横浜焼売(シウマイ)物語2024

2年ぶり再開。ハマっ子のソウルフードは崎陽軒のシウマイ。漫画書き柴犬溺愛。落語らぶ。晴れ時々ランニング、更新随時

若冲を見に福島へ。

2013-09-22 | 旅行、おでかけ


そうだ!福島に行こう!
だって、明日(9月23日)までなんだもん!


早朝横浜を出発。2時間半後には福島に。
おそるべし、JR.おそるべし、東北新幹線。


さすが、人気の美術展です。初めての場所でもこれなら迷いません。




伊藤若冲をメインに江戸絵画最大のコレクションといわれるプライスコレクション。
「かれら」が、はるばるボストンから海を渡って東北を半年かけて巡回中。関東からいちばん近い福島は、最後の開催地です。
おそらくこれだけの江戸絵画の個人コレクションが一堂に会する機会はプライス夫妻が居を構えるアメリカ合衆国以外ではもうないかもしれない、といわれています。
東北の復興の牽引力になれば、という夫妻を始めとする有志の熱い思いが、半年に渡る海外遠征、東北三県の美術館を巡る一大展覧会となったのでした。
詳細はこちらで。

信夫山の麓に建つ県立美術館。
元は、福島大学があったところなのだそうです。

開場時間前にすでに人の列。

そして、閉館時間も19時までに延長。


今回の展覧会で特筆すべき事があるとすれば、子どもにもわかるカテゴリで展示のレイアウトをしていること。ではないでしょうか。
また大人向けの公演会だけでなく、子どもたちが実際に江戸絵画の世界を体感できるワークショップも充実していた、と聞きました。


展示会場は広く、展示総数も相当な量になるにも関わらず、夢中で観覧することができたのは絵の持つエネルギーだけでなく、この展示レイアウトの巧みさ、解説のわかり易さ以外の何物でもありません。気がつけば3時間経ってました。
就学前のお子さん連れも多く見かけました。途中ぐずっている子どもも、あるコーナーの見事な四季草木昆虫掛け軸の前では歓声を上げて、描かれたキリギリスに手を伸ばそうとするのです。絵の持つ生命力のみごとさ、それを生かして展示する事のすばらしさを目の当たりにしました。

これがポスター。伊藤若冲の虎

この対の屏風レプリカ。長沢蘆雪の白と黒の屏風図(等身大)。


この券(大人800円)で、特別展だけでなく常設展まで見ることができます。すばらしい!

特別展は明日まで。
今からでも遅くない!!気になる方は、ぜひ!!

東北新幹線福島駅下車、
タクシーで5分。
バスで8分。