横浜焼売(シウマイ)物語2024

2年ぶり再開。ハマっ子のソウルフードは崎陽軒のシウマイ。漫画書き柴犬溺愛。落語らぶ。晴れ時々ランニング、更新随時

日本一のもみじまんじゅう、笑っちゃいけないミツキーまんじゅう

2013-09-10 | 日常茶話
広島名物。
誰もが知ってるもみじ饅頭。


饅頭というのは土産ものの定番で、むし饅頭も焼き饅頭も、日本全国どこに行っても饅頭だらけ。
正直どこのも同じ、と思ってたんですが
これは本当に美味しいね。

さすが日本一の饅頭に選ばれただけのことはあります。

もみじ饅頭の歴史は古く、
安芸宮島の名所紅葉谷に相応しい菓子をと、もみじ型の焼き饅頭を当地の和菓子職人、高津常助が作り出したとされています。
明治39年(1907)のこと。4年後には商標登録をしたものの、20年の有効期限が過ぎた後、更新されませんでした。
おかげで、その後は焼き型さえあれば、どの店でも製造販売が可能に。これが、結果として生産量を増やし、宮島周辺だけでなく、広島県の名産として発展することとなりました。
…あれ?これって、最近のくまモンブームに似てますね。
独占しないで共有することで競争力がつ気、同時に地域や商品のアピールに繋がったのね。

が、関東圏の我々がもみじ饅頭の名前をきいたのは、おそらく1980年代のお笑いブームのころ。
個人的な意見ですが、
もみじまんじゅう!というギャグからだったので、あまりいい印象じゃありませんでした。(ごめんなさい)
ちょうどその頃、原宿辺りではタレントショップが全盛期。
中には名前だけの子供だましのような商品もあって、もみじ饅頭もその辺りだろう、くらいの認識だったのです。(ごめんなさい)

この時代、観光地、ご当地の数だけ饅頭があって、
お土産、名産といったら、おまんじゅうというのが当たり前でした。

なかでも、最も記憶に残っているお饅頭があります。
東京ディズニーランドの開業当初は、東西線の浦安駅からランドの入り口までは。一般道。
この道路の両脇にはずらりと屋台、屋台、屋台…。
まるでお祭り縁日のにぎわいで、そこで売られていたのが、問題の『ミツキーまんじゅう』
ミッキーじゃなくて、ミツキー。

もういちどいうよ。
ミツキーまんじゅう

当時もっとインターネットが普及していたら、即アップされてたと思う。
明らかにシルエットはそれ(有名なねずみ)だったり、焼き印がそれ(有名なねずみ)だったり。
で、けっこう買い込んでるおばさまや、食べながら歩いているカップルもいました。

もちろんまもなく一斉に撤去。
余談だけど、30年前の日本はこんなもんでしたよ。どこかの国を笑えないぞ。


だから、饅頭のイメージはこのへん止まり。
だったんですが、

それを見事に打ち破ったのが、このもみじ饅頭でございましたよ。
さすがです。という話。

Tさん、お土産確かに受け取ったよ~ありがとう!!

ごちそうさまでした。