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中村佑介展 @あべのハルカス

2017年08月30日 | +大阪

海遊館のあとは、息子とひと足先にあべのハルカスへ。あべのハルカスは、2014年に開業した日本一高いビルで、最上階に展望室があるほか、デパート、オフィス、ホテルなどが入っています。24階の大阪芸術大学スカイキャンパスで開催中の「中村佑介展」(~9月18日まで)を見に行きました。

中村佑介さんは、小説「謎解きはディナーのあとで」「夜は短し歩けよ乙女」などの表紙で知られる、今最も人気のあるイラストレーターのひとりです。ポップでキュートなイラストは、誰もがどこかで見たことがあると思います。

中村さんは本展の会場となった大阪芸術大学デザイン学科ご出身とのこと。本展は活動15周年を記念しての展覧会で、代表作が一堂に展示され、中村さんのこれまでの足跡をたどることができました。なお会場は撮影可となっていました。

中村さんの活動のスタートは、CDジャケットのデザインだそうです。ピンクとベリーの女の子が、スウィーツみたいにキュート♪ ロックやポップスのほか、フォークや演歌のアーティストのアルバムも手掛けられていました。

中村さんの作品は、デジタルなイメージがあったので、イラストのソフトを使って描いているのかな?と思っていましたが、原画はペンを使った手描きで、それをスキャンしてデジタル化し、色付けして仕上げられているようです。会場ではアイディアスケッチや、手描きのペン画も公開されていました。

私が中村さんを知ったのは、やはり「謎解きはディナーのあとで」がきっかけだったと思います。中村さんの作品は、ひと目見てわかる強烈な個性がありますが、それでいて、どこかで見たことがあるような懐かしい気持ちにもなる不思議なイラストです。

本展には展示されていませんでしたが、家にも中村さん表紙の本がありますよ。^^

音楽の教科書の表紙も手掛けていらっしゃるのですね。今どきの教科書はおしゃれですね!

おもちゃ箱をひっくり返したような自由な世界観がすてき。楽しいひとときでした。

24階のエレベーターホールから外の景色が見えました。緑が広がっているのは天王寺動物園。その隣には通天閣が見えました。いつの間にか少し雨が降ったようで、道路は濡れ、空はもやがかかっていました。

17階で待合せして、カフェでひと休みしました。大テーブルしか空いていなくて、椅子をかき集めてすわりましたが、眺めがよく広々として居心地のよい空間でした。

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