるが、はっきりと見える形での春ではなかった。もうしばらく本当の春には時間がかかりそうだ。
植物公園を出て、途中、いつもの店でモカコーヒを買って15時帰宅。