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海遊館

2017年08月29日 | +大阪

翌日は、世界最大級の水族館「海遊館」を訪れました。地下鉄大阪港駅から歩いて10分。大観覧車やレゴランドが隣接する、”天保山ハーバービレッジ”にあります。夏休みはものすごく混むので、列に並ばずに入館できるWEBチケットを事前に買っておきました。(詳細はコチラ)

アリューシャン列島のコーナーにいた、キュートなラッコちゃん

海遊館がすごい!と以前から聞いていたので、今回訪れるのを楽しみにしていました。コンセプトはリング・オブ・ファイア(環太平洋火山帯)、リング・オブ・ライフ(環太平洋生命帯)。北極圏・南北アメリカ西海岸・南極圏・オセアニアなど、環太平洋の自然にフォーカスした展示内容となっています。

ユニークなのはその造りで、水槽が複数階にまたがって設けられていて、スロープを下りながら、水辺、水中、海底と各層ごとに観察できるようになっています。陸の上にいるペンギンと水中で泳ぐペンギン、水中を泳ぐ魚と海底でじっとしている魚など、自然に近い環境で観察することができました。

エクアドル熱帯雨林のコーナーにいたカピバラ。近年、温泉につかるカピバラが人気ですが、実はアマゾン川流域のジャングルに生息する動物だということを今回初めて知りました。

南極大陸のコーナーには、キングペンギン、アデリーペンギン、ジェンツーペンギンの3種類がいました。写真はジェンツーペンギン。水から顔を出して泳ぐ時はすいすいといった感じですが、水の中に入るや超スピードでびゅーんと泳ぎます。

太平洋を模した巨大水槽では、魚たちが群れをなしてゆうゆうと泳いでいました。一番大きいのはジンベイザメ。食事の時に、大きな口をがば~っと開けて、大量の水ごとざばざば吸い込む姿は圧巻でした。エサはプランクトンや小魚など。フィルターでこして、横のエラから水だけ出します。

チリの岩礁地帯のコーナーにあったイワシの水槽。一様に群れをなして泳ぎ、幻想的でした。新江ノ島水族館の大水槽で見た時は、大きな魚に見せかけるために集団でうねるように泳ぐ姿が印象的でしたが、イワシだけの水槽では、安心して均一な群れになるのですね。

企画展示にいた、カラフルな熱帯魚たち。

フォークランド諸島のコーナーにいた、イワトビペンギン。黄色い冠毛がチャームポイントです。低いガラスの仕切りがあるだけなので、鳴き声やにおいなど、間近で体感できます。ちょうどお食事タイムでしたが、ペンギンたちがちゃんと順番を守っていて感心しました。右から2番目の、冠毛がないのは子ペンギンです。

南極大陸にいるペンギンとフォークランド諸島にいるペンギンと、生息域によってちゃんと展示が分かれていたり、北極圏に生息するワモンアザラシの展示では、大量の氷を投入していて寒さが体感できたり。正しく楽しく学ぶための工夫が、随所に感じられました。

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