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串かつだるま

2017年08月26日 | +大阪

梅田スカイビルから、梅田の街をぶらぶらと南下して... 夜は大阪の串かつを食べよう、ということで北新地にある「串かつだるま」さんに向かいました。

 

入口では名物のおやじさんがお出迎え。^^

大阪名物の串かつは、1929(昭和4)年に「だるま」さんがはじめたもので、新世界に総本店があります。北新地店は、高級クラブ街を入ってすぐのところですが、若い方たちやファミリーが多く、入りやすい雰囲気でした。まだ早い時間でしたが、お店は大賑わい。10分ほど待って2階のテーブル席に案内されました。

とりあえずセットをひとつオーダーし、あとから少しずつ追加することにしました。まずはビールといっしょに、どて焼きが運ばれてきました。これは関東でいうところのもつ煮込みでしょうか。お肉とこんにゃくを味噌味でコトコト煮込んだ一品ですが、お味がよくしみておいしかったです。九条ネギは関西では定番ですね。

ざく切りのキャベツをソースにつけてつまんでいると、串かつのセットがやってきました。器が揚げバットというのがおもしろい。元祖串かつ・アスパラ・天然えび・つくね・貝柱・とんかつ・もち・うずら卵・れんこん・かぼちゃ・ししゃも・いかの12本です。

最近は東京にも大阪の串かつ屋さんがありますが、実は食べたのは今回が初めてです。串かつといえば、関東風の豚肉とたまねぎを交互に刺したものしか知らなかったので、そんなに何本も食べられないでしょ!と思ってましたが、大阪の串かつはまるで別物だということを知りました。

一本一本が小さなひと口サイズで、そもそも元祖串かつが牛肉だということに驚きました。そして衣が薄く、パン粉が細かい。とんかつソースよりもさらりとしたソースにディップしていただくと、おつまみ感覚で何本でもいけそうです。東京のやきとりの感覚に近いでしょうか。

そして衛生上の理由から、ソースは二度付け禁止が鉄則。あとからもっとつけたいな~という時には、キャベツでソースをすくってかけるのだとか。なるほど、それで最初にざく切りキャベツがついてきたのですね。

おなかがいっぱいといいながら、あとから少しずつ好きなものを追加して、結局3人で27本いただきました。私が気に入ったのは、季節限定の鱧(はも)。関西の夏のお味です。

今回大阪の街を歩いて気がついたのは、とにかく串かつ屋さんが多いということ。1ブロックに1軒はあったような気がします。ひょっとしたら、お好み焼きやたこ焼き以上に、大阪で食べられているソウルフードかもしれませんね。

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